蓬莱の島通信ブログ別館

「すでに起こったことは、明らかに可能なことがらである」
在台日本語教師の東アジア時事論評あるいはカサンドラの眼差し

<速報>ノーベル文学賞について「騙」ろう(加筆版)

2012年10月14日 | 市民のメディアリテラシーのために
(写真:2009年に「台湾征伐」に中国大陸から乗り込んできた大江健三郎(右)と莫言(左))

 今回、ノーベル賞文学を受賞した莫言であるが、受賞にはいろいろな裏がありそうだ。

(1)莫言をノーベル文学賞候補に推したのは?
 状況証拠から言うと、その答えは、反日耄碌ジジイの大江健三郎である。莫言と大江健三郎は非常に親しく、2009年秋、台湾で大江健三郎シンポジウムを開いたとき、2人は中国大陸の大学のメンバーと一緒に台湾に乗り込んで、好き放題をして帰って行った。
 実は、その何年も前から、つてをたどって台湾に大江健三郎に来てもらおうという働きかけを台湾の日本語教育関係者でしていたのだが、結局、大江健三郎は仕舞に「台湾などに招待されるのは非常に迷惑だ」という主旨の返事を寄越し、その代わりに、中国大陸のメンバーと一緒になって台湾に乗り込んで来て、聞いても誰も分からない耄碌ジジイの繰り言を言って帰っていった。
 心のそこから天に祈りたい、世界平和のために「この白痴ジジイは一刻も早く消えてほしい!!人類の悪業と傲慢の象徴として」

 今まで本ブログで主に書いてきた大江健三郎の悪行の数々は以下のとおりである。
 中華人民共和国「な」エリートたち(1)─大江健三郎・みずから老醜の悲惨をぬぐいたまう日Ⅰ─
 中華人民共和国「な」エリートたち(1)─大江健三郎・みずから老醜の悲惨をぬぐいたまう日Ⅱ─
 中華人民共和国「な」エリートたち(2)─傀儡化する日本ペンクラブの変質Ⅰ─
 中華人民共和国「な」エリートたち(2)─中国の情報工作と9条の会の関係─
 民主党、ファシストの詐欺の手口1─進む言論思想統制の動き─
 広がる暗黒の中世化現象─NHKのナチス化・大江健三郎”天皇弑逆小説”をナチス中国人に公言!!
 広がる暗黒の中世化現象2─支那宦官としての某総統と支那走狗としての大江健三郎

 大江健三郎がナチス中国と組んで莫言の受賞工作をしていた証拠はないわけでもない。
 それは、華人系新聞の記事である。現在、中国は指導者交代の時期で、「我が手柄をみていただきたい」という有象無象が論功行賞の甘い餌にありつこうと必死になっている。華人系新聞に載っているのは前回もお知らせしたように、そんな記事である。
 慌てず騒がず備えよう!(1):平和のキーワード「同盟」と「経済」

 華人系新聞は軌を一にして、「大江健三郎=莫言」ということを示す暗号を、記事の中に入れている。

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莫言獲獎猜測 陸學者:炒新聞
2009年台北舉行大江健三郎研討會,莫言(左1)、朱天文與大江合影。
為大陸媒體看好「最接近諾貝爾文學獎的中國人」的莫言,近來備受各界討論。有學者認為,目前對莫言獲獎的各種猜測,是一種新聞炒作,對頒獎本身沒有太大意義。
1955年出生的莫言,本名管謨業,著有多部著名小說,如「紅高梁家族」。被導演張藝謀拍作電影的「紅高梁」還獲得1998年柏林國際影展金熊獎。
莫言以一系列有關土地長篇故事,被歸類為「尋根作家」。也有媒體形容,莫言更屬於中共解放軍培養的「軍旅作家」。
莫言可能獲獎的消息,最早來自歐洲著名博彩公司Unibet 8月公佈諾貝爾文學獎獲獎名單賠率,莫言以1賠5.5排第一位,日本作家村上春樹緊跟在後。
環球時報表示,一些博彩公司的預測,被西方媒體大量轉載,兩人因此成了今年文學獎的「最大熱門」。甚至有西方媒體形容此次頒獎為「亞洲的競賽。」
對於諾獎殊榮突然臨門,莫言近日對錢江晚報無奈說「我,沒,看,法」。
對此,多年研究諾貝爾文學獎的華人作家萬之表示,多年來沒有真正的大陸本土作家獲獎,非常令人遺憾。
北京大學教授張頤武認為,莫言是當前最接近諾貝爾文學獎的中國作家,但他不一定今年就能拿獎。
廈門大學人文學院院長周寧則認為,諾獎評選過程十分嚴格,目前對莫言獲獎的各種猜測更多的是一種新聞炒作,對頒獎並無太大意義。
對於民間對今年諾獎表現極大熱情,周寧說,這反映一種急於被西方主流文明認可心態。我們應保持平衡心態,得不得獎絕不影響中國作家的文學成就和他在文學史上地位。
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 赤字のように、本当に莫言が有名なら、いくらでもありそうな写真から、わざわざこの写真を新聞社が選んだのは尋常ではない。「莫言更屬於中共解放軍培養的「軍旅作家」」という日本ではまったく紹介されない評価も、中国の指導者交代と絡めてみると、「人民解放軍の功績で中国人がノーベル賞をやっともらったのですぞ!!!」という自己宣伝のためと見ることが出来る。
 華人系新聞は、莫言=大江健三郎=人民解放軍の手先とはっきり書いているのである。

