文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

関東地方への本年度(2006-2007)渡来状況(2)

2008-01-03 19:12:12 | 冬期湛水不耕起栽培の現状とこれからの課題
2008-1-3
 カリガネ 埼玉県内の河川に渡来した幼鳥6羽の渡来は、たくさんのカメタハンターの写真を残して11/25頃から、姿を見せなくなってしまっています。残念でしょうがありません。

 埼玉県では、一昨年にはサカツラガンの2羽の渡来もありました。しかし報道されると同時にいなくなってしまっています。

 神奈川県相模川のシジュウガラガン×1羽 の件は不明のままです
 千葉県木更津方面のシジュウガラガン×3羽は、今も現地で元気にしている模様です 

 これ以外での渡来情報は、今のところ届いていません

 ところで
 北海道を経由して日本海側に出現した、ハウガン×25羽の群れは
 関東地方を含めて、全国からのカメタハンターに追い回されてしまっている状況だと聞かされています。 
 秋田県の八郎潟にいたかと思えば、山形県、新潟県と、それこそふらふらと移動しています。執拗なカメラマンの接近撮影に神経をとがらせている様が目に見えるようです

 最近の超望遠カメラでは、ピント合わせに赤外線を照射して、しかも大きな鳥なら眼に
焦点を当てるとのことです。この明かりは人に例えれば強烈なフラッシュを浴び続けるに等しく、強烈な恐怖心を与えてしまします。
 しかも、その接近する姿は、背を丸め、長い三脚と鉄砲の筒としか見えない超望遠カメラをもった、異常な動き方をする人として記憶され、舞い立つと2度とその場にはよっりつかなくなります。

 ガン類は異常なほど光を嫌うことが知れています。
蕪栗沼でも、伊豆沼でも八郎潟でも、鴈類のねぐらはほぼ真っ暗なところです

 関東地方、利根川下流域に第2の雁・白鳥・鴨の大規模越冬地形成の計画でいえば、何とか雁類のねぐらを形成したいのですが、そのとても対応の困難な課題を抱えてしまったという認識でおります

 カメラハンターの皆様
 温かい、ご支援とご協力を改めてよろしくお願い申し上げます




 

毎年1月2日は金沢文庫小柴漁協から乗合。今年はアジ釣り(2)

2008-01-03 18:01:10 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
2008-1-3
今の時期、アジの釣り場は俗称「久里浜沖」80m~100mたちです。朝7時30分、はやぶさ丸にて15人で出発。30分で観音埼灯台沖で約30隻の同じ乗合船の集団に参加。イワシのコマセに、2号はりにイカの赤染をつけ、60m下に投入。釣れません。釣れません。だれも型を見ない。ここは中型が多数出るところですが。
 そこでハヤブサ丸は集団を抜けて韋駄天走り、久里浜から金谷へのフエリー航路から南2kmほど先の「小さな根っこ」へ、たった1隻。ぐるぐる20分ほど走って急ブレーキ。投入です。ここではじめて20cm級が出だし、次いで入れ食いに。
 しかし、100m立ちで小さいのでは不満が出て、1時間ほどで少し戻って10隻程度の乗合船のグループへ。結局だめでもとの根へ。すぐに小アジですが入れ食いに。そのころから
どこともなく乗合船が続々と集まってきて、周辺に、後ろへぴたっとついて釣りはじめました。釣れなくてまいったのでしょうが。しばらくは我慢していましたが、やっと30分ほどたって周囲の船でも、コマセが利いてつれはじめました様です。
 ハヤブサ丸は、釣れる場所を探して動き回る船宿として著名です。いつかはめちゃめちゃ動いて1日中、ほとんど遊覧船化したことも経験しています。でも船宿みたいななりわい(生業)では、この徹底したサービス精神がとてもとても重要です。ですから好きです。
 午後になって潮が動いたとの船頭の判断で、先ほどの根から、1隻で動いて1km程離れた80mたちへ。またもぐるぐるまわってまわって急ブレーキ、そこで突然大物(35cm以上)、中もの(28以上)が釣れ始めました。ここは結局1隻だけで独占となりました。
 私にも37、35、34cm級が来て満喫。ものすごく脂がのって、丸々太っています。
 今回の2つの根の探索。そこには間違いなく根に付いた魚がいるということがとても重要で、GPSを使って緻密に記録を蓄積しておき、本日のように誰も釣れないときに、その根を一つひとつ探って漁探で状況を観察し、この根の魚は食うということを察知する能力が、船頭さんのパワーです

 久里浜沖は、東京湾のまさにひょうたんのくびれたような箇所にあたります。潮が動くととても速い流れとなります。そのために潮も海水温も一気に変化をします。
 ところで、2日は小潮で午前中は流れず、汲んだ海水が手を切るように冷たかった。ところが午後になって潮が動いてからはとても温かい海水に一気に変わりました。
 そこで一気にアジが餌を追い出した感じです。しかも、ここの鰺は、こませについていて、餌付けをされている状況ですから、年末の大荒れと、31,1日の船宿の休日が重なって、餌を追いやすい状況にあったと考えられます。

