温厚なチェリー岡崎(ミニマム級2戦2勝)が、珍しく怒りに打ち震えています。
現在高校3年生の彼がプロボクサーになったのは理由があるんです。
正直な話...なりたくてなった訳ではありません。
話はさかのぼりますが...
高校1年生でわがボクシングジムに入会した動機は
「高校総体に出て、全国チャンピオンになりたい」と言う事でした。
わがジムのアマチュア部に所属し、ジムの練習だけでなく、毎朝、10㎞のロードワークを日課とし、
「高校2年生で全国大会出場、高校3年生で全国制覇」
と言う目標を掲げ、日々努力を重ねました。
練習開始から1年後、全国大会への第一歩である地区総体に出場したチェリーは...
努力の甲斐あり、優勝候補であった1学年上の高校3年生の選手からみごと勝利しました。
次は県総体...これに勝てば念願の全国大会に出場とばかり、さらなる猛練習に励むチェリー君の元に信じられない事が...
全国大会への予選である県大会に出場させてもらえないんです...
地区総体でチェリーに負けた選手は出場できているのに、チェリーは地区総体で勝って賞状も貰っているのに...
「過去の実績がない」と言う意味不明な理由で、全国大会への切符を奪われてしまったんです...
当然、会長がクレームを言いましたが、
「高校3年生を優先させる」「団体戦のメンバーを優先させる」等、....
(最近分かった事なんですが、この県総体に、公式試合で1度も勝った事がない高校2年生が県総体に出場していたんです)
会長の交渉で、県総体において、正規トーナメントから外れた選手のみで行われる非正規試合で勝てば、「東北大会のBトーナメントに出場させる」という妥協案になり...
全国大会の夢は奪われたものの、東北大会出場へと気持ちを切り替え、猛練習し...
迎えた県総体...
アマチュアボクシングは試合当日に計量の筈なんですが...
チェリーは試合前日に突然呼ばれ、計量され、失格にされました。
次の日に試合であれば、その日に合わせて減量していくので、前の日に体重オーバーは当たり前の事...
なのに、
「大会期間中に、体重をオーバーしている方が悪い」...
だそうです。
で、...
チェリーは、やる気が無くなり....しばらく、練習にも来なくなり...
その後..
詳しくは知りませんが、会長と話し合い、プロボクサーになったんです。
今でもチェリーは会長に言います。
「プロボクサーになった事を後悔はしていないですが、あのまま、アマチュアボクシングを続けていたら僕は全国優勝出来ていたんでしょうか」
会長は悲しそうに言います...
「絶対出来ていたよ...」
でっ...話を戻しますが...
そのチェリーが何を怒っているかと言うと...
先日の今年の地区総体に、ジムの後輩の試合を応援に来た時に...
とんでもない事を見て、聞いてしまったんです。
後輩のS君の試合中、
2ラウンド終了時のインターバルに、対戦相手方の先生が、レフェリーに...
「あっちの選手を勝たせるなよー」
と言ったのを聞いてしまったんです
しかも、それを聞いたレフェリーが、
半笑いで、うなずいた...
のを、見てしまったんです。
そして、
その後試合は、S君が明確なダウンを取るも、スリップダウンにされ...フラフラの相手に襲いかかるS君が試合途中で反則負けにされ...
それに...
この日の地区総体において、1ラウンドRSC勝ちを収めたG君は...高校3年生であるのに、やはり今年も県総体へは出場させてもらえません...
公式試合で1度も勝った事がない選手...最近KO負けで出場停止になっていた選手....半年以上、公式試合に出た事がない選手...が出場出来ているのにわがジムのアマチュア部の選手は出場させてもらえません。
「こんな事、許されていいのか!」
高体連のホームページ
http://www.zen-koutairen.com/f_outline.htmlには
* 高校生の健全育成を目指す*
現代は高校生一人一人が生き生きと夢をもって生活することが大切である。また、望ましい人間関係のもとで自分の個性をさらに伸ばし、自己を鍛え、たくましく生きる力を培うことも大変重要なことである。
と書いていますが、
実際には、不平等さに嫌気をさし、夢を失い、やる気を失い...
私共が言いたい事は、子供達が、ボクシングという素晴らしいスポーツを、やる気を持って望めるように、公平にして欲しいという事だけなんです。
現在高校3年生の彼がプロボクサーになったのは理由があるんです。
正直な話...なりたくてなった訳ではありません。
話はさかのぼりますが...
