ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

NHK Eテレ 追悼 マエストロ 小澤征爾 放送予定

2024-02-18 | クラシック音楽
2024.2.18

昨夜自分のBlogを見たら、過去に私が書いたピアニスト ブーニンのNHK BS放送予定についての投稿にアクセスが100以上あって驚きました。
何かあったのかと情報を探していると、ちょうどその時間に、NHK BSで以前の放送をリメイクした特別編をやっていて、途中から観たのですが、1月初めのサントリーホールで行われたブーニンのコンサートの様子も紹介されていました。コンサートがあったのは知っていましたが、放送予定までは情報を追えません。そのうち再放送があるでしょうね。

ところで、今月、世界の指揮者、小澤征爾さんが亡くなったことを受けて、
今夜、2月18日(日) 21:00~23:30 
NHKのEテレ「クラシック音楽館」で追悼番組が放送される予定です。
2016年10月、サントリーホール30周年記念ガラ・コンサートでウィーンフィルと共演した時の演奏やズービン・メータと共に指揮台に立った演奏等、小澤征爾さんの歴史に残る演奏の模様が紹介されるそうです。

私は1980~90年代に新日本フィルの定期会員になっていたことがあり、友人と毎月東京文化会館へ出かけていたことがあります。
新日本フィルは小澤さんが立ち上げたのでしたね。
小澤さんの指揮で演奏が聴けたのは、数回に一回でしたが、他に、山本直純さん、朝比奈隆さん、井上道義さん等も指揮をされたのを覚えています。
あの頃は、コンツェルトよりシンフォニーを楽しむ傾向にありました。
どの指揮者も個性的なのですが、特に違いを感じたのは、小澤さんが指揮をする日は、オケから緊張の空気が伝わってくる、音の乱れが一切ない。
カリスマ性というのでしょうか。そういうものを強く感じさせる方でした。

小澤さんの指揮で忘れられない曲があります。曲の内容は覚えていません。
プログラムももう手元に残っていませんが、多分、チャールズ・アイブズというアメリカの生命保険会社の経営者が作ったという交響曲(何番か不明)。
各楽器が違うメロディーをバラバラに弾き、はっきり言ってメチャクチャ、騒音にしか聴こえなかった曲です。
その時の小澤さんの指揮が印象的で、指揮台から降りて、それぞれの楽器演奏者の間を周りながら指揮棒を振っていました。
強弱もテンポも情感も何も伝わってこないような曲でしたけど、それでも指揮ができるのか、すごいと思っていました。
今考えると、あのような独創的で複雑な曲を演奏することが、小澤さんやオーケストラの挑戦の一つだったのかもしれません。

小澤征爾さんのご冥福をお祈りいたします。




















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2 コメント

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Unknown (tkgmzt2902)
2024-02-18 16:04:34
あれから一年後のブーニンさん。最後に暮れのサントリーホールでの演奏も放送されました。
夫人は「ここが目標だった、ブーニンが帰ってきた」と涙し、かってのマネジャーも同じことを言っていましたが、ご本人は自分に腹が立つと、まだまだ納得いかないようでした。
それでもたくさんのファンを前にして、一年、もう少しかかるかもしれないが、と向上心をみせていました。
夫人の支えは素晴らしいですね。繊細なブーニンさんには繊細な心を理解できる助けが必要で、その点日本人の奥様はピッタリだと思いました。
大活躍されていた頃の演奏も流されましたが、言葉にできない位素晴らしい音でした。それに向かって納得のいくまで追及されるのでしょうね。
NHKが2年もかけたドキュメンタリー。必ず再放送がありますよね。
Unknown (tocalamusica)
2024-02-18 17:03:02
tkgmzt2902さん、昨夜のブーニンさんの番組をご覧になったのですね。
最後の方でしたが、サントリーホールでの演奏を聴けました。苦労をされてきた音楽家が出す音には、その感情が表れるのですよね。演奏を聴いてちょっと切なくなりました。

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