改正道交法、自転車罰則強化

今日から改正道交法が施行され、悪質自転車に対する罰則が強化される。

散々ＴＶなどで報道されているからご承知の方も多いだろうが、
３年間に複数回、危険な違反で切符を切られた場合、
安全講習が義務付けられるというもの。

信号無視などの「危険行為」は日常的に散見されるが、
警察官に注意されている現場に出くわすことはまれだ。

ましてや違反切符を切られるとなるとどの程度か。

全国で年間何千件もあるとはいえ、車やバイクが切られる切符の数と比べると
かなり少ないと思われる。

当面はマスメディアに大きく取り上げられていることもあるし、
摘発や検挙がかなり強力に進められるだろうことは想像に難くない。

さて、信号無視など１４の悪質な違反をこの安全講習の対象にするわけだが、
じゃ、１４って何？　と言われるとよくわからない。

順序はあまり意味がないが、ここでその一覧を上げておく。

（０１）信号無視
（０２）一時停止違反
（０３）歩道通行時の通行方法違反
（０４）通行禁止違反
（０５）歩行者専用道での徐行違反
（０６）通行区分違反
（０７）路側帯通行時の歩行者妨害
（０８）遮断機が下りた踏切への立ち入り
（０９）交差点での優先道路通行車妨害
（１０）交差点での優先車妨害
（１１）環状交差点での安全進行義務違反
（１２）ブレーキの無い自転車運転
（１３）酒酔い運転
（１４）携帯電話を使用しながら運転し、事故を起こした場合などの安全運転義務違反


まあ、法律上の意味合いはあるんだろうけど、
９と１０は分ける必要あんのか、とか
３も５も７もほぼ同じだろう、とか
略したけど「など」となっているものもあり、などって何？とか、

１４番は何年か前に改正になった「事故時の携帯、ヘッドホン、傘使用で罰則」に
関係するものだろうが、傘も入れといた方が良くないか、とか
いろいろ言いたいこともなくはないが、
今後どう運用されるかですね。

先程のニュースでは停止線より前で止まっていた自転車に対し、
「ここまで来たら信号無視になる」として切符を切っていたおまわりさん、
そこまでやるか、って気もしました。

個人的には
・信号無視
・横断禁止場所での横断
・ななめ横断
・逆送（右側通行）
・無灯火
・ケータイながら運転
などが危険だと思います。

雨の夜の傘差し無灯火の信号無視なんか、大大危険です。

今回の改正は自転車対自転車、自転車対歩行者の事故削減が目的との報道もあったけど、
自転車対車の事故防止の方が大事じゃないのかって気もする。