文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

電子出版の表と裏の部分 (7) 勉強会「セルフパブリッシング狂時代」に参加

2013-04-27 17:36:12 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
日本電子出版協会(JEPA)主催で、2013年4月24日に開催された勉強会に参加をしてきた。この「EPUB25 セルフパブリッシング狂時代」というキャッチはユニークであった。会場は250人以上で満員。参加者には多くの印刷関係の指導者や出版社の方々、組版にかかわる現場の方々が多かったという印象でした。あちこちに知った方々が多かったのもその関係か。

 佐々木大輔さん、いしたにまさきさん、鈴木秀生さんと、高瀬拓史さんmご苦労様でした。
 パネラーの3人及び進行役の方が一生懸命に話を進めていきながら、会場はシンとして静かなもの。
質問も、そんなことに取り組んでいて商売になるのかという、そのような角度の質問だったと思う。
なんともはやという感じでした。

 まず、この題名はややいきすぎだったと思う。電子書籍出版に真面目に取り組んで何とか成果をあげたいと頑張っておられる新進の若手の方々ばかりで、冷静沈着にして好奇心とやる気満々の方々で、これからの日本を背負っていただく方々ばかりです。確かに狂という言葉には最も遠いメンバーです。

 会場に来られた方々もキャッチの意味を知りたくて参加された方々が多いと思います。セルフで作る書籍という概念がよくつかめないまま話が上滑りと感じ、同様にパネラーの方々も会場からの雰囲気で。敏感にそれは感じられていたと思う。でもそれはお互いにやむを得ないことだと考える。1回はこのようなややずれた話を交し合って、それでお互いに気が付くことも多い。

 話はまじめな真っ当な内容で、あくまでも著作者がどのように電子書籍出版に取り組んでいくためには何をなすべきか、何を注意すべきかという筋論であったと思います。blogの重要性が全員から繰り返し述べられたことが印象的で、また、新たな著作者同士のコミュニケーションの重要性と、実際にそれがどのような広がりを持ち出しているのかをとつとつとお話しいただけたのはありがたかったです。

 個人的には、最近ようやっと、電子書籍出版で6冊ほど、「日本の里山の再生を目指す」などの書籍を、すべて自分でkindleダイレクトやibookstoreに掲載をして、日々頑張ってまさに「セルフパブリッシング」に取り組んでいる著作者の一人として、深く共感しました。

 大変勇気づけられる話であり、すでに多数のカテゴリー別に1,000点以上を書き溜めた経験から言って、
Blogの重要性はまったく同感です。今まで発刊した書籍はすべてこの書き溜めためておいたBlogから作り上げています。

 残念なことに、今回の勉強会の参加者の多くは、「セルフパブリッシング狂時代」という言葉に惑わされて、どんなことの話なのだと思って参加した方々が多く、著作者側に立って考えられる方々ではないということだと思います。でもいろいろと気が付かれた方々も多かったのではないかと考えています。
 その点で、今後の電子書籍出版の発展拡大にとても有用な催しであったと考えています。

 


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