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林少華:大江健三郎看好莫言 我也希望莫言獲獎
  在諾貝爾獎所有獎項中,文學獎最具懸念。因為瑞典文學院為它確立了“提名名單保密50年”的規則,所以在每年10月頒發之前,預測誰將獲得此獎,都會成為博彩行業樂此不疲的遊戲。
  8月末,全球著名的兩大博彩公司,Unibet和Ladbrokes,都在網站上公佈了2012年度諾貝爾文學獎獲獎者的預測名單及其賠率表,中國作家莫言首登賠率表,分別位居Unibet的榜首和Ladbrokes的第二,這意味著博彩公司認為他斬獲諾貝爾文學獎的可能性非常之大。
  A
  博彩公司預測之準有如神助
  兩大博彩公司每年8月左右出爐的“諾貝爾文學獎贏家賠率榜”,與瑞典皇家學院和獲獎作家都沒有直接關係。但新世紀以來,博彩公司有如神助,在面對最不可預測的諾貝爾文學獎時,他們的表現令人驚異。
  比如2004年至2006年,Ladbrokes就曾連續3年猜中了當年的諾貝爾文學獎得主。
  而在Unibet的賠率榜上,最近兩年的赫塔·米勒、托馬斯·特朗斯特羅默都曾在開獎前以高賠率上榜。
  就這樣,互不搭界的兩個領域被聯繫上了,以至於瑞典學院一度放言要挖內鬼,追查泄密者。
  說實話,2012年之前,中國籍作家在博彩遊戲中,基本都屬於打醬油一類,雖多有北島等常客名列其中,但因為在賠率表上名字太過靠後,所以儘管中國文壇每年都要為此糾結一回,卻也掀不起什麼大的波瀾。
  偏巧今年,在全球著名博彩公司Unibet的名單上,莫言以1賠6.5排在贏家賠率榜的頭名。
  日本作家村上春樹以1賠8緊隨其後。
  而在Ladbrokes的賠率榜上,日本作家村上春樹以1賠10排第一,中國作家莫言以1賠12排第二(在這個名單裏,中國詩人北島以1賠50,作家戴思傑以1賠66也名列其中)。
  也就是說,如果我們相信這兩大博彩公司的賠率榜的話,那麼2012年的諾貝爾文學獎,將是莫言與村上春樹之間的角逐。
  當然,博彩公司最主要的獲利手段,無非是讓大多數下注者按照他們的節奏如此步行:博彩——挂彩——挂掉。
  事實上,僅看Unibet賠率榜單上1賠15以前的作家,就能發現,前9位均非等之輩,個個都有實力問鼎折桂。
  B
  莫言對此無言
  8月25日,曾炮製欲以一次性支付“翻譯定金”60萬美金撼動諾獎評委的“80後作家”張一一在騰訊微博上表示:“2012諾貝爾文學獎莫言的賠率高居第一有什麼好奇怪的呢?大夥兒知道‘指鹿為馬、道貌岸然、一點兒也不能讓人心誠服’的諾貝爾文學獎資深評委、瑞典文學院院士馬然,翻譯莫言的《紅高粱》、《豐乳肥臀》、《透明的紅蘿蔔》、《白狗鞦韆架》4個作品收取了多少的好處費嗎?”
  一言既出,八方驚詫。
  在博彩公司公開榜單後一直保持沉默的莫言,按捺不住憤怒發佈了一條新浪微博作為回應:“針對張一一在其騰訊微博上傳播的謠言,本人鄭重聲明:截至目前,我在瑞典只出版了3本書:《紅高粱家族》、《天堂蒜苔之歌》、《生死疲勞》,3本書的譯者均為陳安娜。我對造謠者深惡痛絕,保留訴諸法律的權利。並對蒙受不白之冤的馬然先生深表歉意。”
  莫言在微博上辟過謠之後,便回老家閉關寫作去了,再不理會此事。媒體的電話一概不接,短信、郵箱也處於沉默狀態。
  莫言回到山東高密老家。雖然他說自己此行的目的,只是想專心寫作,希望自己將更多的精力用在寫作上。因為本月,他的新作、劇本《我們的荊軻》將出版。但不管理由如何充分,他不堪忍受最近諾獎傳聞和流言的影響以及希望低調對待此事的心態,都昭然若揭。
  雖然在此之前,莫言曾公開表示,獲獎是好事情,但作家創作的終極目的不是獲獎,而是要通過寫作表達自己的思想,改變自己和別人。
  現在的問題是,在登上博彩公司的賠率榜之後,莫言成了當事人,話題就複雜了。所以躲回老家的莫言,其手機無人接聽,無法接通,其實合情合理。
  C
  問鼎正當時?
  儘管,由於連年入不敷出,諾貝爾基金會已經宣佈,將2012年的獎金數額削減20%,通過減少開支來保護基金會的長線投資。這意味著諾貝爾獎的獎金數額將從目前的1000萬瑞典克朗減至800萬瑞典克朗,以目前的匯率換算,約合人民幣760萬元,但不容否認,此獎仍然是世界上屈指可數的文學巨獎。
  事實上,近些年來,莫言一直被中外輿論所看好,連法蘭克福書展總裁于爾根·布斯先生都說:“在很多西方評論家眼中,莫言是有希望獲得這一殊榮的中國作家。”
  因為翻譯村上春樹《挪威的森林》及32卷村上春樹文集而聞名於世的林少華教授說,1994年獲得諾貝爾文學獎的日本作家大江健三郎曾經有言:如果繼他之後還有亞洲作家獲得諾貝爾文學獎的話,他看好莫言。他認為莫言難能可貴地堅持著自己的寫作立場,從《紅高粱家族》到《檀香刑》、《生死疲勞》、《蛙》,在以英、法為主流的閱讀市場中,是被翻譯最多、最精準的華語文學作品。林少華因此調侃道:“如果村上春樹得諾貝爾文學獎的話,于我個人也有好處,但作為一個中國人,我還是更希望莫言能得獎。”
  《收穫》雜誌執行主編程永新說,莫言今年呼聲最高,陷入人們各種各樣的猜想,對莫言來說可能是一種干擾。但作為一個一直在閱讀莫言作品的讀者、編輯,程永新個人為莫言感到高興。“像莫言這樣的作家,本身的分量在那裏,絕對是諾獎的水準。”
  為何莫言今年會成為各種諾獎猜想中的最大熱門?程永新分析,這應該與莫言的作品近兩年在西方的出版與推廣有極大關係。在歐美國家,一般而言,中國作家得到認同是非常困難的。但是莫言的作品在國外出版之後,得到了核心文化圈的認同,莫言作品的豐富性被更多人所知。或許,這就是莫言今年離諾獎最近的主要原因之一。
  (宗合)
來源:南京日報
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 記事では、主にノーベル文学賞の賭けについて書かれており、文学についてはほとんど何も書かれていない。これは、とりもなおさず今回の莫言の受賞が、賭の胴元UnibetとLadbrokesの工作によるものであることを匂わせている。つまり、どこかから資金が流れて、UnibetとLadbrokesが、そうした宣伝工作をしていたという疑いが強いのである。今年だけ、賭のニュースが大きく話題になったのも非常に不自然で、今までそんなことをしている話しは聞いたこともなかった。
 そして、なぜかまた赤字のように、文学関係では「大江健三郎」が「如果繼他之後還有亞洲作家獲得諾貝爾文學獎的話,他看好莫言(もし大江に続いてアジアの作家でノーベル文学賞をもらうとすれば、莫言が相応しい)」と言った話しだけが出ている。指導者交代の時期に合わせて大江健三郎も「私はこれだけ中国に貢獻した。恩賞を!!」と要求するつもりだろう。

