彩(SAI)ミュージカルコンサート鑑賞 青山明/沢木順/伊東恵理 さん
12月22日(金)に日付が変わる少し前に、彩SAIミュージカルホームページからチケットの依頼をした所、すぐにサイト管理者の方からご丁寧な連絡を頂き、前日ながらチケットを確保することができ、出かけてきました。彩ミュージカルは、劇団四季で活躍された3人(沢木順さん・青山明さん・伊東恵理さん)の頭文字を取って名づけられたようで、不定期だとは思いますが、良質のステージを披露されていらっしゃるようです。(このコンサートの事は前々から知っていたのではなくネットサーフィンで見つけました。先日でかけた劇団四季で活躍された村田恵理子さんのディナーショーに行って、生の舞台は素晴らしい・・という感動を思い出して、ここ数年忙しさを理由に観劇から遠のいていたのを埋めるように前日予約した次第です)
さて、主催者の青山明さん。僕が生まれて始めて高校2年生の時に、ミュージカルというもの自体を知らずに見た「コーラスライン」に出演されていました。その後、キャッツの鉄道猫・スキンブルシャンクスで、笑顔いっぱいに楽しそうに歌われるのを何度か拝見しています。 沢木順さん。 「キャッツ」では、ラムタムタガーを、「ジーザス=クライスト・スーパースター」ではユダを見ました。独特な歌い方は一度見たら忘れません。二枚目&抜群の歌唱力で生まれながらのミュージカルスターという感じ。テレビ放映された「ジョン万次郎」では、脇役ながら、物すごい存在感&熱演で驚きました。 伊東恵理さん。35周年記念オーディションで入団された時、銀座セゾン劇場のこけら落とし公演「夢から醒めた夢」のマコ役で拝見しています。(その時のCDが発売されていますから音源を聞くことができます。TSUTAYAでレンタルもされてます)
ただ、正直、少女マコなのに、オペラ歌手のような本格的な歌い方で、なんだかキャラクターに合っていないな・・と思ったのを覚えていますが(というか、この演目自体が子供ミュージカルなので・・・、すぐ退団されたので、その後の舞台は見ていません。 今は亡き“本田美奈子”さんが、 「ミス・サイゴン」の公演中に足を怪我し、代役として舞台に立ったことでも有名です。 僕が初演の「ミス・サイゴン」を見たとき、アメリカンドリームのシーンで体に電飾をつけて、キャデラックの上から水着姿で手を振っていたそうですが、全く気付きませんでした。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のコンサートは、自分がミュージカルに出会った頃の好きな演目のレパートリーで、昔に戻る気分になれた“同窓会コンサート”という感じでした。
熱すぎ沢木順さん。今日は特に大熱演かと思いきや、沢木さんのコンサートはいつもいつも熱いそうですね。さすが生まれながらのエンターテイナー。くねるくねる。歌いながらイナバウアーができるのは、沢木さんの特許ですね。 激しく切なく、ニューヨーク版を思わせる「オペラ座の怪人」のファントムは、聞きながら泣いてしまいました。圧倒的な歌唱力に加えて、素のステージであれほど情感込めて歌われるなんて流石プロの役者さんです。 そして、圧巻は武道館のロックコンサートよりも熱い熱い、「ジーザス=クライスト・スパースター」の代表曲は初めて見たあの衝撃を思い出しました。(ユダ役は、過去飯野おさみさん・芝清道さんを拝見していますが、今日の沢木さんが最高でした!本番の舞台の時よりよかったのはなぜ??)
青山明さん。本日の演出構成を手がけられたそうですが、MCをする事でイッパイイッパイのご様子が初々しくて団塊の世代のお父さん達の姿が浮かんできます。しかも、暴走しはじめる沢木さんを子供を見るような感じで見守る姿が好感触でした。
伊東さんは、素敵な衣装に身を包んで、大人のエンターテナー。様々なキャラクターのヒロインを演じていらっしゃいましたが、圧巻は「オペラ座の怪人」のカルロッタ。美人な彼女が声量豊かにこの意地悪(わがまま)な役がピッタリ。劇団四季バージョンでも多くの人が演じていますが、この日みた彼女のカルロッタが最高でした。
内容をレポートしようと思うととても長くなるので・・・ でも本当に楽しい時間でした。 こまめにホームページをチェックして次も出かけたいと思います。