ゆるす心、広い心・・・

昨日の出来事・・・



「海に遊びに行こう」と誘っていただき・・・

写真の迷彩色に塗られた四駆の砂浜用バギートラックをチャーターしてもらい、延々と続く砂浜を八人もの人を乗せて疾走し・・・

約十五分くらい走った所で・・・

プスン・・プスン・・プスン・・・

エンジンが止まってしまいました。

ちょうど止まった所が、海と湖が隣接している場所だったので・・・

車は大丈夫なの？？？と言う不安を抱えながらも・・・

皆が海や湖で泳いだり潜ったり遊びだしたので、私も・・・

そして、ひとしきり遊んだ後・・・

「そろそろホテルに帰ろう」

「車は治ったの？」と聞くと、

「いや治ってないよ、さー歩いて帰ろう」

頭の中が？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？クエスチョンマークだらけ・・・

歩いて？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？

ここはどのくらい離れてるの？？？

時速６０キロで１５分走ったなら、１５キロ離れている訳だし・・・

時速何キロでどの位の時間走ってきたかなんて、こんな事になるなんて思っていなかったから正確になんて憶えてない訳で・・・

少なく見積もっても時速５０キロで１０分以上は走ってきたと思うから・・・

少なくとも１０キロ近くは離れている訳です・・・

それに２歳の子供も居るし・・・

なんで歩いて帰るって発想になるのか・・・

ホテルに電話して来てもらうとか、ジャンケンして負けた人が代表してホテルのスタッフを呼びに行くとか・・・提案しようと考えていたら・・・

皆で歩きだしてるし・・・２歳の子供までも・・・



歩きにくい砂浜の上を人間は時速何キロで歩けるのか？？

３キロって事はないでしょうが、１０キロって事も無いだろうから・・・

少なくとも２～３時間はかかる訳ですよ・・・



炎天下では無かったのが幸い・・・

しかし、道中に南国特有のスコールが降ったり・・・

台風みたいな風が吹いたり・・・



結局５時間以上かかって全員びしょ濡れでホテルに辿り着きました・・・



ホテルのスタッフが・・・

「ごめんなさい」と言ってきたので・・・

「ふざけんじゃねーぞ、どうしてくれんだよ、宿泊代なんて絶対に払わねーからな」

って、なりません？？？

普通なりますよね？？？

でも、この国では違うみたいです・・・

私が文句を言う前に・・・

皆がホテルのスタッフにむかって笑顔で・・・

「ノープロブレム」

いやいや・・・

「モアモアプロブレム」っしょう・・・



でも、２歳の子供も笑顔でこの状況を楽しんで歩いてたし・・・



心が広いのか、こういう状態に慣れているのか・・・対応能力あり過ぎ・・・

理解不能・・・

でも、せっかく遊びに来たんだからカリカリ怒ってストレス貯めるよりも、どんな状況でも広い心で笑顔で対応する方が良いですよね・・・

うらやましくもありますが・・・私は絶対に一生無理だと思います・・・
（でも、この国の人はなんでもかんでも許す訳ではないですよ、些細な事で大喧嘩する時もあるし、要は切れるポイントが違うんでしょうね・・・）





そして・・・

先ほど・・・

「モーターボートに乗りに行こう」

と誘っていただきましたが・・・

丁重にお断りいたしました・・・



だって・・・

浜辺から遠く離れた海でモーターボートが壊れて・・・

「さー、泳いで帰ろう」

なんてなったら、たまりませんから・・・