元気出して！お婆ちゃん

更新契約書と現金のお届けの為、大家さん宅を訪問しました。



こちらの大家さん・・・私の母と３歳違いで母と同じ薬を飲んでいる様子。



いつも訪問する度に、



『老いて来るとね～・・・寂しくてね・・・誰かと話していないとボケてしまいそうで
不安になるのよ～。』



・・・母と同じ事を言っていました。



先日、ご実家のお母様と亡くされたとの事で、やけに寂しそう・・・。



９９歳でお亡くなりになられたお母様は、娘の顔も忘れてしまったとの事。



もう長くないという事で、お母様に介護用の寝巻きを用意して翌日、お母様の待つ実家に行く予定だったとの事ですが、前日、急にお亡くなりになられたそうです。



亡くなられて初めて知らされた事や、幼少の頃のお母様との思い出・・・他の兄弟よりも遠くに嫁いだためにしてあげる事が出来なかった事などの後悔の思いが沢山あり、途中で席を立つ事が出来ませんでした。



子供達に迷惑をかけないようにしたいと言って、４人の子供達を頼ることもなく毅然としていたというお母様に、もっともっといろいろしてあげたかった・・・。と涙ぐむ大家さん。



『私もね～・・・子供達に迷惑をかけないようにと思っているから、近所の方と仲良くしているのよ・・・。』



『近所の方はホントに大切にしておかないとね？でもね～・・・やっぱり子供達が近所にいないのは寂しいものよ・・・。お母さんを大切にしてあげてね？』



と・・・涙ぐんでいました。



何だか・・・切実な思いに私まで涙がウルウルしてしまいましたが・・・
『大家さん！自分だけが寂しいなんて思わない方がいいですよ。余所にも沢山一人暮らしをしている大家さんがいらっしゃいますけど、子供に負担をかけないようにと思って生活をしているせいか、皆さん前向きで元気に生活されていますから・・・』



元気を出してほしいと思いました。
気力は大切ですからね？



元気に過ごせるために力になれる事・・・時間が許す限り、会話をする事だと思います。


大家さんは一人じゃないのですから、
『元気出して！』って・・・。