マスコミの暴力は言論による暴力であり、いつも目にしている新聞やテレビの中に溢れている。様々なレトリックによって巧みに隠蔽されているが、呪詛のように次第に市民生活と私達の意識を蝕んでゆく。第4の権力・マスコミの暴力について、NHk「ジャパン・デビュー」を資料に、考えてみよう。
メディアの暴力と聞いて、たとえばこんなニュースに意味を感じられない市民が増えることは既に日本の民主社会が半ば死にかかっていることを示しているのではないだろうか?
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李長春政治局常務委員 日本の主要メディア責任者と会見 http://www.fmprc.gov.cn/ce/cejp/jpn/zrgx/t555906.htm
李長春中国共産党中央政治局常務委員は30日夜(論者注:2009年3月)、東京でテレビ朝日、フジテレビ、日本テレビ、NHK、日本経済新聞、毎日新聞、東京放送、読売新聞、中日新聞、産経新聞、共同通信、テレビ東京、時事通信、朝日新聞など日本の主要メディアの責任者と会見し、両国関係の主流を正しくつかみ、中日の戦略的互恵関係の発展加速のために世論面の良好な環境を整えることについて重要な意見を述べた。
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1945年の大日本帝国滅亡後から始まった日本国の時代、そのときから今まで私達日本列島に居住する市民は、いわゆる”良心的メディア(『朝日新聞』『NHK』『毎日新聞』『岩波書店』など)”から終始一貫、”レベルが低い”、”軍国主義に走る危険がある”、”本当のことを何も知らない”、”宣伝に踊らされている”などと恫喝され、罵倒され続けてきた。しかし、もし180度視点を変えて、私達市民の素朴な感覚が正しく、逆に”良心的メディア”が邪悪な意図や特定団体の意向を忠実に反映していたとすれば?「ダブルバインド」とは、私達日本の普通の市民の状態のことである。戦後社会の自由がなぜかむなしく、重苦しさばかりが増していった原因もそこから明らかになるだろう。
日本の市民は自分の五感と良心を信じ、終始一貫高圧的暴力的に私達日本の一般市民に暴言を吐いてきた”良心的メディア”の正体を見つめるときだ。ネット時代、私達一般市民は第5の権力:ネット社会を手に入れた。一人ひとりの力は小さくとも、自分の生活と家族を邪悪な権力者(右であれ左であれ自国であれ他国であれ)から守る鍵がそこにある。 . . . 本文を読む
本当に日本はどうしてしまったのだろうか?律令国家の崩壊、江戸幕藩体制の崩壊、大日本帝国の崩壊と日本列島の共同体はいままで歴史上3回大きな崩壊を経験してきた。21世紀の今起こっている「治外法権」は、第4の崩壊に繋がるだろう。しかも、その時の日本列島の”醜悪な住人”はもう「日本人」ですらないだろう。
今回は、在来種を滅ぼすブラックバスのアナロジーで、私達の日本社会の危機の本質を考えてみたい。(写真:WIKIPEDIAブラックバス;経済的利益や趣味という特権階級の利益のために1920年代に日本に持ち込まれたブラックバスはいまや多くの河川で日本の在来種の生存空間を奪っている。) . . . 本文を読む
本当に日本はどうしてしまったのだろうか?今回は2008年に出された「移民1000万人計画」の背景を考えてみたい。中国側の視点からあぶり出してゆくと、この計画は、世襲化した政治家、官僚、マスコミそして資本家が新しい支配階級(貴族階級)として、永遠に生き続けるための政策に沿っていると考えるほかはない。 . . . 本文を読む
本当に日本はどうしてしまったのだろうか?律令国家の崩壊、江戸幕藩体制の崩壊、大日本帝国の崩壊と日本列島の共同体はいままで少なくとも歴史上3回大きな崩壊を経験してきた。21世紀の今起こっている「治外法権」は、第4の崩壊に繋がるだろう。しかも、その時の日本列島の”醜悪な住人”はもう「日本人」ですらないかもしれない。
