村田恵理子さん 劇団四季でご活躍された歌姫。東京藝術大学声楽家で培われた技術と神から与えられた歌声で、オペラ座の怪人“クリスティーヌ”役やキャッツに長く出演され、現在ヴォーカリストとして活動の場を広げられています。 ディナーショーが 「ヴェニスを思わせるような寛ぎの空間・キャナルサイド」で催され、長く心待ちにしてこの日がやっとやってきました。
広島公演記念絵葉書より
スタートは18:00.前もって駅に降り立ったものの、場所がわからん! 何がキャナルサイドレストランだ~(号泣)。何がヴェニスだ~。時間は迫るものの、タクシーの運転手に聞いてもその会場をしらない(田舎も~ん) 運河側をダッシュしたにもかかわらず、目の前に広がるのは船着場と無常な汽笛。 どうして・・あぁ、今日はディナーショーに行けない運命なんだ・・ と流れ落ちる汗を拭くこともなく、息をきらして、落ちている小石を海に向かって蹴飛ばしていました。 ちっ!
開演5分前 無常に流れる時間 ・・・ 。
あっ、携帯サイトで、近くのレストランを探せばでるかもしれない!!使った事のない i モードで検索すると、出てくるではないか、聞いたことのある 「キャナル・・・」 すぐさま、店に電話を入れて、道案内をしてもらい、18:00ジャストに到着しました。。。やった~ but 滝のような汗。
こじゃれた、ディナーショーのつもりが、まるで岸に流れ着いたような状態。お客さんは全員すでに着席をしていて 汗を流した 奇妙なアロハシャツ姿の僕が座席にやっとつく事ができました。
汗が出すぎてビールが飲めないっ!あっ、ハンカチ落としてる・・・。ふんだり蹴ったりでした。
前置きが長くなりましたが、ディナーショーのはじまりです。ブッフェスタイルのお食事と、フリードリンク。 それに目の前で村田さんの歌を聞けるなんて、7,000円だったかな?は安すぎです。
汗をかいた自分に清涼飲料を与えたくれたような美しい歌声。 いいもんです。
涙そうそう / アメージング・グレイス / あたらしいいのち / 月の砂漠
アヴェマリア (カッチーニ版) / 「スィンク・オブ・ミー」 / 「墓場のアリア」
アヴェマリア (シューベルト版)
この日の村田さんは、シンプルなドレスで 「清楚」 というべきいでたちでした。 本当に美しかったです。松嶋奈々子に似ているな~と思っていたら、隣の席の方も、前の席の方も、村田さんが綺麗になったとおっしゃってました。すみません。もともとお綺麗ですけど、より綺麗になったという意味です。いい毎日を重ねられているのでしょうね。
本当に手が届くほどの至近距離で歌声を聞かせてくれるのですが、逆に近すぎて、村田さんが近くを通ると、客席が緊張で氷つく。自分を含めて金縛りにあったように皆固まってました。
歌の間には、普段聞くことの出来ない、舞台でのハプニング話などを披露してくれました。劇団四季時代には、ダンスや歌など色々勉強された事と思いますが、見事に成長された村田さんは、" 笑いのツボ ” もしっかりおさえてらっしゃいました。 バイエル(ピアノの教則本)を抱いた可愛い少女の話はうけました。
終演後は、ファンの方達と気さくに会話を交わしてくださり、写真まで一緒に撮ってくださったりと、お人柄が本当に溢れていて、ファンの方達も大満足でした。 あっという間でしたが、本当に幸せな時間を過ごす事ができました。
次回は7月21日に横浜でリサイタルが行われます。詳しくはオフィシャルHPをご覧下さい