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ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

禁止だけ言うのは安直、本当の保護になるのか。

2006-03-03 15:22:38 | Weblog
カナダ政府はアザラシ猟禁止を=P・マッカートニー夫妻が訴え

ポール・マッカートニーさん、氷上でアザラシ猟に抗議


かわいそうだから禁止!と言うのは簡単。

最近来日したオリビア・ニュートンジョンが、
かつて日本はイルカを獲ってるから、日本には行かない、
といったことがあるのをチラッと思い出した。

自然の力で数が制御されていたときはほったらかしで良いが、
増えすぎた人間のせいで生態系の食物連鎖が狂ってしまっているのに、
ただ単にかわいそうだからとか、可愛いからとかで、
獲るな、殺すな、というのは勝手過ぎる。

放っておくと増えすぎて困るらしい。
一部地域のコアラのようだ。

絶滅危惧とか、
そこまでは行かなくてもどんどん減っているのであれば禁止も必要だが、
一定の数に制御するのは、手を入れてしまった人間の責任だ。

人と動物たちの利害が干渉する点では、
熊はちょっと違うようですが、どこかのサルとかイノシシも同じ。

こういう話が出るとすぐ人間が動物の領域に入り込んだからだとか、
何とか共存する手はないのかとか、感情優先のコメントをする文化人が多い。
聞こえは良いし、ぱっと見(聞)もっともらしいし、共感を得やすい。

しかし、きちんと論理的科学的に議論してほしいものだ。

本当に数は増えているのか減っているのか、
生息域が変化しているのかいないのか、
そのほか生態系にどのような変化が出ているのか、
それらを踏まえ、どれくらいの数が適正なのか。

それらの議論検討の結果として、
数をどれくらいに制御するのか、
そしてその制御はどのようにやるのか、
を考えるべきで、
今の猟の仕方が残酷だから、かわいそうだからというのは、
本末転倒の議論としか思えない。

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