 Wikipediaを見れば、大江健三郎と同じく莫言がほとんど誰にも読まれない作家であることはすぐに分かる。作られた名声はあっても、作品を読んで何かを書こうとする市民やファンが、取り卷き以外にはほとんど居ないのである。虚名の人気作家なのである。
 莫言
 各国語版も悲惨な状態で、ほとんど何も知られていないことが分かる。
 英語版
 フランス語

 ナチス中国人民解放軍の「御用作家」という称号が一番相応しい人物だろう。

(2)尖閣問題も背景に
 今回、莫言がノーベル賞をもらった背景には、人民解放軍からスウェーデンに対して巨額の資金の流れがあったことが窺える。
 中国航母曝致命缺陷 瑞典关键时刻帮忙

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中国空母、スウェーデンからアレスティング・ワイヤー調達
発信時間: 2012-06-01 13:18:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
◇中国国産空母は計50~55機を統一配備へ
中国は現在、初の空母「ワリヤーグ」向けにあらゆる種類の艦載機を開発中だが、専門家はそれを秘密にし、余り多くの詳細を語らない。例えば、艦載早期警戒機はY-7輸送機をベースに開発が進められている。中国の幹部は航空機に搭載する電子設備に対して高過ぎる要求を提示しないため、中国の艦載早期警戒機は開発に成功するだろう。専門家は、中国国産空母が2017~2020年までに完成することはないとみる。5月30日付のロシア軍事産業誌が伝えた。
中国の空母「ワリヤーグ」と国産の次世代空母の航空連隊は、殲15(J-15)攻撃機24~36機、Y-7またはYak-44をベースにした早期警戒機4機、Ka-28PL対潜ヘリコプター6~8機、Ka-28PS対潜ヘリコプター2機など計50~55機を統一配備するとされている。
◇空母のアレスティング・ワイヤーをスウェーデンから調達
非公式の情報によると、中国は空母に使うアレスティング・ワイヤーをスウェーデンから調達、さらに西側の技術をベースに蒸気式カタパルトに代わる中国国産の電磁式カタパルトを開発したという。
空母艦載設備や武器・装備はほぼすべて国産製品で賄っているが、レーダーやアレスティング・ワイヤー、蒸気式カタパルトおよび個別の通信設備はそうではない。これらのカギとなる設備は国外から輸入するしかないのが現状だ。2007年、中国がアレスティング・ワイヤー4組と他の設備調達についてロシアと協議していることが伝えられた。アレスティング・ワイヤーのうち1組は研究目的に使われ、2組目は空母「ワリヤーグ」に搭載、残り2組は国産空母2隻に配備されるといわれていた。ところが昨年末、おそらく米国の圧力で、ロシアはアレスティング・ワイヤーと蒸気式カタパルトの技術文献の売却に最終的には同意しなかったという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年6月1日
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 実は、ノーベル賞の発表のある前に、この記事を見ていて、「おそらくノーベル文学賞は莫言だろう」と思った。ナチス中国は、今年、空母用の着艦用ケーブルが入手できなくなったので、スウェーデンからそれを購入していたのだ。