高校1年生でわがボクシングジムに入会した動機は
「高校総体に出て、全国チャンピオンになりたい」と言う事でした。
わがジムのアマチュア部に所属し、ジムの練習だけでなく、毎朝、10㎞のロードワークを日課とし、
「高校2年生で全国大会出場、高校3年生で全国制覇」
と言う目標を掲げ、日々努力を重ねました。
練習開始から1年後、全国大会への第一歩である地区総体に出場したチェリーは...
努力の甲斐あり、優勝候補であった1学年上の高校3年生の選手からみごと勝利しました。
次は県総体...これに勝てば念願の全国大会に出場とばかり、さらなる猛練習に励むチェリー君の元に信じられない事が...
全国大会への予選である県大会に出場させてもらえないんです...
地区総体でチェリーに負けた選手は出場できているのに、チェリーは地区総体で勝って賞状も貰っているのに...
「過去の実績がない」と言う意味不明な理由で、全国大会への切符を奪われてしまったんです...
当然、会長がクレームを言いましたが、
「高校3年生を優先させる」「団体戦のメンバーを優先させる」等、....
(最近分かった事なんですが、この県総体に、公式試合で1度も勝った事がない高校2年生が県総体に出場していたんです)
会長の交渉で、県総体において、正規トーナメントから外れた選手のみで行われる非正規試合で勝てば、「東北大会のBトーナメントに出場させる」という妥協案になり...
全国大会の夢は奪われたものの、東北大会出場へと気持ちを切り替え、猛練習し...
迎えた県総体...
アマチュアボクシングは試合当日に計量の筈なんですが...
チェリーは試合前日に突然呼ばれ、計量され、失格にされました。
次の日に試合であれば、その日に合わせて減量していくので、前の日に体重オーバーは当たり前の事...
なのに、
「大会期間中に、体重をオーバーしている方が悪い」...
だそうです。
で、...
チェリーは、やる気が無くなり....しばらく、練習にも来なくなり...
その後..
詳しくは知りませんが、会長と話し合い、プロボクサーになったんです。
今でもチェリーは会長に言います。
「プロボクサーになった事を後悔はしていないですが、あのまま、アマチュアボクシングを続けていたら僕は全国優勝出来ていたんでしょうか」
会長は悲しそうに言います...
「絶対出来ていたよ...」
でっ...話を戻しますが...
そのチェリーが何を怒っているかと言うと...
先日の今年の地区総体に、ジムの後輩の試合を応援に来た時に...
とんでもない事を見て、聞いてしまったんです。
後輩のS君の試合中、
2ラウンド終了時のインターバルに、対戦相手方の先生が、レフェリーに...
「あっちの選手を勝たせるなよー」
と言ったのを聞いてしまったんです
しかも、それを聞いたレフェリーが、
半笑いで、うなずいた...
のを、見てしまったんです。
そして、
その後試合は、S君が明確なダウンを取るも、スリップダウンにされ...フラフラの相手に襲いかかるS君が試合途中で反則負けにされ...
それに...
この日の地区総体において、1ラウンドRSC勝ちを収めたG君は...高校3年生であるのに、やはり今年も県総体へは出場させてもらえません...
公式試合で1度も勝った事がない選手...最近KO負けで出場停止になっていた選手....半年以上、公式試合に出た事がない選手...が出場出来ているのにわがジムのアマチュア部の選手は出場させてもらえません。
「こんな事、許されていいのか!」
高体連のホームページ
http://www.zen-koutairen.com/f_outline.htmlには
* 高校生の健全育成を目指す*
現代は高校生一人一人が生き生きと夢をもって生活することが大切である。また、望ましい人間関係のもとで自分の個性をさらに伸ばし、自己を鍛え、たくましく生きる力を培うことも大変重要なことである。
と書いていますが、
実際には、不平等さに嫌気をさし、夢を失い、やる気を失い...
