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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

新潟県阿賀野市ささがみのふゆみずたんぼを調査団で

2005-09-18 21:48:32 | 冬期湛水不耕起栽培の現状とこれからの課題
05/08/22-23両日、新潟で"有機の里"として、本年度の農業大賞を受賞したばかりです。同時に日本有数の白鳥渡来地でもあります。白鳥の餌付けで著名になった瓢湖も、阿賀野市にあります。
 ふゆみずたんぼの先進的な導入及び普及が力強く始まっています。
 今回は、ふゆみずたんぼ研究グループとして、大学、農林試験所、田尻町町役場、日本雁を保護する会のメンバーなどが合同して調査に伺ったものです。
 新潟潟県阿賀市笹神のJAささがみを、20名で訪問し、JAささがみの有機農業の指導者であり、実践者でもある石塚さんに案内されて、ささがみ農協管内の各施設を見学し、その後、石塚様からパワーポイントを利用した説明も受けました。
(1) まず案内された箇所が、豆腐工場。ここは笹神で減反対策として植えられている大豆を使って、主に東京の産直センターあてと地域向けに作成。随所の工夫と有力な作り手のノウハウもあって、現在順調に推移中とのこと。ともかう美味しかった。同時に設備に智恵が随所に感じられました
(2) 有機堆肥作成工場 bmw菌をベースに管内の畜産農家からの排泄物と、(1)の豆腐工場から大量に出るオカラ、それと主原料としてモミガラを使った有機堆肥肥料工場を見学。ともかく農家への費用の配分や集荷方法にも、にものすごくきめ細かい配慮をしていることがよく分かりました。
(3) 更に石塚さんの田んぼの見学と簡単な調査(2日目に詳細調査を行った)
 石塚さんの田んぼを含め、有機認証を得ている田んぼ等は、全域が有機の田んぼや畑として、基本堆肥は、すべて(2)の工場で製造して安く農家へ供給されてい流モノを利用。正に地域の完全リサイクルを目指した地道な努力には頭が下ります。
(4) この地域には瓢湖からの白鳥が、200-300羽の群れで、特にふゆみずたんぼになった箇所では、夜間にも留まり、正に塒となってきているそうです。管内各地のふゆみずたんぼは、着実に増えつつあるそうです

焼却・破砕施設を新設する(2)

2005-09-18 17:43:46 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
 桜宮自然公園に隣接する産業廃棄物処理施設は、標高44mの高台に、焼却・破砕施設を設け、高さ30mの煙突から1日20時間のペースで産業廃棄物処や一般ゴミを焼却する中間処理場とのことです。さらに破砕音をがんがんと。
 ㈱トーホークリーンは、都内の各市町村と幅非広く産業廃棄物処理の業者申請を
行っております。
 分厚い申請書からは、何が何でも産業廃棄物処理施設を作るという決意は伝わってきています。
 多古町では初めての中間処理場であり、はじめは小規模であっても、すでに周辺地域の山林の買収を進めています。将来は大規模化する可能性も憂慮されます。
 当然、亜硫酸ガス等によって周辺の山林の木々に深刻な影響をも与えていくことが懸念されます。
  
 これから多古町を中心にして反対運動が盛り上がっていくと思われます。 

千葉県多古町桜宮自然公園隣接地に産業廃棄物処理施設が

2005-09-18 17:29:55 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
 千葉県香取郡多古町染井地区に、桜宮自然公園が立派に出来上がっています
ところが、この9月にはいって隣接する里山の頂上部を中心にして、産業廃棄物処理施設を作る計画が、千葉県から公示されました。10月半ばまでに意見書の提出が求められています。その後委員会を介して、特に問題がなければ千葉県の堂本知事が判を押して、工事に入るそうです。県は産業廃棄物課も、書類的な不備がなければ粛々と法に沿って認可する方針とのことです。
 もともと、桜宮自然公園も、この産廃業者の動きに刺激され産廃を作らせないがために、地域の地権者達8人が結束して、kireiにしてしまったら産廃で出来ないだろうとの考え方でありました。そこで、法に沿って農業委員会の会長で合った所英亮さんが、遊休の農地対策、及び住民参加型地域行政、そして堂本知事の提唱した菜の花会議の席上で、その趣旨に知事らが賛同されたことを基本に、自分たちで作れ上げてきています。
 

