蓬莱の島通信ブログ別館

「すでに起こったことは、明らかに可能なことがらである」
在台日本語教師の東アジア時事論評あるいはカサンドラの眼差し

広がる暗黒の中世化現象2─支那宦官としての某総統と支那走狗としての大江健三郎

2009年10月10日 | 市民のメディアリテラシーのために
(写真:南京大虐殺記念館を平然と参観する大江健三郎
1.馬英九と大江健三郎の共通点
 私にとって台湾に関して虫酸が走る人間が今二人居る。ひとりは、某総統もうひとりは大江健三郎である。某総統は、私に言わせれば「化粧オカマ」の類で、毎日どこかの行事でテレビに出る彼のスケジュールから私が想像した彼の1日は以下のようになる。小泉総理のように、国会や行政関係で彼がテレビに出たことはほとんどない。大半は外で”やらせ”で撮っている場面である。
 午前中:ダイエット、トレーニング、美容、理髮、化粧、アンチエージング
 午 後:テレビの打ち合わせと出演現場での撮影
 夜  :自分が写ったテレビを録画し、「美しく」撮れているかどうかスタッフと検討会を開き、翌日のシナリオを決定する
 週の半分以上は、これで潰れているはずだ。テレビのない日は、以下のような日程だろう。
 午前中:ダイエット、トレーニング、美容、髮染め、化粧、アンチエージング
 午 後:某大陸への定期報告と奏上内容をスタッフと打ち合わせ
 夜  :某大陸の秘書に自分の業績(台湾衰退政策、反日活動等)を報告し、台湾での問題について奏上し、命令指令を仰ぐ
 見ていると、台湾の某総統の日常は、なんだか19世紀以前の清朝の台湾代官に似ているのではないかと思われる。19世紀末の劉銘伝は台湾史にその名が残る名総督だったが、それ以前の人物は古文書の中でもほとんど名前すら残っていない、塵芥の類と言えよう。いや、現在の某総統はもっと言えば、三国志の十常侍のような陰険な宦官といったところだろう。

==========
 台湾高速鉄道、経営難で会長が辞任 親中・馬英九政権の懲罰人事か
2009.9.23 23:26
 【台北=山本勲】深刻な経営難に陥っている台湾高速鉄道(高鉄、台湾新幹線)は22日の取締役会議で、殷キ・董事長(会長)の辞任と、欧晋徳・執行長の董事長昇格を決めた。殷氏は累積負債4600億台湾元(約1兆3000億円)にのぼる経営悪化の責任を問われていたが、8月の「ダライ・ラマ14世訪台に積極的にかかわったことで馬英九政権から“詰め腹”を切らされた」(民主進歩党筋)との声も聞かれる。
 日本の新幹線技術が海外で初採用され、台北と高雄の間を最短90分で結ぶ高鉄は、2007年3月に全線で営業運転を開始したが、赤字経営が続いている。鉄道建設費や銀行融資の金利負担などを抱え、加えて開業以来の累積赤字も702億元(約2000億円)にのぼっている。
 主な原因は(1)日欧技術の混在などで開業が2年近く遅れた(2)乗客見積もりの大幅な狂い(1日平均28万人の計画に対し、現在は8万7千人)(3)駅周辺商業施設開発の失敗-などだ。
 殷氏は1998年5月の高鉄発足以来、董事長職を務めてきたが、これら事業経営を失敗した責任を問われてきた。
 殷氏はまた、陳水扁前民進党政権との関係が緊密で、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマが先月、台湾を訪問した際に台北から高雄までダライ・ラマのために専用列車を走らせるなど、積極的な役割を果たした。このことが親中政策をとる馬英九政権の神経を逆なでしたとの見方もある。
 後任の欧晋徳氏は、馬英九総統が台北市長時代に副市長を務めた腹心の一人。高鉄はシステムの建設と運営は民間が行い、35年後に当局に移管される、いわゆるBOT方式の民間企業だが、欧董事長のもとで当局の支援体制を強化し、経営危機の打開を図ることになる。
(殷キのキは「王」へんに「其」)
===========