 本日は正月ということで午後2時沖あがりは計算外で、とても残念でした。
 アジの中、大型では、正確に底から2mをキープすれば喰いますが、あげられる数はベテランとでは大きな差がでます。俗にいう手返しの時間差です。私は8かけて5匹。隣の方は12、左の方は10と大きな違いで、残念です。一連を流れるように対処していて見事です。
 今の時期は、海底から上、ちょうど2mです。正確にそこで餌を振れば、喰ってくれます。ただ弾丸のように飛んできて餌を(赤タン)加えて走ります。自分で勝手に針にかかりますので、それを待っていればよいのです。ただ問題が、そのために餌に当たる上下の幅が10cm程度ということが鍵のごとくです。そこがわかりさえすれば。 
 とてもとても30年経験しても、とても奥が深くて、やめられません。

 

毎年1月2日は金沢文庫小柴漁協から乗合で、今年はアジ釣り(1)

2008-01-03 17:12:07 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
2008-1-3
 朝、4時29分発田端発で横浜経由金沢文庫へ。迎えの船宿の車で現地へ。毎年顔なじみの方を交えて、スミイカ釣りとアジ釣りに分かれて。ここ2年スミイカ釣りでしたので今年はアジ釣りに。
 いろいろな話を聞きました。小柴といえば「しゃこ」で著名です。ところが3年前から絶不調で、禁漁に。なんでも今年も何度か試し漁を行ってみたが、はかばかしくないとの事。原因は不明ということです。
 何十件ものシャコ専門の漁師は、季節季節で獲物を何でも取って生計をつなごうと頑張っているそうですが、とても大変とのこと。
 昨年の秋には、突然サバの大群が東京湾内に入りこみ、活気を呈したということです。
また、「中の瀬」の浚渫工事が終わり、漁船や乗り合い船が入れるようになって、30cm級の「カサゴ」が大量に上がったが、1週間で終わった話も聞かされました。

 不漁の原因としては、ここ4年以前から主体漁場であった「中の瀬」での航路の浚渫が考えられます。深く掘り下げる訳ですから、シャコ等の生育に良い分けがありません。でも昨年終了しましたので、今年はどうか…
 さらに、三海堡の解体工事がありました。これにより潮の流れの変化が考えられます。
次いで、東京湾への多摩川を介して、河川改修で上流域からの大雨時の濁水(都市下水も何もかも一緒の)が、中の瀬から小柴漁協内まで真水化してしまう現象の大量流入(これが一番危ない)。などなど。
 さらに羽田空港の第4滑走路の新設工事の影響等。

 どこもかしこも、漁業もおなじ、なりわい(生業)ビジネスは外的条件の変化でとても厳しい時代に入っている、そのひとつと感じました

 小柴漁協で、乗合船団が発進する前のスナップ



東京上野不忍池での餌付け実質禁止の話(2)

2008-01-03 17:09:56 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
2008-1-3
2007-12-31日の午後、家族とアメ横で、正月用品の入手で、年内最後の買い物を済ませた後、どうせだからと言って、上野不忍池を見てきました。
 東京都が12月の上旬に、実質的に餌やりを中止するよう呼びかけられた内容は、ほとんどのマスコミが大きく取り合げられ話題となりました。
 ここに渡来して越冬している、オナガガモやキンクロハジロ等、2,000羽近い各種鴨の、その後の様子を見に、不忍池を1周して見てきました。
 まず、一人として餌を与えるような方々がおらず、土手上にいる鴨もほとんど見当たりません。禁止のPRは徹底して周知もされていると感じました。
 結果としては、鴨の数は大幅に減少しているように感じました。特にオナガガモは減少し1/3以下に。ヒドリガモは姿を消しました。でもキンクロハジロは昨年と同様の数のままでした。ボート池は600羽近いキンクロハジロばかりで、しかもその多くは昼間から頭を背に回して、体をふくらましたまま、眠っていました。明らかに何も食べず衰弱した状態の個体が多数とみて取れます。このままだと餓死する個体が続出する恐れが大きいと思います。湖面は真白に見えます。なぜかユリカモメ及びオオセグロカモメばかりがめだちゃいます
 しかも、上野動物園内で繁殖しているウミネコが何羽も姿を見せて、異様な泣き声で鳴き交わしています。
 オナガガモやヒドリガモ、ハシビロガモ、カルガモなど水面採餌型の鴨たちは、比較的にどこででも餌を探せます。12月初めでしたので、移動できる個体は立ち去った模様です
 しかし、キンクロハジロ(大好きな主食はシジミ類)などは、都内に最適な餌場などほとんど存在しません・人に依存して、ペット化してしまった個体は生きていく方法がなく、結果として餓死せざるを得ないと考えられています。
 都内でキンクロハジロが自然採餌ができる箇所は、皇居外堀でも四ツ谷濠、日比谷公園、馬場崎公園濠、浜離宮内程度と理解しています

 なぜ今の時期に、東京都の担当課が急に強硬に「餌付け実質禁止」をいいだしたのか、また理由として専門家が一様に首をかしげる「メタボリックガモ」のことを言いつのるのか?
 それは、オリンピック誘致を目標として、市民と渡り鳥との餌付け行為を、外国の方に見せたくない、東京での問題点と感じ、何らかの理由で危険視する理由があるからかもしれません。
 少なくとも欧米で普通にみられる、湖畔での市民と水鳥の餌やりの風景を考えると
やや暴走しているのではと考えてしまいます。石原都知事の見解を聞きたいところです

 もうしこし。経過を見守りたいと考えています。