チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

ねこといぬ

2017年12月26日 | 展覧会

 

 

岩合光昭さんの写真展を見に行きました。ねこといぬが一緒に写っている写真です。

背中を高く上げ毛を逆立ててシャーと威嚇している写真なんて一枚もありません。どの写真も猫と犬は寄り添って一緒に写っています。暖かくほほえましい写真です。が、見ているうちに不思議な気持ちになってきました。

そもそも自然界において猫と犬はこんな風に一緒に暮らすことはあるのだろうか? 雪の降る寒い夜に猫と犬が暖をとりながら一緒に寝ることはあるのだろうか?

そんなことはないような気がします。「あらしのよるに」のような、狼とヤギが一緒に寝るという話は童話の中だけで、現実にはありえない、猫と犬が一緒に暮らすこともありえないのではないか。

だとしたら、このほほえましい写真は自然の中の猫と犬ではなく、人間に飼いならされたペットの猫と犬なのではないか。

そうだとしても、写真は本当に暖かく気持ちの良い写真ばかりで、私も猫と犬を飼い、みんなで寄り添って、こんな風に暮らしていけたらどんなに幸せかと思ってしまいました。

 

 

「先に犬と親しくなると、猫も緊張を解いて寄ってきてくれる」と岩合さんは言っていますよ。

 

 

 


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