だが、今なら第4の崩壊の危機は日本列島共同体の再生に繋げることも可能だ。その鍵は日本列島の歴史的共同体を担うひとりひとりにある。”自分の故郷を自分で守る”日本人の源像がこうした「武士」の誕生にあるとすれば、今、私達には「第二の武士」を模索するときがきたと言える。(写真:復元されたケルト人の要塞化された集落。どことなく弥生時代の日本を思わせるhttp://pro.corbis.com/search/Enlargement.aspx?CID=isg&mediauid=%7BB835BB29-CA83-4DBE-8671-D625315DEA16%7D) . . . 本文を読む
「派遣切り」を”中国系”マスコミが取り上げ始めた背景には、「外国人労働者」問題が関係していると思われる。21世紀バブルが弾ける前は問題にはならなかったが、大失業時代が訪れた今、この問題は、深刻な脅威を「日本国」にもたらす可能性が高い。 . . . 本文を読む
今まで民主社会の市民は三つの権力(立法、司法、行政)をコントロールしてきた。軍事を第5の権力とすると、実は「第4の権力」の存在に多くの市民は気が付いていない。「第4の権力」とは、「情報」の力である。かつては、文字の支配によってそれが行われていた(中国の歴代王朝が自分の書体を作ったのはその典型であり日本では江戸幕府の御家流から明治政府の楷書体の切り替えがその例)。しかし、多くの市民が教育を受けなければ成り立たない現在の民主的高度産業型社会では、文字と知識の支配では市民は動かせず、「第4の権力」であるメディアが政治の動向を左右する。「すべての権力は腐敗する」とメディアは主張し、権力と闘うことを標榜してきた。しかし、自分自身の腐敗と墮落をメディアは克服できるのか?答えは明らかに「ノー」である。メディアは19世紀の民族主義と20世紀の共産主義の幻想を生みだし、私達市民に血みどろの犠牲を強いた。自分の生活を守るために、今「第4の権力」を制御する、21世紀が人類最後の世紀とならないために、平和を愛する市民には、今この課題が課せられている。 . . . 本文を読む
人民解放軍を代表するナチス中国のメディア『人民日報』が野田毅(自民・山崎派)の手引きで、2008年12月とうとう日本に会社を設立することになった。
最近の日本のマスコミを見て、”何か様子がおかしい”と感じていらっしゃる皆さまは、健全な常識・良識を備えた市民であろう。『朝日新聞』『NHK』『日経新聞』『岩波書店』など、かつて”良心派”と思われていたメディアが、すでにナチス中国などの海外勢力のコントロール下に置かれているとすれば、それらをいかがわしく思う市民の感覚は正鵠を射ている。
ナチス中国の日本での諜報工作活動は今後ますますエスカレートすると予想される。(写真は『人民日報』の日本での会社設立祝賀会に参加した野田毅) . . . 本文を読む
もうすぐ8月15日がやってくる。
権力に阿り媚びへつらい阿諛追従しながら”人権”だの”正義”だの”公平”だのを振りかざされればされるほど、市民にはその正体がかえって見てくる。メディアの衰退もここから始まっている。こうした同朋があまりにも多いことを、かの前大戦で倒れた多くの市民と兵士たちはどう感じているであろうか? 以下は文化工作員として中国茶を宣伝する工藤佳治を讃える中国の新聞記事である。
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日本茶業考察團訪問余姚[ 作 者:佚名 來源:余姚農經網 更新時間:2007-05-22 ]為紀念中日邦交35周年,促進中日茶文化的交流,5月18日,由中國國際茶文化研究會名譽理事、日本茶商工藤佳治率領的日本茶業考察團一行23人來到余姚市大嵐鎮考察當地的茶葉資源、茶葉文化和茶葉生產等情況,並先後來到姚江源頭和四明龍尖名茶開發有限公司,參觀姚江源頭茶事碑,瞭解四明龍尖生產情況。通過閱讀譯成日文的《大嵐茶事碑》,品高山雲霧茶,聽雲霧茶介紹,看姚江源頭茶園,考察團的全體成員認為大嵐鎮產茶歷史悠久,茶葉資源豐富,茶葉品質優良。據瞭解,此次日本茶業考察團來大嵐鎮考察,主要目的是為了在中日建交35周年之際,編寫一部《中日茶文化詞典》。