 スウェーデンは、日本と同じく支配階級が固定して、生産性が低下し、経済状態は日本並みに低成長化している。

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スウェーデン、2012年成長率は予想を若干上回る見通し
2012年 06月 20日 19:35
[ストックホルム 20日 ロイター] スウェーデンの国立経済研究所(NIER)は20日、2012年の経済成長率は予想をやや上回るものの、ユーロ圏危機の影響から依然として過去2年間を大幅に下回るとの見通しを示した。
NIERは声明で、2012年の成長率を従来の0.4%から0.7%に若干引き上げた一方、2013年の見通しは2.5%から2.3%に引き下げた。
NIERは「スウェーデン経済の回復は勢いを失っており、2013年まで改善は期待できない」としたものの、強固な財政状況から景気減速下でも比較的良い位置にあると強調した。
失業率を低水準に維持するため政府に一時的な景気刺激策を求めたほか、スウェーデン中銀に対しても利下げの余地があると述べた。
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 しかもスウェーデンは、軍事産業大国である。

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ビジネス視点で防衛産業ウォッチング
67 イスラエルとスウェーデンに見る「防衛産業の生存戦略」(1)
井上孝司  [2012/03/01]
過去2回にわたり、新興武器輸出国の例としてトルコと韓国、それと武器輸出の強化を目論むインドの話を取り上げてきたが、今回は目立たずに実績を積み重ねてきている武器輸出国の話を取り上げよう。その国とはなんと、イスラエルとスウェーデンである。
どういうわけか、日本におけるイメージは対照的(?)な両国だが、防衛産業という視点から見ると、案外と共通点が多い。国産化に積極的な一方で輸出にも力を入れている、その際に得意分野に的を絞っている、外国企業との連携に積極的といった具合である。
両国が装備の国内開発にこだわる事情
イスラエルとスウェーデンの両国とも、防衛産業基盤の維持や国産化に積極的になる動機が明確に存在している。
イスラエルの場合、第三次中東戦争、あるいは第四次中東戦争に際して、外国からの輸入を差し止められたり、輸入が実現できても用途制限をつけられたり、といった苦い経験がある。これでは自国の防衛が成り立たないということで、国内で防衛産業を育成するとともに国産化を推進した。
その代表例がメルカバ戦車やガリル自動小銃だが、それ以外でも各種の電子機器やミサイル製品を手掛けている。なんといっても、米国以外で弾道ミサイル防衛用のミサイルを独自開発しているのは、イスラエルぐらいのものだ(地対空ミサイルで「弾道弾の迎撃も可能」といっているものは除外した場合)。
一方のスウェーデンは言うまでもなく、厳正中立政策で知られる。中立ということは、どの陣営にも属さない代わりに、有事の際には他国の支援をアテにはできないということでもある。だから、装備の国産化を推進するとともに、国土の要塞化や飛行場の分散化といった施策をとっている。何も具体的な行動をとらずに平和だけを願っているわけではない。
ただしいずれにしても、自国向けの需要だけでは開発・量産にかかる費用を賄いきれず、高くついてしまう。防衛産業といえども利益を出さなければ生き残っていけないのは他の業界と同じ。もちろん、国民の血税を使うわけだから適正利潤という考えは必要だし、不正請求や過剰請求は「もってのほか」だが、そうしないと利益が出ないのであれば、それはそれで問題である。
利益の確保と産業基盤維持という問題を解決するには、輸出によって需要を増やすしかない。もちろん、自国の不利益になるような国には輸出できないし、特にスウェーデンでは輸出相手国の選択に際して厳しい条件があるにしてもだ。
そんなこんなの事情により、イスラエル製あるいはスウェーデン製の武器は意外にも多くの国に出回っている。要約すると、イスラエルはUAV(無人機)や電子機器に強く、スウェーデンは小型の火砲やミサイルの類、電子機器、航空機に強い。スウェーデン製の航空機というとJAS39グリペンを真っ先に思い浮かべるが、サーブ社製の旅客機を改造した哨戒機や早期警戒機、そこに載せるレーダーなどが、意外と多くの国で使われている。
