チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

クリスチャンボルタンスキー展

2019年08月12日 | 展覧会

 

暑すぎて家にいても何もできないからと出かけ、友人と渋谷でランチをした。そのあとどこに行くのも暑いし、美術館にしようと一番近い国立新美術館に向かった。二人とも何か見たいのがあったと思ったのに、行ってみたら何が見たかったのか思い出せないし、とりあえずと企画展に入場した。

薄暗い会場の一番最初の展示が「咳をする男」男がゲーゲーと吐き続けている映像だ。次が人形の女を舐め回している「なめる男」。こりゃ、入るところを間違えたかと思ったが仕方ない、奥へと進む。

暗い壁一面に無数のモノクロの写真が貼られている。暗くて”人物写真”ということしか分からない。明かりのある展示物に、展示物を見るためではなく、入り口でもらった作品説明書を読むために近寄る。「D家のアルバム」だそうだ。

その後も同じような作品が続き、とうとう会場の片隅で、スマホを使って”クリスチャンボルタンスキー”をググった。『フランスの彫刻家、写真家、画家映画監督、現代アーティスト。』フーーー、私には現代アートは理解できない!!



カナダの極寒の大地に立てられた風鈴がチリチリと澄んだ音をたてる「アニミタス」というこの映像(だけ)は心休まる作品でソファに座って写真を写しながら(写真OK)音を聞いている人が大勢いました。涼しいしね!

友人がボソッと「香取慎吾はこの人の影響を受けていると思わない?」「そうね...」会話の少ない美術展でした。


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