http://gxs.ningbo.gov.cn/xinghe/nbcoop.nsf/8b805bcbda79fc184825678d00011290/
c4c0b7615782a9bf482572e3002f3137!OpenDocument
=====(写真は中国で販売される工藤佳治の著書) . . . 本文を読む
2008年3月22日の投票は、大きな混乱や事件もなく、馬英九氏の当選で終わった。本土派あるいは独立派を支援して最後まで忠節を尽くされた皆さまには敬意を表するが、私は「暗愚あるいは破廉耻な君主に盲目的に仕える家臣は亡国の臣だ」と思っている。「鳴かず飛ばず」の故事で有名な楚の荘王は、おそらく諌言する者が出ていななければ、そのままずっと「暗君」を続けただろう。
しかし、かといって今まで私に何かが言えたわけでもない。2004年3月19日の事件がきっかけで消してしまった前のホームページや、台湾にいる蝙蝠的存在を感じて昨年から筆を断ったぐらいのことしかできなかった。
最近、もうひとつ驚くことがあった。ある機会に本ブログで批判した東京大学の小森陽一氏と親しく話す機会を持って、ネットのイメージと実際の氏の思想がまるで違うのに愕然とした。氏に対して大変失礼な誤解をしていた。氏は左翼ではあるが、反権威主義では徹底している。私は氏から見れば右翼かもしれないが、正義を振りかざす人が一番嫌いだ。政治的には正反対なのに価値観は共通していた。「情報はすべて操作されている、実際に自分の肌身で知らなければ何も始まらない」と身にしみた。今回の経験から、戦時中も執筆を続け、今も読まれる作品を残した太宰治に、いかに筆を折らずまた曲げずに書くかを学ぶべきだと感じた(これも小森氏に教えていただいたことであるが)。
台湾の民主化は、また一歩、今まで誰も踏み込まなかったレベルに前進を始めた。 . . . 本文を読む
独裁者は、ことばによって権力を得て、それによって社会を滅ぼす。20世紀前半、科学でも文化でも世界をリードしていたドイツが、一地方国家に没落したのは、ヒトラーのせいである。同じく、文化と技術の中心地だった20世紀前半のロシアと東欧が見る影もない姿に落ちぶれたのは、スターリンのせいである。
日本でも今、小沢という怪物が、日本を死地に追い込もうとしている。 . . . 本文を読む
私達に10年後があるだろうか?秋から中国・朝鮮を後ろ楯にした民主党の第二次総攻撃が始まる。私達は日本社会の末期の姿を見続けるしかないのだろうか?末期の姿はいろいろな徴候に現れている。今回は日中関係操作を意図して悪質な捏造調査を行った『言論NPO』と、それに関わる中国政府の国粋主義および民主党の野望について概略を追ってみた。
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国や民族の滅びる前兆はなんだろうか?スパルタに破れたアテネ、秦の前に滅んだ戦国の群雄を例にすれば、ともに、「内部腐敗と権力闘争」がその前兆の一つと思われる。日本の場合も、中国・朝鮮の侵略を目前にして、そうした前兆には事欠かない。果たして私たちは30年後の世界を見ることができるだろうか?
今、子供たちのために未来を切り開くべきだと目覚め立ち上がる人が三割いれば、日本はきっと再起できるだろう。 . . . 本文を読む
日本の再建には市民の情報力の向上が必要だろう。敵味方がはっきりしていた20世紀と異なり、「新しい中世」と言われる21世紀には、敵は味方であり味方は敵である。情報に関してはまさにそうした灰色の状態が起きている。今回はF22関係ニュースから浮かぶ、韓国と中国の繋がりを見たい。 . . . 本文を読む