実は、スウェーデンの製品は日本にも入ってきており、海上自衛隊の無人掃海艇「SAM」や、陸上自衛隊の84mm無反動砲「カール・グスタフ」が典型例である。また、海上自衛隊の潜水艦はスウェーデンのコックムス社が開発したスターリング・エンジンを導入している。潜航中でも蓄電池に頼らずに電力を供給する、いわゆるAIP(Air Independent Propulsion, 大気独立型推進装置)だ。
スウェーデンで開発されたスターリング・エンジンAIPを装備する、海自の潜水艦「そうりゅう」(筆者撮影)
また、米軍ですらイスラエルやスウェーデンの製品を採用している例がいくつもある。スウェーデン製ではAT-4対戦車ロケット、イスラエル製ではLITENING目標指示ポッドが典型例だろう。LITENINGの場合、米ノースロップ・グラマン社が協力しており、対外輸出はそちらが窓口になっている。販売力やサポート力のことを考えると、そのほうがやりやすいわけだ。
それどころか、イスラエル製のUAVはロシアでも採用されている。それも、グルジアがイスラエル製のUAVを活用したせいで苦戦させられたロシアが、戦後にイスラエルに対してUAVの購入を打診したというのだから、したたかというか、なんというか。
国産一辺倒では持たなくなった昨今
もっとも最近では、装備品の高度化・高価格化が進んでいることから、そう何でもかんでも国内開発・国内生産とはいってられなくなった。イスラエルの場合、戦闘機はF-15・F-16・F-35と輸入が続いているし、艦艇も小型のミサイル艇・哨戒艇を除いて輸入に頼っている。しかし、電子機器やUAVといった得意分野では国産を譲らない。
弾道弾迎撃ミサイルのアローやアイアン・ドームでは、米国のメーカーから協力を受けているが、これにはちょっとしたカラクリがある。イスラエルが米国から軍事援助を受けているのは周知の事実だが、このFMF(Foreign Military Financing)という仕組み、実は援助資金は米国の企業に支払わなければならない。だから、米国企業を関与させるほうがFMF資金を使いやすいのである。ちなみに、アローはボーイング社、アイアン・ドームはレイセオン社が協力している。
スウェーデンでも、戦車は国産のSタンクから輸入品のレオパルト2に切り替わった。そして、装輪装甲車では自国メーカーのBAEシステムズ・ヘグランド社が開発したSEP(Spitterskyddad Enhets Platform)を退けて、隣国・フィンランドで開発したパトリア社製AMV(Armoured Modular Vehicle)の輸入を決定している。ただし、潜水艦は国産だし、火砲やミサイルも国産が多い。
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 破産したサーブを買い取ったのも中国資本で、中国は対日開戦準備のために、スウェーデンを武器調逹先にしている可能性が大きく、今回のノーベル賞もその結果だったのである。

 スウェーデンは、軍事大国として北欧に君臨し、ロシアに破れた後、死の商人の国として発展してきた。ナチスドイツに大量の鉄鉱石を売っていた国である。中国と日本が戦争をすれば、二つの国に大量の兵器を売ることができる、いかにも彼らの考えそうな戦略だろう。
 スウェーデン 死の商人

 今年、村上春樹が受賞できなかったのは、10年後に本当になるかもしれない第三次世界大戦のシンクロニシティーの一つなのである。もし村上春樹が受賞していれば、たぶん戦争の可能性は下がったであろう。しかし、人民解放軍の御用作家を当選させた以上、邪悪を憎む運命の女神は現代人の世界に相応しい「血の代償」を求めるにちがいない。人類の明るい希望の一つが、また消えたのである。

 と同時に、邪悪な大江健三郎氏にも同じ運命が来ないともかぎらない。運命の女神は偽善者を最も憎む。

 とは言え、楽しみは先に、また、ファンは今こそ村上春樹の応援に努めるときだろう。そうしたうねりが邪気を払うかもしれない。未来は決まっているわけではなく、無数の決断が産み出す偶然が方向を創っていく。未来はあるのではなく、生まれるのである。 

