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蓬莱の島通信ブログ別館

「すでに起こったことは、明らかに可能なことがらである」
在台日本語教師の東アジア時事論評あるいはカサンドラの眼差し

NHK無用論(1)─”弱み”に支配される公共放送という悲惨─

2006年04月07日 | 市民のメディアリテラシーのために
1.暗黙のうちに進む中国の対日世論支配:民主党党首選挙も終わり、これから日本の次期政権選びもいよいよ本格的に進むであろう。それにともなって海外からの働きかけもますます盛んになると思われる。次期政権問題は、海外との関係から言えば、注目点は何といっても親中・親韓(別名・守旧派既得権益維持)路線政権か親米路線政権かどうかである。  早速、民主党小沢新党首が9日に「靖国戦犯分祀」を打ち出し、即日、新華社が . . . 本文を読む

マスコミという病Ⅲ(続続)─NHK再編から情報・文化事業全体の改革へ─

2006年03月13日 | 市民のメディアリテラシーのために
1.NHKは果たして国際放送の担い手にふさわしいのか? 状況証拠から見えてくるNHKに予想される構造的腐敗については、すでに、お伝えした。 マスコミという病Ⅲ(続)  こうしたかなり根深い腐敗の構造が見えてきはじめたNHKだが、2月下旬NHK会長は「国際放送はNHKで行う必要がある」ので必要な資金をCMで集めたいと発表した。実は、傘下の私企業を通じて收益を上げているはずのNHKは、広告などなくても . . . 本文を読む

マスコミという病Ⅲ(続)─見えてきたNHKの構造腐敗の図式①─

2006年03月08日 | 市民のメディアリテラシーのために
1.NHk改革の必要性:NHKについては、今、多くの問題が指摘され、改革が論じられている。  事件の9月までの経過は以下。 「Dawn」NHK改革  最近の動きは以下。 Yahoo NHK改革  改革の論点の一つは、明らかに「放送の営業」收益という点に置かれている。  混迷を深めるNHK改革の動き (1/2)  しかし、実はNHKの体質が経済的に変わりつつあることが、内容にも影響を与える大きな問題 . . . 本文を読む

NHKへの質問状(2)

2006年02月26日 | 市民のメディアリテラシーのために
 NHKにまだ送っていない質問状の続き。 ***** (2)特定の政治勢力への配慮による重大事実の隠蔽あるいは恣意的選択  以下の事例は、御社の韓国報道に関わるものである。 ===== 事例5:ソウル滞在のカナダ人ブロガーによる報道(AoG_2y_net - Children's drawings in the subway!.htm) At various subway stations i . . . 本文を読む

NHKへの質問状(1)

2006年02月26日 | 市民のメディアリテラシーのために
 以下は、事情があって渡せないでいる台湾問題に関するNHKへの質問状である。著しい報道内容の不公正・不公平を知る資料となるかと思う。 ***** 2005年8月2日 NHK放送編成ご担当者殿                               台湾在住一日本人                           謹啓  時下ますますご清栄のこと、お喜び申し上げます。  小生は、台湾で生計 . . . 本文を読む

マスコミという病Ⅲ─荒川選手の映像を改変したNHK改革の重要性について─

2006年02月26日 | 市民のメディアリテラシーのために
1.NHKという病:「小泉政権打倒」キャンペーンの第二ラウンドが、休戦、あるいは痛み分けで終わった所で、今週の日本のNHKニュースを台湾から見ていて、思ったことを書いてみたい。  NHKについては、今、不祥事による受信料拒否で改革が問題になっているが、舞台裏でいかに改革を最小限にとどめて守旧派が既得権益を守るかの駆け引きが行なわれているのであろう。  しかし、先週のニュースで出た、橋本元一会長が「 . . . 本文を読む

ネット情報と21世紀─問われる市民の判断力─

2006年02月10日 | 市民のメディアリテラシーのために
 新年、日本の政界を揺るがす事件の連発に不思議さを覚え、「小泉政権の後継路線を巡る争い」だろうと推測した。  そんなわけで、以下のようなことを書いた。 波瀾の年明け 日本における思想としての守旧派についてⅠ  この中で「きっこのブログ」について書いたいくつかの疑問だが、一部分は解けたので、訂正をかねて、ご報告したい。  「きっこのブログ」全体は見ていないので、「政治」問題の扱い方がどう変わってき . . . 本文を読む

マスコミという病Ⅱ-中国官僚による日本メディア統制論をめぐって-

2006年01月12日 | 市民のメディアリテラシーのために
 新年明けましておめでとうございます。台湾は今が年末、学校関係は毎年1月が一学期の終わりにあたっています。今年の旧正月は1月29日、例年12月のクリスマス、1月1日の新年から旧正月まで、歳の瀬の雰囲気を十分味わうことができます。今年は寒波の影響で、台湾でも寒い日が続き、降雪した山も目立っています。本年も宜しくお願いいたします。さて、今年最初にお届けする記事は、・・・。 ◆ニュース記事とは何か? . . . 本文を読む

マスコミという病:朝日新聞の言論誘導の論理Ⅰ

2005年12月05日 | 市民のメディアリテラシーのために
 12月3日は、台湾の統一地方選挙だった。今回の選挙結果を日本の大手マスコミはインターネット版でどう報道しているか以下で比較してみる。  毎日、読売、産経、朝日には報道があったが、日経にはニュースがないようである。各紙の内容を比較する意味で、全文を紹介する。なお、記事の引用について問題がある場合は、対応するので、著作権者の方はお知らせいただきたい。 (1)毎日新聞 ================ . . . 本文を読む

NHKという病い

2005年04月08日 | 市民のメディアリテラシーのために
 台湾とNHKとのニュース比較について、前回書いたが、NHKの最近のニュース報道は特に、目に余るものがあるので、さらに書くことにする。  前回の内容は以下。http://blogs.yahoo.co.jp/kei_shi347/611563.html  日本で受信料を払ってNHKを見ている皆さまは、NHKニュースの内容が英語版と全く違っていることをご存じだろうか。時間のあるときに見るだけなので . . . 本文を読む

NHKの改革を

2005年03月17日 | 市民のメディアリテラシーのために
 台湾ではNHKの海外向け衛星放送でNHKワールドがケーブルテレビで配信されている。その他の局も受信機とアンテナを付ければ、見られるようだが、今のところ、日本のニュースで見ているのは、NHKのニュースだけだ。  暫く前になるが、一昨年イラク戦争が始まった頃、NHKを見ていた日本語学科の学生が、こんなことを言っていた。「日本のニュースなのに、どうして時間のほとんどでイラクのニュースを流しているのか . . . 本文を読む