最近、心が冷える話題ばかりなので...
今日は、「スポーツマンの友情」の心が暖まるお話し...
知っている人は知っている...
アメリカのプロバスケット(NBA)の元スーパースター、
パトリック.ユーイング(漫画、スラムダンクの赤城キャプテンのモデル)
と
アロンゾ.モーニング
との本当にあった話です。
ここは、少しでも心を暖めていただくためにも...もの書きのプロの...
尊敬するゲッツ板谷さんの著書「戦力外ポーク」から抜粋させて戴きます...
http://blog.goo.ne.jp/tiyamabox/e/0a54951b1f78c8dcc53256b17b70ddb8
「 先日、何年ぶりかで本気で泣いてしまった。
オレを泣かした犯人は、親友のキャームだった。しかも、直接泣かされたのではなく、電話によってである。
で、今回は、その電話の内容を紹介しようと思うのだが、その前にバスケに興味のない者には退屈な「前フリ」を書かねばならない。ま、簡単にすませるので、少しの間付き合ってくれ。
マイケルジョーダンによって、すっかり世界的に有名になったNBA(アメリカのプロバスケットリーグ)。
オレは今をさかのぼること6年ぐらい前から、その中のアロンゾ・モーニングという選手の大ファンになった。
なんで彼を好きになったのかというと、とにかく、この選手がメチャメチャ闘志溢(あふ)れる男なのである。
5人対5人で勝負をするバスケット。その中で、モーニングのポジションはセンターだった。センターとは、わかりやすく言えばサッカーのゴールキーパーのようなもので、自軍のバスケットリングの間近に立ち、相手のシュートをブロックするのが主な仕事である。
で、通常、そのポジションにはチーム内で最も巨漢でタフな選手がつくのだが、モーニングの身長は2メートル8センチしかない。……ま、そうは言っても故・ジャイアント馬場と同じ背の高さなのだが、怪物揃いのNBAのセンタープレイヤーとしてはモーニングは最も小さい部類に属しているのである。にもかかわらず、彼は、どのセンターとの肉弾戦にも一歩もあとには退(ひ)かず、持ち前のケンカ屋気質と鋼のように鍛えられた肉体で相手を翻弄(ほんろう)してしまうのだ。
ガッツ溢れるモーニングのプレイ。それを目にしていると、何と言うか、こう、自分にも彼のガッツが伝染するような気がして、とにかく精神的支柱にさせてもらっていたのである。
ところが、同じ地区にあるチームのセンタープレイヤーの中で、唯一モーニングが勝てない相手がいた。
ニューヨーク・ニックスという強豪チームのセンター、パトリック・ユーイングである。
皮肉にも、ユーイングとモーニングは同じ大学の先輩後輩という間柄で、シーズンオフになると異なるチームにいながらも大学のコートで一緒に練習をする仲だった。
が、試合になると話は別だった。「キングコング」という異名を持つユーイングが、手加減なしでモーニングをコテンコテンにやっつけてしまうのである。そう、身長もテクニックも経験も、先輩であるユーイングのほうが1枚も2枚も上なのである。
その結果、モーニングの所属チーム「マイアミ・ヒート」は長年にわたってニックスに行く手を遮られ、決勝に進めずにいたのである。
オレは、毎試合のようにコートにモーニングを叩(たた)きつけ、不敵に微笑んでいるユーイングが憎らしかった。体の大きな兄貴が弟を毎回いたぶっているようで、しかも、それには容赦のカケラもないのである。
ところがである。今年のシーズンオフ、事態が一変した。
ニックスが、高齢により衰えを見せ始めたユーイングを別の地区のチームにトレードに出したのだ。さらに、モーニングが孤軍奮闘していたマイアミ・ヒートは、次々と有利なトレードを成立させ、モーニングをサポートする複数の強力な選手を獲得したのである。
これにより、マイアミ・ヒートは一気に優勝候補の筆頭にまで挙げられるようになった。そして、リーグの決勝戦が行われる来年の6月には、オレもテキーラか何かをムチャ飲みして、ヒートの優勝を祝えるはずだった。
が、その喜びを一瞬にして消し飛ばすことが起こった……。今シーズンが始まる直前、あろうことか、モーニングが腎臓疾患にかかっていることが判明し、今期絶望どころか、下手をすると死亡してしまう可能性も出てきたのである。
オレは、いつもこうである……。 」
これ以上読みたい方は...「戦力外ポーク」をお読み下さい...
因みに、この本の内容は約6年前に書かれた内容です...
で...
ここからは「戦力外ポーク」の後半の一部抜粋と、拙い私の話...
で、
腎臓移植の臓器提供者が現れたんです...