追加(2012年10月14日)
 スウェーデンは、ナチズムと深い関係がある。

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挪威二戰新發現 瑞典暗中助納
【簡體版】 【打印機版】 【字號】大 中 小 【大紀元2012年06月19日訊】(大紀元記者李玥瑞典報導)挪威近期出版的一本新書披露了當年挪威士兵與納粹士兵在納爾維克交戰時,瑞典曾提供鐵路給希特勒用於將大批軍隊運往前線。 駐納爾維克的記者Espen Eidum花了三年時間整理挪威、瑞典和國的檔案,努力探究1940年納粹軍隊如何在納爾維克的前線獲得援軍和補給品,並使他們轉敗為勝的。他的研究結果證實,這一切歸咎於名義上持中立的瑞典。
Espen Eidum在他出版的書《血軌》中寫到,國人在戰爭中大規模使用瑞典鐵路網。瑞典當局在1940年10月,也就是國勝利四個月後,試圖讓駐倫敦和斯哥爾摩的挪威代表團相信,瑞典並沒有允許納粹士兵通過其領土並運輸武器。但事實並非如此,希特勒的代表當時告訴瑞典當局,前線有許多受傷的國士兵急需醫療人員及食品。瑞典於是同意國的火車途經瑞典,國人就趁機將作戰士兵偽裝成醫務人員運送到納爾維克前線。按照Eidum的計算,運送一個真正的醫療人員,就順帶運去17個作戰士兵。Eidum的研究表明,火車上還裝有重炮、高射炮、彈藥、工程設備、通信設備和衣服。瑞典當局與納粹在鐵路上的合作,使上千的納粹士兵通過瑞典,並將挪威人通過火車押往國集中營。
Eidum的書中還提到一封戰爭時期挪威首相Johan Nygaardsvold(勞動黨)在1940年給勞動黨總部在斯哥爾摩的代表的信,這封信是要轉給瑞典首相的。信中Nygaardsvold大發雷霆,他讓在斯哥爾摩的代表向當時的瑞典首相、社會民主黨成員Per Albin Hansson 轉達他的憤怒。他說有兩件事想做:一個是把國人趕出挪威;第二,痛斥Per Albin Hansson和他的政府與政黨。
(責任編輯 童景)
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 最近出たノルウェーの研究で、第二次大戦中、ノルウェーのナルヴィック戦のときナチスドイツがスウェーデンの鉄道網を使用していたことが明らかにされた。

 体質も実は極めて全体主義的であることが、次第に明らかになりつつある。
 スウェーデンは「ナチ」か?

 従って、スウェーデン人はロシア人と気質がよく似ていると見てよいであろう。親ナチズム、親国粋主義、親権威主義、親大国主義なのである。ただ、歴史的にロシアとドイツに圧迫されてきたので、そうした本性が表に出にくいだけだろう。

 ナチス中国人にとっては気質がヨーロッパでは一番合うらしく、多くのナチス中国人が移民している。2012年9月にも、スウェーデン在住のナチス中国系住民が、本国の指示で「反日デモ」を行った。
 祝贺瑞典华人反日游行大成功‏ 高清照片

 今年8月には、ナチス中国の移民を管理する責任者が、スウェーデンを訪問している。
 中国侨联主席林军在瑞典与侨胞交流座谈

 今回の空母用着艦ケーブルの売買も、直接、政府からはニュースになっていないので、秘密裏の取り引きだったと思われる。今後もこうした新兵器の購入が続くであろう。スウェーデンから大量の武器が買い付けられている間接的な証拠は、ナチス中国の検索サイト「百度」の質問からも窺える。2009年の質問であるが、なぜスウェーデンは軍事産業が非常に発達しているのかと言う質問にかなり詳しい答えが返されている。

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 为什么瑞典有比较强的军工企业?
 第一他们不需要很强的军队
 第二他们的武器出口也更多也只是坦克
 第三他们二次大战没参加 也没继承很优秀的国科学家 理应造不出像维斯比护卫舰那样比美国还领先10年的战舰 为什么他们能造出来?
 他们的武器感觉比整个欧洲联合造的那些都好又不需要 又贵有卖不出去...

谁告你人家不需要很强的军队的?有什么标准可以说明一个国家是否需要强大的军队?不要以为中立国就可以不要强军了,毛子这种野蛮的民族才不管这套,在毛子的大军威胁下要安全生存自己必须得有两下子。
其次,瑞典的坦克根本没有什么名气,虽然S坦克曾经因为其特设的设计而受到一时关注,但也就是适应瑞典的地形特点而已,根本不可能出口。瑞典甚至都没有主战坦克,到现在最多也就是CV90-120轻型坦克而已。
瑞典干吗要继承国科学家?世界上优秀的科学家多了是,国在科技上本来就没有多少优势,二战国真要是科技领先了很多,就不会失败了。而且维斯比那么小的船其实也没有什么先进的,600吨的船做隐形设计还是容易的,而且功能又很单一,比美国领先完全是胡扯。无非就是美国海军没有对这类船舶的需要而已,否则以美国的实力造这种玩意,其性能会让瑞典很汗颜的。
瑞典的武器基本就是满足本国需要,很有自己的特点,确实也不错,但是也仅此而已,世界范围内根本谈不上先进。
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 中国軍が目を付けたのは、小火器類や戦車、600㌧の小型艦らしく、質問が出ている。しかし、回答ではアメリカ軍に比べると、先進的ではないと評価していて、アメリカ軍を仮想敵にしているナチス中国の需要には合わなかったようだ。しかし、この頃までにかなり具体的な装備購入の話しが中国とスウェーデンの間で進んでいたことは、末端のこうした下級兵士にまで情報が流れていることからも明かだろう。

 ナチス中国が対スウェーデン工作を強化したのは、おそらく2005年頃からで、以下に軍事産業に対する強い関心が示されている。
 瑞典军事工业:北欧最大最完善的军工体系(图)