 某総統の腹心の部下は、台湾新幹線の技術を丸ごと某大陸に渡す凖備中だろう。

===========  
台湾行政院、ラビア・カーディル議長の訪台禁止
2009.9.25 19:50
「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席(ロイター) 【台北=山本勲】台湾行政院(内閣)の江宜樺・内政部長は25日の立法院(議会)答弁で、台湾訪問の意向を表明していた在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビヤ・カーディル議長の入境を禁止すると述べた。江部長は同会議が「国際テロ組織と密接な関係を持ち、国家利益に沿わない」とその理由を説明した。
 ラビヤ・カーディル議長に対しては台湾の複数の民間団体が招請活動を展開し、同議長も12月の訪台希望を表明していた。これに対し中国政府の意向を反映したとみられる中国の学者、研究者らを中心に受け入れ反対論が強まっていた。
 台湾行政院の入境禁止決定も中台関係への影響を配慮したためとみられる。馬英九総統が8月のダライ・ラマ14世の訪台を受け入れた際には、中国は招請の中心となった陳菊・高雄市長ら民進党の一部を非難するにとどめていた。
 しかし中国がダライ・ラマ以上に警戒、敵視するラビヤ・カーディル議長の入境を認めれば、12月に台湾で開催予定の中台交流団体トップ会談など今後の交流事業にかなりの影響が出ると当局は判断したもようだ。
 高雄市主催の高雄映画祭は22日、カーディル議長のドキュメンタリー映画を公開していた
==========

 すでに台湾では、来日したカーディル議長入国阻止のように反中国的動きを封殺する動きが広がっている。ブログもいつまで書けるだろうか。こうしたニュースはテレビは流さない。政治で流すのは相変らず「化粧オカマ」の”美しい私”物語とか、”発展する中国・美しい中国”ストーリーばかりだ。
 
2.ナチス・宣伝相ゲッペルスに匹敵する大江健三郎の詐術
 前回、大江の台湾訪問について、少し触れた。
 広がる暗黒の中世化現象─NHKのナチス化・大江健三郎”天皇弑逆小説”をナチス中国人に公言!!
 台湾の政府系通信社・中央社は特集を組んで、訪台を報道している。
 諾貝爾文學獎得主 大江健三郎訪台
 1年前から大江健三郎の訪台は決まっていたから、ノーベル賞と双十節(建国記念日)に合わせて、ナチス中国および台湾の国民党側との綿密な打ち合わせをおこなったうえで、わざわざ火、水、木という大学などで教えている台湾人大学人が来にくい曜日を選び隙間を縫う形で、訪問日程を立てたと思われる。
 おそらく、カーディル議長の訪台拒否の代わりに、ノーベル賞受賞者を呼んできたという名目もあのお化粧しか関心がない某総統は考えたに違いない。
 ナチス中国も大江健三郎を使って、日本から何か讓歩を引き出そうと躍起になっている。わざわざ「日本文學家大江健三郎將赴臺展開“贖罪之旅”(日本の文学者大江健三郎台湾訪問を展開”贖罪の旅”)」という見出しを出して、新華社が宣伝を行っている。いかにもあざとく、毒々しいナチス中国ならではの下品なプロパガンダだ。

==========
日本文學家大江健三郎將赴臺展開“贖罪之旅”
1994年諾貝爾文學獎得主、日本文學家大江健三郎,將于10月5日首度赴臺。有臺灣學者稱,大江這次來臺,除了希望促成兩岸共同研究他的作品,長年譴責日本侵略罪行的他,也把這趟臺灣行當成日本人的贖罪之旅。
據臺灣《中國時報》報道,大江曾七度訪問大陸,臺灣學界也曾多次邀約,卻都因時間不巧而無法成行。這次大江健三郎主動提出來臺,也促成臺灣“中研院”中國文哲所與中國社科院攜手合作主辦“國際視野的大江健三郎文學”學術研討會,研討會將于10月6日、7日登場。
“中研院”文哲所研究員彭小妍表示,大江在日本文學界的地位就像神一樣,大江因為控訴日本軍國主義、深沉自省的立場,被譽為“日本社會良心”,在中國格外受歡迎。“大江這次來臺,除了希望促成兩岸共同研究他的作品,長年譴責日本侵略罪行的他,也把這趟臺灣行,當成日本人的贖罪之旅。”
1935年出生的大江健三郎,童年戰爭陰影影響了他一生的創作,早年作品尤其圍繞著戰爭殘酷、戰後的創傷,以及死亡的憂傷。23歲就以小說《飼養》獲得芥川獎,深具存在主義、現代主義風格。
“大江不以左派自居,堅決反戰,以人道主義為依歸。”彭小妍表示,但日本保守右派勢力龐大,始終與大江為敵。
彭小妍介紹說,例如大江早年曾在雜志發表小說《政治少年之死》,以反諷描述沉迷于自瀆的少年,在神格化的天皇信仰中找到依歸。小說刊出後大江受到右翼團體反彈,不僅雜志出面道歉,至今這篇小說也未收錄在任何大江的作品集與選集。
據悉,這場研討會將集結兩岸學者發表13篇論文,內容涵蓋大江的文學想象、魯迅對他的影響、音樂在創作中的位置,以及左派思想等等。研討會並邀兩岸作家朱天文、莫言針對大江作品展開對談。
==========

