渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

羨望の…

2005-07-17 15:41:57 | Weblog
花火200発INユニバ記念競技場。ヴィッセル~~ようそんな資金確保したなぁ~とついうっかり口を滑らせてしまう豪気っぷり。流石J1チームはスポンサーが豪華だ。ウチもよ~もう一寸気張ろうぜ。

というボヤキはさておいて。昨日の戦いを例によって新聞紙上で振り返ろうと朝刊を開いたら。あっら~~~どえりゃ~大きさの記事が。いつもより扱いが大きいじゃないッスか?どうした??○○新聞。勝って無くてもこのデカさ、何があったんやろう??単にスペースが余ったんかいな?と懐疑的な見方をしてしまう自虐的J2ファンの性。

ヘッドを決めた直後の伊藤の写真には、ゴール内に力なく倒れ込む相手選手の姿がネット越しに写っていた。あぁ、完璧なシュート。まぁ、試合概要は昨日の推測とほぼ変わらないので特に付け加える所も無い訳ですが。

そうそう、得点についてはあったな。先制点を決めたのは伊藤(←どうも硬いな…いい加減あだ名で呼んであげたいが《アキラ》は大場に取られちゃってんだよねぇ。チームメイトはその辺をどう使い分けているのか?アキラ↑とか?アッキ~ラッとか?イントネーションか?謎)ですが、そのきっかけはオーシ。彼がヘッドで一度シュートを打ったそのこぼれ球を押し込んだという形。これは一応オーシの1アシストと言って良いのか?兎にも角にも。FWがフィニッシュ迄持ち込んだというのはいい形だ。ここ何節か顕著に現れてきた攻撃面での成果。いよいよJFL時代の弾丸ライナーっぷりを発揮してくれるのか?オーシよ。期待してます。

2点目は小林が試合後「ダイレクトでいいパスが来たので決めるしかないと思い押し込んだ」とコメントしていましたが、あの場面でよく力まず素直に右足を合わせたもんだ。これは評価していいな。後半30分を過ぎての攻撃陣の投入というのはなかなか難しくて過去にパオさんも度々試してはいるものの上手く機能しない事も多い。今回はオーシの疲れ具合も読み取っての起用でしたが、ドンピシャはまりましたね。本当に攻撃という点ではこれ程上手くいったのは久し振りという感じ。

だが、守備に目を転じてみると。かなり消耗が激しかった様で。伊藤はどう考えても、2枚目貰う前に下げちゃった方が良かったなぁと結果論だがそう思う。勿体無いよ。しかしこれで、トップ下というポジションがポッカリと空く訳だ…次節は満を持してあの男が登場するのかな?多分、今週末の練習試合で監督はその辺の事を試すのだろうと予想する訳ですが。

カウンター、及び波状攻撃に遭い守備のラインが崩された時にどう集中力を保つか、又攻撃に加担しているメンバーが如何に素早く守備に転じる事が出来るか、この辺りをキッチリ修正していく必要があると思う。その辺りの事は、選手達も良く分かっているらしく試合後のコメントでも「守備への切り替えを早くしないといけない(片岡)」「ボールを受けられるのは(FWとして)当然の事、その後の常にフィニッシュ迄狙う意識と精度をもっと上げていかないと(ハジ)」と堅守山形からもぎ取った勝ち点1に浮かれる様子も無くひたすら貪欲に次の目標に向かっている姿が何とも逞しいし頼もしい。

パオさんは1年目にしては悪くない結果を出してきている事、引き分けは多いが負けてはいない事を強調し、こちらも前へ前へ向かう意識を明確にしている。この監督と選手の意識の統一によって、これからの後半戦、より激しく戦えるチームへと変貌して欲しいものだとつくづく願っているのだった。

失点のリスクを負ってでも早く細かいパス回しから両サイドへの飛び出しで一気に相手陣内へ攻め上がる大胆でアグレッシブなサッカー、そんな”ヴォルティスサッカー”が徐々に形を見せ始め楽しみでしょうがない。
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