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アロハスピリッツ を ライフスタイルに !

心豊な毎日を過ごす為のキーワード『ALOHA SPIRITS』を探し求めて。。。 アロハシャツ/旅/出会いの記録。

音に触れられる環境って・・・ Andrea Bocelli

2007年05月17日 | ウクレレ
 童謡・唱歌。その区別を正直今まで考えたことがなかった。童謡は、語り継がれる・受け継がれるわらべ歌の事で、唱歌とは、学校教科書(国が推薦する曲) ということ。伝承されるべき、美しい日本語の歌を国が取り上げて受け継がれるようにしているというの聞いて、学校で教えられないと、いつか忘れられた歌となるということを知った。
 自分が小さい時に口ずさんでいた曲とか、数え歌とか、例えば、「ソーダ村の村長さんがソーダ村で死んだソーダ・葬式饅頭 う~まいソーダ・そ~だ そ~だ 全くだ」 なんていう残酷な地域限定の語呂合わせ歌なんかも、未だに田舎に帰るとちゃんと小学生が歌っているのを聞くと本当に嬉しくなる。
 僕は音楽の時間が大好きだった。歌は音痴だし、家に蓄音機どころか、カセットテープレコーダーなんかなかったから、音楽に親しむ事がなかった反動か憧れか、教室で、LPレコードで聞かせてもらいながら、薄気味悪く笑っている 白いカールされてた長髪で、胸元にフワフワのブラウスを着た鼻の高いインチキ風なお兄さんの壁に掲げられたモーツァるとの額の絵を見上げて、なんだか「世界」を感じるのが好きだった。山から抜け出てきたような丸坊主の猿のような自分だけれど、とにかく音楽が時間が大好きだった。
 都会だったら、それがきっかけで音楽の道に進むのかもしれない。けれど田舎育ちの僕は、それから川原に行って、石を拾って、川に投げつけたり、トンボに爆竹をしかけて木っ端微塵にしたりしていた。人生の岐路って色々な所に転がっているのだと思うことがある。

 自分が大人になって始めて聞く音楽があった。それがハワイアン。ハワイ語の訳を見ながら聞く言葉の世界は自分が「世界」を感じたあの頃のような新鮮さがあって、子供の頃に感じたドキドキ感で少し空を見上げる瞬間がとてもたまらない。 本当に音楽って素晴らしいと思う。

 話はそれてしまったけれど、やっぱり自分が感じたことのない、音楽と、そして空間がマッチしたお気に入りのDVDがある。 盲目のオペラ歌手 Andrea Bocelli。 「キャッツ」や「オペラ座の怪人」のオリジナルキャストであり、アンドリューロイドウエバーと離婚した事でも有名な、サラ・ブライトマンとの 「Time to say Good-bye 」 でも有名な歌手。 音楽と美味しいお酒。たまらない時間を過ごせる時間が本当に幸せだ。

 

ウクレレをもって旅に出よう。 飛騨へ。

2007年04月28日 | ウクレレ
 今年のGWは大型連休にしやすい暦。僕も半月の休みをこの期間にはさんで取りました。毎月海外に出かけるので、今年も5月は日本の美しさを心ゆくまで満喫。 東京から汽車で約5時間。遅い春を迎える飛騨です。 ハワイとの交流を描いたNHK「さくら」の舞台になった所です。
 今までと違うのは、旅にウクレレがお供していること。助さん、角さんのような心強い相棒です。
     名古屋から高山線へ
 連休を前にした、東海道新幹線は超満員。指定席を確保してきてよかったですが、一転、高山線に乗ると、ほとんど貸切状態でした。これだったらウクレレのコードを押さえても大丈夫です。

 途中、下呂(ゲロ)温泉を通過。同じ岐阜県でも温暖な下呂は、桜の終わり頃でした。
    車窓から湯煙が見えました。
 山間(やまあい)にさしかかると、遅い春を感じる事ができます。東京ではもう散ってしまった桜が約一ヶ月のずれで見ることができます。なんて贅沢なんでしょう。 国の天然記念物に指定されている 
千年の時を越えて咲き誇る「臥龍桜(がりゅうざくら)」 を見ることができました。旬を感じる贅沢。通りすぎる車窓から構えたカメラで撮った写真です。香りまでは伝わりません。
   「千年の時」 

 いつでもどこでも、そしてどんな距離でも超越してしまう現代でも、季節にしか咲かない桜を味わう事ができるなんてなんて素晴らしい事でしょう。それは高いシャンパンを開けるのとは全く違う世界。 今年も北上する桜を追って空気を吸える極上を味わっています。

 

      

ウクレレ チューニングにひと苦労

2007年04月07日 | ウクレレ

 何でも普段の積み重ねが実を結ぶ訳で・・・ レッスンで先生に教えてもらった事を復習するだけでは、上達しない。不器用な僕は、人の何倍も打ち込むしかない。そう心に思うものの、オヤジになった僕の指先は、僕の脳が指令するとおりに動いてくれず、まるでパペットを操るような感じというか、ぎこちない指の動きになってしまう。大映テレビ「“赤い”シリーズ」の主人公だったら、動かない指をコンクリートに打ち付けて、血を流しながら、おお泣きしていたかもしれない。
 さて、難しいのはチューニング。音合わせには色々な方法があるのだが、初めは、ウクレレについていた音程の笛で、合わせる事にトライしてみた。
 プーーーーーーーーっ。 中途半端なオナラみたいに、気の抜けた感じの音が笛からもれてくる。 何より、「夜に笛を吹くと蛇がでる」 と言う事をずっと子供の頃から言われて育った自分は、夜自分の部屋で吹くのがとてつもなく嫌だ。蛇ほど苦手なものはない。ポロロォ~ン。その音階に合わせて弦を締めたり緩めたりしてみても、さっぱり合っているのか合っていないのかがわからない。 嫌々連れて行かれたカラオケで、自分の歌が音程とかなりずれている事も気付かない自分だから、しょうがないといえばそれまでだが、これをクリアしないと次に進めない。

 でも、そ~んな時に限って、小学生の時に、音楽の授業前に、縦笛(リコーダー)が無くなっているといい出した女の子(あんまり可愛くなく、すぐ先生に何でもいいつける子)の思い出が浮かんでくる。全員の机の中を見てもない!すると、その女の子の後ろの男子がその女の子の笛を間違えて吹いていた。だって、わざとその女の子の笛を吹くほど可愛くない。水玉模様のブラウスにリボンをつけた美少女だったらありえるかもしれないが、その女子は絶対ありえない!男子は全員その子が無罪なのはわかっていた。しかし、その笛のない女子は、まるで自分の笛が狙われたかのように、その男の子に容赦ない言葉を浴びせ(小学生なのに・・・)。それからというものその男の子は女子に近づくだけで、逃げ回られ、苦渋の日々をしばらく過ごした事を思い出した。本当に子供は怖い。
 次の日、みんなの笛には、間違われないように沢山のシールが貼られていた。シールが貼られた笛がまだあるか、実家の母に電話をすると、きちんと取っていてくれた。感動だった
  音楽を奏でるってなんて楽しい事だろう。。 そう思えるのはいつの日なのでしょうか。。。  ウクレレ人生、長き険しき道はこうして始まりを迎えました。