ショパン国際コンクールの結果発表に約3時間待たされ、遂に受賞者発表。
優勝者の名前を聞いて驚きました。
想定外。
2次予選も3次予選も、最終グループの最終演奏者。
演奏時間も日本の深夜の時間帯。後から最終グループの録画を見ようとするも、すでに次のステージへの通過者が発表されるため、最後まで視聴している暇がありませんでした。
ブルース・リウさん(Mr. Bruce (Xiaoyu) Liu)
フランス・パリ生まれ、カナダ国籍、24歳
ファイナルの結果発表を待っている間、コンテスタント12名が集まって、雑談トークをしていた間に、リウさんはジムへ行って体を鍛えているという話をしていました。
今回も、ファイナルの演奏を聴く前、受賞者の発表を待っている間、最終グループの最初の方から録画演奏を聴いていたのですが、最後まで到達しないうちに発表。完全に出遅れました。
もしかしたら2次、3次の審査過程ですでに上位に揚がっていたのかもしれません。
そのリウさんのファイナル演奏をさっき聴きましたが、2次、3次の演奏も聴いておかなければなりません。事前に聴けていなかったことを後悔しています。
指のテクニックが優れていて、軽快なメロディーは飛び跳ねるように華やか、高音部からの流れるようなパッセージも美しい。抑揚を上手く使い分けて、ドラマチック&ダイナミックに仕上げて行きます。細かく聴いているとすごい技術力です。
第三楽章のフィナーレ、リウさんがピアノから手を離した瞬間、まだオーケストラの演奏が数小節残っているのに、観客が待ちきれず立ち上がって拍手と歓声の嵐。
反田さんの時と同じリアクションです。
然し、この拍手がいつまでたっても止まらず、指揮者のボレイコさんがピアノのフタを閉じて終わらせます。
最後の最後の演奏だから、オーケストラに対する賞賛もあるのかもしれませんね。
今回はレベルが高すぎて、審査に難航したようですね。
10/21(日本時間10/22 02:00)からの受賞者コンサートが楽しみです。
2位受賞の反田恭平さんと並ぶブルース・リウさん(右)