 今後、ナチス中国がスウェーデンから調逹して配備する可能性が考えられるのは、記事から見ると以下のような装備である。
 (1)瑞典军工的骄傲:JAS-39“鹰狮”战斗机(サーブ 39 グリペン STOL性能がよいので尖閣諸島や沖縄など島嶼部の短い滑走路で使える)
 (2)瑞典萨博公司研制的Saad-340鹰眼预警机(サーブ本社が開発した早期警戒機 サーブを買收した中国軍はこの技術をすでに買っているだろう 北欧百眼巨人系列预警机
 (3)爱立信微波公司(エリクソン SONYはエリクソンとの合弁を生かし切れなかったが通信技術に関して英語版Wikipediaは非常に詳しく説明している 軍用通信機のメーカー)
 (4)瑞典向印度出售的155毫米FH-77牵引火炮系统
 (5)欧洲流星空对空导弹,萨博公司最近便收到了几份这种导弹的合同。(ミーティア サーブ本社のミサイル技術を中国は狙っている)
 (6)瑞典陆军的155毫米FH-77牵引火炮系统的改进型FH-77B
 (7)瑞典阿尔维斯-哈格隆设计的CV-9030型步战车(Stridsfordon 90歩兵戦闘車
 (8)瑞典考姆公司生产的A19哈兰型潜艇(ゴトランド級潜水艦 攻撃型潜水艦として米軍が借用していた

 その他、
 (9)ヴィスビュー級コルベット(ステルス機能のある警備艇)
 (10)小火器類(スウェーデン陸軍 各種小火器は基本的に第一次大戦的な人海戦術の中国軍には役に立つ

 いずれにしても、すべて安全は経済が保証する時代になった。中国からの投資をなるべく引き上げ、危険を分散する必要がある。中国との關係を断つ必要はない。しかし、「21世紀は中国の世紀」という中国共産党中央委員会機関誌『人民日報』をホームページに掲載している『朝日新聞』などの言うことを真に受ける時代は終わった。2012年の現実、これがすべてである。

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就職難の中国で日系企業就職説明会中止に学生の不満が高まる- NEWSポストセブン(2012年10月14日07時00分)
 中国新聞網などが伝えたところによると、尖閣諸島問題をめぐる激しい反日デモや反日気運の高まりで、北京や上海など中国各地での日本企業による就職説明会が中止に追い込まれている。大学側が一方的に中止する場合もあるが、日系企業もキャンパス内での活動を自粛したり、敬遠するケースも目立っているという。
 中国の名門大学、北京大学や清華大学では通常、新学期が始まる9月から毎月、日系企業による就職説明会が開催されているが、今年はインターネットなどで中止の通知が伝えられている。
 中止の説明や今後の説明会の開催予定などは一切なく、「折角、日本語を専攻したのに就職できなくなるかも…」と不安がある学生が多い。
 これについて、日系企業の就職担当者は「大学側からキャンパス内での説明会開催は当面、見合わせるようにとの連絡があった。その理由は明らかにされていない」と述べて、大学側の判断であると説明する。
 このため、キャンパスの外で就職説明会を開く企業もあるが、今後の中国内での事業計画が不確定なため、採用活動を自粛する企業が大半だ。
 ある企業関係者は「反日気運が高まっていることもあって、キャンパス内で会社説明をすると暴力を受ける可能性もあり、活動を敬遠せざるを得ない雰囲気だ」と語る。
 このため、例年ならば、本社から北京などに就職担当者を送り込む企業側も「今年は中国便のフライトが中止になったり、担当者の安全も考えなければいけないこともあったりで、当分本社から人員を出さない方針だ。駐在員が個別にリクルートすることになるのでは…」と指摘する。
 しかし、ある駐在員は「日常業務もあり、採用活動まで手が回らない。しばらくは静観するしかない」とあきらめ顔だ。
 日本語専攻のある学生は「尖閣問題が影響しているのは間違いないが、われわれの就職とは何の関係もないはず。政府が早く適切な対応をとるべきだ」と主張する。とはいえ、今後の日中関係も一層険悪化することは必至な状況だけに、尖閣問題は一朝一夕に解決しそうもない。
 中国では大学生の就職難が大きな社会問題になっており、尖閣問題がめぐり巡って、就職できない学生らによる大規模なデモに発展し、「第2の天安門事件」が発生する可能性もあながち否定できない情勢だ。中国は尖閣問題で、自分で自分の首を絞めることにもなる怖れもあるのだ。
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 ナチス中国の時代遅れな三国志レベルの謀略感覚は、現代の民主化社会とのすれ違いが大きくなっている。国内ですら矛盾が増大している。日本でも親中派の『毎日新聞』ですら、こう書かざるをえない。