 彭小妍は、台湾の中央研究院の研究員(教授)だが、台湾よりもむしろナチス中国で評価される人物と言える。某総統と同じく、簡体字のほうが紹介の記事が多い人だ。体制に阿る典型的な左翼奴隸犬学者、ナチス御用逹御用学者である。新華社が、談話をわざわざ載せているところを見ると、大江の訪問で中心的な役割を果たした功績をナチス中国はご嘉祥になったようである。そればかりでなく、虎の威を借る狐・彭小妍によって台湾の学界に対して、ナチス中国は”水戸黄門の印籠”を示し、我が「解釈=事実(“大江不以左派自居,堅決反戰,以人道主義為依歸。”彭小妍表示,但日本保守右派勢力龐大,始終與大江為敵。大江は左派にとどまらず、反戦の決意が固く、人道主義者である。彭小妍は日本の保守右派勢力<注:本当の日本人のこと>は膨大で、始終大江を敵としていると述べた)」の前に下賎の者は平伏せよと命令しているとも言える。ナチス中国のご下命が台湾の学界にくだしおかれたというわけである。
 「日本保守右派勢力龐大,始終與大江為敵」は、ナチス中国の日本殲滅撲滅政策を端的に象徴した表現である。日本国憲法に規定された天皇を、随意に”爆殺”する大江のような、テロリストをナチス中国は「人道主義」と呼んでいる。こんな人道主義は、蛆に食わせた方が地球上の全生命のためによい。
 しかし、図らずも今回の訪問が完全なナチス中国による”やらせ”であったことは以下の記事が証明している。