私共が言いたい事は、子供達が、ボクシングという素晴らしいスポーツを、やる気を持って望めるように、公平にして欲しいという事だけなんです。
そうですか、そんな「アマチュア時代の過去」があったのですね。見返してください。アマチュアよりもプロの世界の方が真の実力社会です。厳しさはダイレクトに感じておられるでしょう。その分、評価もダイレクトに伝わってくるはず…。チェリー選手は僕を知りませんが、僕のようなファンがたくさん知っていて、さらに声援を送ってあげたいと思っている…ってことを励みにさらに活躍してください。僕はチェリー選手を応援し続けますよ。
悲しみや不条理を乗り越えて、自分の力でたくさんの勝利を掴んでください!!! また、ジム関係者の方も頑張ってください!!! 東北…は興行を打つだけでも大変でしょうが、ホールでその勇士に会えることを楽しみにしています!!!
きっとどの世界でも同じですが、いろんなことありますよね。
厳しければ厳しいほど私は燃えます!!
納得いかない事もたくさんあります。
対戦相手の先生ですか?バカですね!
インターバルにそんなこと言うなんて!
絶対負けないでくださいっ
私も応援してます
嫌なことは悔しさの力ですべて次につなげてくださいっ
めっちゃ応援してますからっ
いつも本当に心強いコメント感謝しております
チェリーにもhigege91さんのコメント、先日の記事等、いつも見せております。
本人も、本当に励みになっていて、今日も、風邪をひいていながら、ハードトレーニングをして帰りました
柄にもなく、大学受験を目指している故、大学が決まるまで試合予定がありませんが...来年の新人王を目指し頑張っております...
今後とも宜しく御願い致します。
ただボクシングを一生懸命にやりたいだけなんですけどね...
あまりの不公平さに声を出すしか無くなってきました...
何もしないと、不公平が段々エスカレートしてきているもので...
ボクシングJPから来て、色々拝見させていただきました。
全くアマチュアの不公平さ、閉鎖性には怒りを通り越して、好きにして下さいって言いたくなりますよね。長年。
判定に多少の不公平さがあるのは、どこでも一緒ですが、アマボクシングはちょっとひどすぎますね。
倒せばいいと思っても、倒したら、インサイドブローで反則負けになった試合も見たことがあります。
ジム所属の選手は、あきらかに判定には不利ですし、嫌がらせとしか思えない対応も数多く見ました。
そんな事を繰り返すうちに、プロのジムは選手をアマ試合にエントリーさせなくなり、すぐにプロに・・となってしまってます。
(特に地方では。)
(他日のコメントで、同じルールで戦っているとありましたが、レェフリーの裁量に大きく委ねる競技ということはわかってるのかなーと思いました。)
これは一つはあまりにマイナー競技で、露出することも少なく、多少変な判定が横行しても、批判されることが一部の関係者、マニアに限られていたからだと思います。
露出が多くなれば、変な判定をする事も、もしかしたら、減るかもしれません。
試合をHPで公開されたことは勇気ある決断だったと思います。
これで風当たりがますます強くなるかとも思いますが、頑張っていただきたいと思います。
大学リーグ戦などでも、変な判定があったら、試合内容をネットで公開し、審判の名前、その審判の所属、経歴、出身大学などを公開したらいいと思います。
アマ関係者も、大体は凝り固まっているにしても、若い人たちには心ある人は沢山いるはずです。
その人たちで新しい流れが出来ることを期待したいです。
貴重なコメント有り難うございます。
映画か何かの台詞でありましたが...
「崖まで追いつめられれば、前に出て戦うしかない」...
こんな心境ではあります...
いずれ明らかにしたいと思っていますが、不当な要求、嫌がらせ等は様々ありましたが、我慢に我慢を重ねてきたんです...
事、子供達に危害が降りかかってきてしまい、前に出る決意が固まってきたと言うことなんです。
矛盾しているかもしれませんが、うちは高校生のうちは経験作りの為、アマで試合した方が良いと考えているんです。
一部の大人が、権力を持ち、子供の為の組織でなければいけない組織を食い物にし、大人達が、自分のエゴや見栄の為...