都内で私的な勉強会に講師として参加してきました

2005-09-18 17:14:34 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
 この5月に開催した第2回里山シンポジウム(千葉県・我孫子市野中央学院6号館で開催)の全体会で14モノ分科会出の報告を、各2分間で行った方法がユニークで、一度実行者たる里山シンポジウム実行委員会の事務局長に話しを聞きたいという事で、40年も毎月続けられてきた、林業関係の皆様方による定期会合に講師として招かれました。
 昨日は松本に泊まりましたので、朝7時前の特急で新宿に戻り、平河町の砂防会館にある事務所へ。10時より12時半まで、自己紹介、日本雁を保護する会との関わり、産廃で揺れる桜宮自然公園での相対、そして千葉県の堂本知事の提唱した「里山条例」を県民に普及活動をする意味での「里山シンポジウム実行委員会」の発足と、県との関係、今年2回目で14分科会をどのように立ち上げ管理してきたのかを中心に質疑応答をしてきました。極めて有益で和気藹々な話し合いとなりました。
 全体会では、14分科会の責任者にパワーポイントで各2Pを「分科会内容」「結論と課題」と言うことでまとめていただき、会場では、まずPPを表示し、2分を経過するとアヒルが鳴き、30秒後には電気を消すという方法で、責任者が緊張してしっかりと報告がなされたので、効果的でありすばらしかったとのご意見でした
 来年1月の総会兼シンポジウムへのパネラーとしての参加要請も受けました。
 大型の渡り鳥が、地球を旅する地球市民の一人として、千葉県の里山が故郷として餌があり塒があり、安心安全で故郷に出来るか否かを厳しく評価している。幕末日本に来訪したペルー等が、里山を見て箱庭とたたえ、世界一と言わせた里山。いまは景観としてとらえ、渡り鳥が評価する世界と言う話しが、たいへん面白いとほめてくれたそうです。
 驚いたことは、この40年間の勉強会には、千葉県の大槻副知事や県立中央博物館副館長の中村俊彦さん、当会の金親博榮さんもメンバーとして参加されていたそうです。

環境省生物多様センターによるモニタリング1000の話題

2005-09-18 16:47:44 | 冬期湛水不耕起栽培の現状とこれからの課題
05/09/16 長野県松本市にある信州大学のキャンパスで、日本鳥学会の年次総会が開かれた。私も会員ですが日程的に参加出来ず、当日午後6時からのJOGA-7に参加する形で、午後2時新宿発のス-パ-あずさで出発。はじめてお会いする村井美紀(保護連盟)さんと、発表内容に関しても緊急打ち合わせを行いました。この会議は、JOGA(ガンカモ類重要生息地ネットワーク支援・鳥類学研究者グループ)として今回では私も「問題解決策2」としてPPを使ってのプレゼンを行いました。雁・鴨・白鳥の分野だけでなくモニタリング1000に関わる、各分野の方々も参加。環境省よりも生物多様性からの若手で調査科から澤栗さんが参加。
 また試行段階と言うことで、色々な議論が期待されたが、明らかに突っ込み不足の感があり、前途が多難を予感した。でも、村井さんが青学の講師であり、動物病院の先生としてのキャリアでかなりのことを担っていただけそうで、大きな収穫。
 これから、一度色々な面で低下した状態での「雁・鴨・白鳥」全国調査への良きパートナーとして、再度の協働体制ができれば幸いであります。
 会議終了後、近くの居酒屋で飲み会。ある面で若い方ばかりであって、これからの課題が人材の発掘と、意見交換によって活性化出来るのかを手探りする事の必要性を通観して、夜遅くホテルに入った。