包み込んではいけない

幸福の科学・ワールドメイト・美輪明宏系だと思うのですが“包み込むような愛”と言いますよね。
愛に包容される感じなんでしょうけど。きっと。

これはねぇ…違うと思うんですよ。
包み込んではいけないと思う。
包み込むのは自らに取り込む作用。仏教の喜捨は相手に捧げる作用です。

先日触れました“チベット密教 心の修行”には、修行を達成して法身となった自分を相手に捧げ、その苦しみを癒す観想があります。
…難しいかな。
光となった自分が相手を包み、それで相手を癒すの。

そういう修行ができた人のオーラが、他人を包み込むように見えることはあるかも知れないけどね。
それは寄付と同じ行為。
オーラを相手に寄付してるの。

だからねぇ。自分を捨てる修行なの。
自分の中に相手を取り込む修行じゃありません。
取り込んで思い通りにしようとか。

兎だったお釈迦様の前世に、お釈迦様は身を捧げて相手の飢えを救ったの。
包み込んで仲良くなったのではありません。

ああ。
欲界心に従うレベルの人にできることじゃないよ。
やるなら自分捨てるイメージで。