チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

写真展「野生の瞬間」

2019年09月19日 | 展覧会

 

2回も見逃しているこの写真展、今日こそはと恵比寿に出かけたので見てきました。写真家の嶋田忠氏は年代も似通っているし、最初に住んでいるところも家の近所だったらしく、私が写真を撮りに歩いた場所の地名が載っていて嬉しくなりました。

最初は瑠璃色の宝石、カワセミから始めたようです。私も近くの川で、カワセミが水に飛び込んで魚を取る様子や流線型になって飛翔する様子を見たことがあります。本当に絵になる(写真になる)鳥です。

 

その後嶋田氏はアカショウビン、シマフクロウ、ヤマセミ、オオワシを求めて北海道に移住したそうです。アカショウビンは奄美の絵に書いてあるのを見ただけですが、日本の南から北まで渡る鳥なのですね。どの鳥たちも極寒の台地に生きる野生の強さを感じました。厳しくて美しいです。

嶋田氏はパプアニューギニアに行って、熱帯雨林の野鳥の楽園の鳥たちも写しています。日本の鳥に比べると、体に対する羽の大きさが小さく見えます。遠くまで飛ぶ必要がないのでしょう。長い尾を引いている鳥もいます。飾り羽が個性的な形をしています。どれもとても色鮮やかです。パプアニューギニアの人たちが顔や体に色をつけて装うのはこれらの鳥達を真似ているのかと思いました。

鳥の写真を撮りたくて買った私のカメラと望遠レンズはもう3年も遊んでしまっています。飛ぶ鳥にピントを合わせるためにフォーカスをいじったりしたけれど、何処をどうしたかも忘れてしまいました。また触ってみようかな。

 

この美術館のもう一つの楽しみは併設カフェのメゾン・イチです。タルトやキッシュが美味しいです。行くと必ずお茶に寄ってしまいます。


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