普通なら、血のつながった家族が最も適しているのでしょうが...
モーニングは幼少の時に両親に捨てられてしまったので...
その時、「善意の第三者」の臓器の提供者が現れたんです...
誰あろう....
パトリック.ユーイングなんです...
腎臓を提供したら、成功しても提供した方のユーイングの選手生命も終わってしまうんです。復帰出来る可能性はないんです...
提供を申し出た当時のユーイングは現役バリバリのスター選手で巨額の年棒をもらっているんです。
それを棒に振って....腎臓の提供を申し出たんです。
約10億円の年棒をもらっていたので...3年で30億円...5年で50億円....
金の問題ではなく、友情の為に自分の腎臓の提供に名乗り出たユーイング.....
素晴らしすぎる話でしょ....
どこかの誰かに、無理矢理聞かせてやりたい話です...
いかん、いかん、...
その後、様々な提供を名乗る人が現れ...
結局は、遠い親戚の提供者から腎臓は提供され...
モーニングはリハビリし、今も現役バスケットプレーヤーです。
そして、今年、再びモーニングの所属するマイアミ.ヒートはプレーオフを勝ち進み、一昨日には優勝候補筆頭のデトロイトピストンズを破り、NBAファイナルに進出しました...
ダラス.マーベリックスとの対決です。
モーニングは主力選手とは言えませんが...
本当に最後と言えるチャンピオンリングへのチャンス到来です...
シャキール.オニール
ゲイリー.ぺートン
ジェイソン.ウイリアムズ
ドウェイン.ウェイド
個人的に大好きな選手が多いし、マイアミにも行った事あるし....そして、アロンゾ.モーニングが悲願のチャンピオンリングを手に出来るように、マイアミ.ヒートを応援します...
私がテレビ観戦で応援したからどうなるものでも無いんですけどね...
そして、
なんで、そんな事詳しいのかって...
実は、ゲッツさん同様....バスケットファンなんです。
シャキール.オニールの試合を見る為に渡米した事もあります。
今は無き、シャーロット.ホーネッツ(チーム名)の大ファンでした。
モーニングのNBAのスタートはホーネッツでしたので当然大好きな選手です
(本当は、ケンドール.ギルの大ファンでした...マニアックすぎですね)
ボクシングの次に大好きなのは、バスケット....
なんか、そんな話の締めで終わってしまいました...
話の締め方が下手ですなーーー
今日は、「スポーツマンの友情」の心が暖まるお話し...
知っている人は知っている...
アメリカのプロバスケット(NBA)の元スーパースター、
パトリック.ユーイング(漫画、スラムダンクの赤城キャプテンのモデル)
と
アロンゾ.モーニング
との本当にあった話です。
ここは、少しでも心を暖めていただくためにも...もの書きのプロの...
尊敬するゲッツ板谷さんの著書「戦力外ポーク」から抜粋させて戴きます...
http://blog.goo.ne.jp/tiyamabox/e/0a54951b1f78c8dcc53256b17b70ddb8
「 先日、何年ぶりかで本気で泣いてしまった。
オレを泣かした犯人は、親友のキャームだった。しかも、直接泣かされたのではなく、電話によってである。
で、今回は、その電話の内容を紹介しようと思うのだが、その前にバスケに興味のない者には退屈な「前フリ」を書かねばならない。ま、簡単にすませるので、少しの間付き合ってくれ。
マイケルジョーダンによって、すっかり世界的に有名になったNBA(アメリカのプロバスケットリーグ)。
オレは今をさかのぼること6年ぐらい前から、その中のアロンゾ・モーニングという選手の大ファンになった。
なんで彼を好きになったのかというと、とにかく、この選手がメチャメチャ闘志溢(あふ)れる男なのである。
5人対5人で勝負をするバスケット。その中で、モーニングのポジションはセンターだった。センターとは、わかりやすく言えばサッカーのゴールキーパーのようなもので、自軍のバスケットリングの間近に立ち、相手のシュートをブロックするのが主な仕事である。
で、通常、そのポジションにはチーム内で最も巨漢でタフな選手がつくのだが、モーニングの身長は2メートル8センチしかない。……ま、そうは言っても故・ジャイアント馬場と同じ背の高さなのだが、怪物揃いのNBAのセンタープレイヤーとしてはモーニングは最も小さい部類に属しているのである。にもかかわらず、彼は、どのセンターとの肉弾戦にも一歩もあとには退(ひ)かず、持ち前のケンカ屋気質と鋼のように鍛えられた肉体で相手を翻弄(ほんろう)してしまうのだ。
ガッツ溢れるモーニングのプレイ。それを目にしていると、何と言うか、こう、自分にも彼のガッツが伝染するような気がして、とにかく精神的支柱にさせてもらっていたのである。