要するに、大人の為の組織になっている現状を改善したいんです。
今後ともアドバイス等、御支援宜しくお願いいたします。
先日、TI山形ジム様のサイトで件のS選手の動画を拝見させていただきました。
その上で、一応レフェリーの資格保持者としての意見を述べさせていただきます。
まず、S選手の戦法ですが、初手に右フックを立て続けに振って出ていましたが、私が見た限りにおいてナックルの返しが少し甘く感じました。
ジム出身の選手がインサイドブロー等でファウルを宣告される典型的なパターンで、インサイドブローとヘッディングの反則はアマチュアのレフェリーにとってジム出身の選手に失格を宣告するいい口実になっています。
S選手としては、私が思うに右のリードを多用してワンツーストレートから返しの右フック、更に左ストレート・・・・このパターンで攻撃すれば、たぶんRSCで勝ててた試合です。
緊張していて力みもあったのでしょう。
次回はリラックスして、ストレートが勝負の鍵ですね。
S選手は手数も出るし気持ちもある、いい選手だと思います。
ジムの選手に往々にして見られる傾向なのですが
「ポイント勝負は厳しいからKOを狙おう」
身贔屓のポイントを介在させない方法として、正解だと思うのですが、そのためか攻撃全体に力みが目立つことと、ワンパンチを狙う傾向が目立ちます。
ただ、これだと手数とヒット重視のアマチュアではS選手の例を挙げるまでもなく、ポイント的に不利になることと、レフェリーにファウルを宣告させてしまう隙を与えてしまいます。
リードパンチとストレート中心に奇数で終わるコンビネーションを組み立ててRSC勝ちを狙うのが、いいのではないかと私は思うのですが。
管理人さんが仰られている通り、ジム出身の選手に対するアマチュア関係者の悪意は相当なモノがあります。
これは私の県でも例外ではなく、全国区共通の問題だと考えております。
ただ、レフェリーや関係者としましてもワンサイドでRSCを宣告しなければならないほどの展開だと、安全管理上、変なマネは出来ないモノと思われます。
大会に出場させない、などという実力行使をしてくるのは、アマチュア関係者、厳密に言うと学校関係やOB関係の焦りにも受け取れます。
本当にアマチュアが強い国はジム制度が非常に充実していますしプロとアマの交流も盛んです。
そう言う現実に目を向けず耳をふさぐ日本のアマチュアに未来はあるのか、いちアマチュア関係者としまして非常に不安になるところですが、今は出来ることをやっていくしかないと言うのが正直なところです。
遠く離れたところからですが、アマチュア、プロ、そして競技振興のために頑張っていきましょう!
長々と大変不躾なことを申し上げ、誠に失礼を致しました。
http://spaces.msn.com/box-stop17/PersonalSpace.aspx?_c02_owner=1
貴重なコメント、誠に有り難うございます。
ブログも拝見させて戴きました。ボクシングに愛情を感じる素晴らしいブログで、感動いたしました。今後とも宜しくお願いいたします。
「ポイント勝負は厳しいからKOを狙おう」
まさに、その通りでございます。私共の指導と言うより、選手本人が、過去の先輩の試合などを生で見て、あまりに不平等な判定負けの試合等を見て、こういう考えに至ってしまい、ボクシングが倒す事ばかりになり、荒くなっているのは確かです。
しかし、そうでもないと勝てないのが現状で...指導者共々反省するべき部分ではあるとは感じております。
今、私共が一番問題にしているのは、高校生の花形大会であるインターハイの予選に出場させてさえもらえないという、この現状を打開したいという事なんです。
今回は、ある大手会社の社長の子息が、高校1年生ながら、なんの実績もないのに、インターハイ予選に出場する事が新たに今日分かりました...
地区総体に勝った高校3年生が参加させてもらえず、なんの実績もない高校1年生が特例として参加出来るこの体質...なんとか改善したいと思っています。
そして、記事にもタイの事を書いておりましたが...
タイでは最近のオリンピックでメダル等の実績をあげております...
先日の記事に書きましたが
「以前、うちのジムにいたタイ人のコーチが日本の(山形の)アマチュアボクシングを見て、いつも言っていた事なんです。
このタイ人コーチはタイの国際審判としてタイ国内はもとより、海外でも活躍している人で、次の北京オリンピックにタイ代表としてボクシング競技のレフェリーをやるかもしれない人なんです。
その人が、「国際ルールから見れば、反則でも、なんでもないものを、なんで、ここのレフェリー達は、いちいち試合を止めて反則、反則と言うの?
日本のアマチュアボクシングのルールは国際ルールとは違うの?」
試合の度にいつも言っていました...
これを様々なアマチュアボクシング界の方に、お聞きしてみましたら...
「国際ルールと日本のルールは何も違わない」とは皆さんおっしゃるのですが...
一番改善しなければいけないのは、ここにあると思っています
あと審判の意見なんですが、審判に何にもいわせないくらい強くなり頑張りましょう…僕も頑張りますので