==========
研討會聚焦兩岸 否認中國打壓2009/10/05
(中央社記者翁翠萍台北5日電)日本的諾貝爾文學獎得主大江健三郎,今天晚上在中央研究院中國文哲所舉行抵台記者會時表示,把「國際視野中的大江健三郎文學研討會」聚焦在兩岸,是他的意思。
大江健三郎表示,他對這次研討會最大希望就是中國與台灣的學者以平等與各自獨立的態度來討論他的文學作品,但對研討會應該邀誰參加或他該與誰對談,他從來沒有表示意見。
大江健三郎首次來台就傳出中國介入打壓不讓台灣本土色彩作家李昂與大江對談、以及中研院不讓東京大學參與合辦研討會使研討會從國際研討會降格為兩岸研討會等傳聞,意外成為記者會上的焦點。
大江表示,他覺得若能與李昂對談也是很棒的事,因為他認為整個世界華語文學在20世紀到21世紀初期,最重要的兩位女作家就是中國大陸的鐵凝與台灣的李昂,而且兩人的寫作風格完全不同。
中研院文哲所在記者會也提供詳細電子郵件資料,證明整個研討會的籌辦沒有涉及政治打壓。文哲所研究員彭小妍表示,文哲所副研究員張季琳在去年8月寫給所長鍾彩鈞的e-mail指出,大江健三郎主動提出以「中國社會科學院名譽研究員」身分來台,參加中研院與中國社科院合辦的這次文學研討會。
彭小妍又說,中國社科院研究員許金龍也提出邀請研究大江作品多年的東京大學教授藤井省三參加,以拓深度與廣度,中研院也欣然同意,但對藤井省三最終仍未能成行,則是大江的意思。
針對李昂的部分,彭小妍說,藤井今年4月e-mail給張季琳,提到大江去年8月傳真信明確提到李昂,但彭小妍強調,沒有看過大江寫給藤井的這封信,也不知大江想與李昂對談。
彭小妍指出,原來規畫是兩岸各一人與大江對談,有人建議白先勇或李昂,她則從文學學術角度衡量,認為大江與李昂的交集比較少,與朱天文交集較多,兩人常引用外國文學作品來建立自己的風格,兩人對談比較容易擦出火花。
不過彭小妍強調,這次安排了圓桌會議,李昂也是圓桌會議的一員,仍可以與大江會談。
彭小妍表示,主辦單位決定由朱天文、莫言與大江對談,今年2月發出邀請函,藤井今年4月才e-mail提到李昂的事,整個籌辦過程沒有打壓一事。981005
 日本のノーベル文学賞受賞者大江健三郎は、今日(2009年10月5日)夜の中央研究院中国文哲所がおこなった記者会見の時に「国際視野中の大江健三郎文学研討会」で両岸が会したのは彼の意志だと述べた。
 大江健三郎は言った。彼の今回の研討会への最大の希望は中国と台湾の学者が平等と各自の独立の態度で彼の文学作品を討論することだが、ただ研討会が誰の参加を求めるかとか、彼が誰と対談するかには、彼が意見を出したことはない。
 大江健三郎の初めて来台にあたり、中国の介入と圧力で台湾の本土色が濃い作家李昂と大江との対談をさせなかったとの風聞や、中央研究院が東京大学が参与して共催での研討会を許さず、研討会を国際研討会から両岸研討会に降格させたなどの噂が流れており、これが予想に反して記者会見での焦点になった。
 大江は述べた。彼はもし李昂との対談ができればこれはすばらしいことだ。なぜなら彼は全世界の華語文学で20世紀から21世紀の初期に最も重要な2名の女流作家は中国大陸の鐵凝と台湾の李昂で、二人の書き方と風格は完全に異なっていると思っているからだ。
 中央研究院文哲所は記者会見で詳細な電子メールを資料として提出し,研討会の準備には政治的圧力がないことを証明した。文哲所研究員彭小妍は述べた。文哲所副研究員張季琳が去年8月に所長の鍾彩鈞に出したe-mailが述べている。大江健三郎が自ら「中国社会科学院名誉研究員」の身分での来台を表明しており、中研院と中国社科院の今回の合同文学研討会への参加を望んだ。
 彭小妍はまた言った。中国社科院研究員許金龍も大江作品を長年研究してきた東京大学教授藤井省三の参加を要請していたが,深さと広さを広げるために中研院も喜んで同意したが、藤井省三は最終的に参加できなくなったが、これは大江の意思である。
 李昂の部分に対して、彭小妍は述べた。藤井は今年4月e-mailを張季琳に出して、大江が去年8月に李昂にFaxを出していたことを明らかにした。しかし、彭小妍は強調した。大江が藤井に当てた手紙は見ていないし、大江が李昂と対談したかったかどうかは分からない。
 彭小妍は指摘した。もともとの企画は両岸各1名で大江と対談するはずだったが、ある人が白先勇か李昂を提案した。彭小妍は文学学術の角度から考慮し、大江と李昂の交流は少ないのに対し、朱天文との面識は多く2人が常に外国文学作品を引用して自己のスタイルを建てている点から2人の対談なら比較的に容易に活発になるだろうと思った。
 しかし彭小妍は強調した。今回の円卓会議の企画では、李昂も円桌会議の一員で大江との会談もできたはずだ。
 彭小妍は言った。主催者は朱天文、莫言と大江との対談を決定し、今年2月に招待状を出した。藤井は今年4月e-mailを李昂の件で出している。準備の過程には一切の圧力はない。
==========
 
 誰と対談するかは実はどうでもよいことで、記事を読んでも何を言っているのか全く理解できない。それが取りも直さず、今回の訪問が、宗主国・ナチス中国による被植民地・台湾に対する被植民地・日本を使ったデモンストレーションだったことを示している。
 本当の問題は、ほぼ日本語と欧米語しかできない大江健三郎を日本語がほとんどまったくできないナチス中国と台湾の中国研究関係者が招待したことである。つまり今回の台湾訪問は、日本語や日本文学として日本の文化を論じられる人がほとんどいない中で、終始一貫、ナチス中国の植民地・倭族自治区の「中国社会科学院名誉研究員」大江健三郎の文学を宗主国であるナチス中国が中国語に翻訳して論じてあげるという恩恵、下賜の形式をとって、台湾に派遣したものなのである。今回のシンポジウムの研究発表者の中には、日本語で文学がきちんと読める人材はほとんどいなかった。なんでこんな人をというメンバーが大半だった。アメリカ人が英語でアジアや日本の文学を”読んでいる”ように、ナチス中国人達は間違いだらけの中国語の翻訳で”日本文学”を読んでいるにすぎないのである。文化と工業製品の質は比例している。
 今回の大江の訪問から分かるように、言ってみれば、ナチス中国では日本語という独立した言語文化はもう存在せず、大中華圈の一植民地にある少数民族言語・倭語という扱いであり、その少数民族のナチス中国協力者の文学者「中国社会科学院名誉研究員」大江健三郎が、同じく少数言語地域である台湾を訪問する形になっているのである。目的は、中国語化の宣伝だったわけである。
 今回の大江がしたことは、だから二重、三重に台湾で盛んな日本語教育に対する露骨な脅迫になっている。ナチス中国の中で少数民族言語として中国語化を強制され淘汰されようとしているチベット語、ウイグル語、満州語などと日本語は同列に扱われたわけである。
 台湾の日本語教育者はそこまでは考えず、大江先生が来たとはしゃいでいる人が多かったが、これは台湾での日本語教育へのナチス中国の宣戦布告なのである。ナチス中国は台湾での日本語文化を根絶やしにする計画を秘めていると見た方がよい。併合後の嵐を果たして台湾の日本語界は生き延びられるだろうか。もし最悪の事態が来た場合、台湾の日本語教育関係者を日本や諸外国へ亡命させていただいたほうがよいかもしれない。
 