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ノーベル文学賞:「莫言氏は体制側」と中国国内で批判も
毎日新聞 2012年10月12日 11時59分(最終更新 10月12日 12時19分)
中国人作家、莫言氏へのノーベル文学賞授賞決定を1面で伝える中国主要各紙=北京市内で2012年10月12日、工藤哲撮影
【北京・工藤哲、高密(中国山東省)隅俊之、ワシントン白戸圭一、台北・大谷麻由美】中国人作家、莫言(ばく・げん)氏(57)へのノーベル文学賞授賞決定について、中国国内では「体制内の人物で授賞に値しない」と批判の声が上がる一方、12日付の中国主要各紙は1面で大きく扱い称賛している。中国政府は表向きは歓迎の立場とみられるが、政治色を帯びる文学賞は中国の政治体制の批判につながりかねないだけに神経もとがらせているようだ。
 香港紙「明報」は、中国の知識人の間では「作家協会副主席の莫言氏への授賞は、体制内の核心人物に対するもので授賞に値しない」と批判の声も出ていると伝えた。中国国内では、10年にノーベル平和賞を受賞した民主活動家、劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏が国家政権転覆扇動罪で懲役11年の判決を受けた際、莫言氏が「状況が分からないから評論したくない」とコメントを避けたことなどが取り上げられ、インターネット上で「結局は体制側」との批判も出ている。(中略)
 一方、北京の評論家、韓浩月氏は11日夜、中国版ツイッター「微博」で、莫言氏の受賞について評論を書いたところ、「編集部に全部没にされた。報道は許されても評論は許されない」と暴露。中国共産党中央宣伝部の指示があったことをにおわせ「憂慮している」と批判した。
 一方、米国では、莫言氏の受賞はほとんど話題になっておらず、メディアは受賞の事実を淡々と伝えている。11日の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は米国の文芸評論家の寄稿を掲載し、莫言氏の受賞について「今回は中国が堂々と祝うことができる初めてのノーベル賞だ」と指摘した。
 劉氏が平和賞を受賞した際、「政治囚」だったため、釈放を求める米政府と劉氏の授賞式出席を認めない中国政府の間で外交問題に発展し、米メディアの注目を集めたのとは対照的だ。(以下略)
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 人民解放軍御用作家・莫言のノーベル賞受賞を不快に感じている地球市民も少なくない。

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莫氏に「体制側作家」批判も  
2012.10.12 20:13 [ノーベル賞]
莫言氏のノーベル文学賞受賞決定を大きく報じる12日付の中国各紙(共同)
 【北京=川越一】中国の作家、莫言氏のノーベル文学賞受賞決定から一夜明けた12日、共産党機関紙、人民日報(海外版)など中国各紙は「中国人初」の快挙を大きく伝えた。中国各地の書店では著書の売り切れが相次ぎ出版社が増刷を急ぐほどの好況だが、中国作家協会副主席を務める莫氏を「体制側の作家」と批判する声も少なくない。
 同協会は中国政府と近い関係にあると認識されている。日本政府による沖縄県・尖閣諸島国有化に対しても、「中国の領土と主権を野蛮に侵犯した行為だ」と当局の主張を復唱する声明を出すなど、体制寄りの姿勢が目立つ。
 莫氏自身、2010年に民主化活動家の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞した際、コメントを控えるなど、当局ににらまれないよう立ち回ってきたことは否めない。米国に渡った人権派作家の余傑氏に「共産党のたいこ持ち」と揶(や)揄(ゆ)されたこともある。
 中国人作家は香港メディアに「創作を妨害する体制側組織の幹部が受賞するとは皮肉なことだ」と評した。フランス通信(AFP)によると、米国在住の民主化活動家、魏京生氏は「賞は共産党政権を喜ばせる目的で授けられたもので、注目に値しない」と切り捨てた。
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 民主化運動を進めてきた中国人も今回の受賞を批判している。

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反体制派の中国人作家、莫言氏へのノーベル文学賞を批判
【10月14日 AFP】ドイツ在住の反体制派中国人作家、廖亦武(Liao Yiwu)氏は13日、2012年のノーベル文学賞(Nobel Literature Prize)を受賞した中国人作家、莫言(Mo Yan)氏について、中国共産党政権に近い「国家のお抱え詩人」だと激しく非難した。
 14日にドイツ出版協会平和賞(Peace Prize of the German Book Trade)を受賞する廖氏は、前日の独ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)に掲載されたインタビューで「(莫氏の受賞に)ショックを受けた」と語り、「莫言氏は必要ならば、いつでも自らの職人芸の世界に引きこもる国家のお抱え詩人だ」と批判した。
 また11日に莫言氏にノーベル文学賞が授与された後、ドイツの廖氏の元へは中国の友人たちから「西側諸国は自分たちのことを中国の体制の延長だと考えているのだろうか」と問い詰める声が寄せられたと語った。
 ノーベル賞受賞の莫言氏は中国政府から多大な称賛を浴びる一方で、同国の反体制派からは「共産主義の手先」だと批判されてきた。同氏はまた、中国の芸術は共産党に寄与する必要があると書いた同国共産党の創立者、毛沢東(Mao Zedong)を擁護している。(c)AFP
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 こうした「金で動く」ケースが続けば、ノーベル文学賞もソ連と東ドイツ時代のオリンピックのように、今後は大きな代償を払わねばならない。


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