goo blog サービス終了のお知らせ 

文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

ミツバチの問題を取り上げた分科会を開催しました

2009-05-24 17:51:47 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
2009-4-25 千葉県佐倉市の敬愛大学のキャンパスで、「ミツバチの激減の現状・原因を考える勉強会」です。 里山とミツバチ問題は、日本の農業にとって奥深いテーマ。秋に再度予定。今回は基礎の勉強会

「里山と水循環」「里山と農業」「里山とミツバチ問題」の3分科会を連続的に開催しました。 60人ほどの参加者で会場はいっぱいとなり、とても熱のこもった分科会となりました。ミツバチの問題では、3つの角度から専門家に話をお願いしました。
①今話題のみつばち問題とは    日本不耕起栽培普及会会長 岩澤 信夫氏   農家の方々への農法に関するコンサルタントとしての立場から   
②セイヨウミツバチとニホンミツバチ (株)イカリ消毒研究員 邑井 良守氏
③研究員でハチ類の専門家      千葉県立中央博物館  宮野 伸也氏
意見交換は分科会代表として、 里山シンポジウム実行委員の荒尾 稔が担当しました。
 欧米では、家畜として飼育され、ナッツの如く受粉対象が3ケ月間同じ種類を受粉させられることによる、各地に蔓延しているストレス原因説が根強く
 しかし日本では、もっと深刻な事態として、ネオニコチノイド系の農薬による壊滅的な被害が重なっているという感じが見えてきた分科会と認識しました。
 一昨年から田んぼの斑点病(原因はカメムシ)対策として空散で撒いている、ニコチン系の農薬、ネオニコチノイド系といわれています。田んぼで大量に使いだされ、ミツバチを含む昆虫が一気にいなくなってきたといわれます
 今年の秋に第2回目を開催予定ですが、節足動物全体が著しい影響を受け、トンボやイナゴがいなくなった。生態系の生き物調査が、対象の昆虫がいなくなって成立しないとまで言われる現場のことを考えると、極めて気の重い状況です。
これからの課題ということで
   

第6回里山シンポジウム全体会が開催されました。

2009-05-24 17:32:18 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
2009/5/17
 千葉県佐倉市志木コミュニティセンターで、第6回里山シンポジウム全体会が開催され、300名以上の参加を得て、滞りなく無事開催されました。
 本年度は「里山と食料と水と木材」というメインテーマです。
サブテーマは、「さとやま空の生態系サービス」ということで、これを「里山からの恵み」と翻訳しなおして、理解しています。
 パネラーとして
食料は、地元佐倉市の酒の醸造元「(株)旭鶴」の杜氏である田中素子さん
水は、「水資源開発問題全国連絡会」共同代表の嶋津暉男さん
木材は、「千葉県農林水産部森林課」課長の伊藤道男さん
コーディネーターとしては江戸川大学の吉田正人さんの構成でパネルデイスカッションを
行い、会場からの質問に回答する形で運営されました。また会場からの直接の質疑応答がなされました。

CBD市民ネット関東地域ミーテイング

2009-05-24 17:09:55 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2009/5/23 渋谷区にある国連大学IF GEIG(地球環境パートナーシッププラザ)にて、
午前の講演の部でセミナーがあり、「ダニとクワガタムシの関係」に関する国立環境研究所の五箇公一さんの講演があり 、午後は
 生物多様性締結国会議担当大使である尾崎久仁子氏や環境省の中島さmんからの講演があり、関東地区での作業部会形成の方々から、それぞれの部会の行動計画の発表と、意見交換があり、終了後有志が近在のオーガニックレストランで懇談会を行った。
 
 若い方々が中心になってほぼ100名。盛況であった。
でも、「生物多様性」とは何かという基本的なところで、絶えず質疑が行われ、関係者からは、前に青よま大学で講座を持つ方の話として、「地球温暖化」コースではあふれるほど若者が殺到するが、現状、生物多様性ではいま一つ今ふたつほど、学生が集まらないとの意見もありました。
 
 具体的な動きにならないもどかしさが随所にほとばしり、名古屋からの名古屋市の運営委員会の担当者からも、地域のNPOや任意団体の動きが鈍いとの感想も