3.「正気(せいき)」を育てるために
 ナチス中国の陰謀はますます激化するだろう。しかし、「正気(せいき)」は必ず顕れる。

==========
NHK台湾偏向報道問題 1900人が2次提訴 「自尊心傷付けられた」
10月7日7時56分配信 産経新聞
 NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」の番組内容に偏向・歪曲(わいきょく)があったなどとして、視聴者がNHKに損害賠償を求めた訴訟で、新たに出演者や台湾人ら約1900人が6日、約2600万円を求めて東京地裁に提訴した。1次提訴とあわせた原告は計約1万300人、請求総額は約1億1千万円になった。
 訴状によると原告側は、番組について、「取材に応じた台湾人の話を、一方的に都合良く使っている」などと指摘。1910年にロンドンで開かれた「日英博覧会」で台湾の先住民族・パイワン族の生活状況を実演紹介した企画を、番組内で「人間動物園」と表現したことが事実の歪曲にあたるなどとしている。2次提訴には、コメントが放映された女性らパイワン族37人も加わった。
 提訴のため来日したパイワン族の原告4人らが東京・霞が関の司法記者クラブで会見。原告男性の1人、華阿財さんは「なぜ事実に合わないことを発表して世界に伝えるのか。当時、日本人はわれわれに敬意を持って接してくれた。民族の自尊心が傷付けられた」と怒りをあらわにした。
 NHKは「訴状が届いていないので申し上げることはない」としている。
==========
 
 台湾の人びとは、NHKという権威と権力より、日本の市井の弱小な市民団体の意見が正しいと見抜いてくれた。闘いの日々は過酷に長いであろうが、「裸の王様」に目覚める市民が一人でも増えれば、確実に邪悪な黒雲は払われる。
 テレビやマスコミというコマーシャルを”事実”と思う迷信を捨てるときではないか。

補足:
 大江健三郎シンポジウムの予稿集を入手して見てみたが、発表者の中の台湾の日本語関係者は、たった2名(この人たちは日本語文学の専門家で台湾文学にも詳しい)で、日本人で来たのは小森陽一だけだった。残りは全部中国語しかわからない人で、その内容を翻訳して日本語の論文の部分を偽装していた。
 中華人民共和国倭族自治区と台湾人自治区に恩恵を垂れ、中国語(ナチス中国語)化を脅迫するという主旨の会だったのは、こうしたメンバー構成からも明確だと言えよう。なお、中国語発表者の大半はナチス中国人で、しかもご丁寧にほとんどは簡体字の論文だった。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kyouji)
2009-10-12 18:28:48
 国民党が最近やってる、第2次大戦で台湾はひどい目にあったって捏造を補強するために、大陸での捏造被害とリンクさせるためのブリッジとして大江さんを利用するつもりなんでしょうね。
 まあ、利口なやり方ですよ。
 日本で大江さんを批判するのは難しいしね。
 台湾の人がやすやすとウソに引っかかるとは思わないけど、だまされない人間ってのはいないからね。
陰謀の時代に (蓬莱の島通信ブログ別館)
2009-10-15 16:04:42
kyoujiさん、NHK「Japanデビュー」のように、捏造史のCMが台湾でもこれから溢れそうです。多くの人が無益な血を流す争いに発展するのはもう避けられないかもしれません。中川昭一氏の急死と言い、2009は戦争の前の陰謀のはじまりという形容が相応しいかもしれません。しかも10年後の悲惨を誰も予想できない。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。