ところが、同じ地区にあるチームのセンタープレイヤーの中で、唯一モーニングが勝てない相手がいた。
ニューヨーク・ニックスという強豪チームのセンター、パトリック・ユーイングである。
皮肉にも、ユーイングとモーニングは同じ大学の先輩後輩という間柄で、シーズンオフになると異なるチームにいながらも大学のコートで一緒に練習をする仲だった。
が、試合になると話は別だった。「キングコング」という異名を持つユーイングが、手加減なしでモーニングをコテンコテンにやっつけてしまうのである。そう、身長もテクニックも経験も、先輩であるユーイングのほうが1枚も2枚も上なのである。
その結果、モーニングの所属チーム「マイアミ・ヒート」は長年にわたってニックスに行く手を遮られ、決勝に進めずにいたのである。
オレは、毎試合のようにコートにモーニングを叩(たた)きつけ、不敵に微笑んでいるユーイングが憎らしかった。体の大きな兄貴が弟を毎回いたぶっているようで、しかも、それには容赦のカケラもないのである。
ところがである。今年のシーズンオフ、事態が一変した。
ニックスが、高齢により衰えを見せ始めたユーイングを別の地区のチームにトレードに出したのだ。さらに、モーニングが孤軍奮闘していたマイアミ・ヒートは、次々と有利なトレードを成立させ、モーニングをサポートする複数の強力な選手を獲得したのである。
これにより、マイアミ・ヒートは一気に優勝候補の筆頭にまで挙げられるようになった。そして、リーグの決勝戦が行われる来年の6月には、オレもテキーラか何かをムチャ飲みして、ヒートの優勝を祝えるはずだった。
が、その喜びを一瞬にして消し飛ばすことが起こった……。今シーズンが始まる直前、あろうことか、モーニングが腎臓疾患にかかっていることが判明し、今期絶望どころか、下手をすると死亡してしまう可能性も出てきたのである。
オレは、いつもこうである……。 」
これ以上読みたい方は...「戦力外ポーク」をお読み下さい...
因みに、この本の内容は約6年前に書かれた内容です...
で...
ここからは「戦力外ポーク」の後半の一部抜粋と、拙い私の話...
で、
腎臓移植の臓器提供者が現れたんです...
普通なら、血のつながった家族が最も適しているのでしょうが...
モーニングは幼少の時に両親に捨てられてしまったので...
その時、「善意の第三者」の臓器の提供者が現れたんです...
誰あろう....
パトリック.ユーイングなんです...
腎臓を提供したら、成功しても提供した方のユーイングの選手生命も終わってしまうんです。復帰出来る可能性はないんです...
提供を申し出た当時のユーイングは現役バリバリのスター選手で巨額の年棒をもらっているんです。
それを棒に振って....腎臓の提供を申し出たんです。
約10億円の年棒をもらっていたので...3年で30億円...5年で50億円....
金の問題ではなく、友情の為に自分の腎臓の提供に名乗り出たユーイング.....
素晴らしすぎる話でしょ....
どこかの誰かに、無理矢理聞かせてやりたい話です...
いかん、いかん、...
その後、様々な提供を名乗る人が現れ...
結局は、遠い親戚の提供者から腎臓は提供され...
モーニングはリハビリし、今も現役バスケットプレーヤーです。
そして、今年、再びモーニングの所属するマイアミ.ヒートはプレーオフを勝ち進み、一昨日には優勝候補筆頭のデトロイトピストンズを破り、NBAファイナルに進出しました...
ダラス.マーベリックスとの対決です。
モーニングは主力選手とは言えませんが...
本当に最後と言えるチャンピオンリングへのチャンス到来です...
シャキール.オニール
ゲイリー.ぺートン
ジェイソン.ウイリアムズ
ドウェイン.ウェイド
個人的に大好きな選手が多いし、マイアミにも行った事あるし....そして、アロンゾ.モーニングが悲願のチャンピオンリングを手に出来るように、マイアミ.ヒートを応援します...
私がテレビ観戦で応援したからどうなるものでも無いんですけどね...
そして、
なんで、そんな事詳しいのかって...
実は、ゲッツさん同様....バスケットファンなんです。
シャキール.オニールの試合を見る為に渡米した事もあります。
今は無き、シャーロット.ホーネッツ(チーム名)の大ファンでした。
モーニングのNBAのスタートはホーネッツでしたので当然大好きな選手です
(本当は、ケンドール.ギルの大ファンでした...マニアックすぎですね)
ボクシングの次に大好きなのは、バスケット....
なんか、そんな話の締めで終わってしまいました...
話の締め方が下手ですなーーー
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