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「々」同の字点

2020-11-14 22:26:54 | 学習・資格
某人名に関する番組で「々」が取り上げられていたそうだ。
番組では「佐々木」「野々村」が取り上げられていたそうだが、「々」の入る人名は結構多い。

佐々、佐々木、佐々井、佐々本、佐々岡、小佐々、などはまとめて「佐々」系、
野々、野々村、野々埼、野々原、野々口、内野々、などはまとめて「野々」系としよう。

他には、多々良、百々瀬、瀬々倉、千々岩、間々田、加々美、志々目、津々見、曽々木、
等々力、代々木、酒々井、などなど「々」の入る名前は多々ある。(地名もある)

お名前でなくても、威風堂々、度々、神々しい、前々回、準々決勝、楽々、悠々、喧々諤々、などなど
「々」の入る用語はいくらもあるが、単独では存在せず、前の漢字によって読みが異なるのが特徴。

じゃ、「々」って一体何なのか、読みは存在するのか、正式名はあるのか、と言うことだが、
実は漢字ではなく記号で「同の字点」と言うらしい。

「同の字・点」と言うことで、「同じ」であることを示す。
句点「。」、読点「、」、中黒「・」などと同じ記号の一種。
尚、中黒(なかぐろ)は、中点(なかてん)とも言うが、我々は中点(ちゅうてん)と呼んでいた。
ピリオド「.」をポチ(実は漢字で点、点袋は「ぽちぶくろ」と読む)と呼ぶ習慣もあって
「なかぽち」と言う人もいたな。

話が逸れた。
番組では名前が「野々花」と言うアナウンサーがいて、すっと漢字だと思っていたことと、漢字変換に苦労していて
「の」「ささき」「はな」と入力して(野・佐々木・花)に変換し、「佐」と「木」を削除していたと言ったらしい。

その後ずっと簡単な方法があるとして「おなじ」と入れると候補が「同じ」「ゞ」「々」と出るので
「々」を選べば簡単、と説明があったそうな。

「おなじ」には、他にも「仝」「ゝ」「〃」「ヽ」などいろんな変換候補があるが、私には到底使い分けはできない。
個人的には「々」は漢字の繰り返しを示すもので、仮名の繰り返しは「ゝ」。
句なり、文なり一連の塊の繰り返しと言うか同じものを示すのが「〃」だと思っていた。
「ゝ」と「ゞ」はどう違うのかは皆目わからないし、「仝」は過去に見たことはあるものの、最近はお目にかかっていない。
確かにすべて同じ「おなじ」で変換はできるものの、これまた逆に煩わしいと言うか面倒くさい。

しかし、我々は知っている
「のま」と入れれば「々」になることを。

「々」がカタカナの「ノ」と「マ」を足したような形になっているからだ。
これをツー・ストローク入力と言う。(エンジンの2ストとは無関係)
2タッチ入力、連想コード入力などとも言われる。
カナ2文字=2タッチ=2ストロークでいきなり漢字変換できるワープロ時代の熟練技の名残りだろう。

2ストロークには「漢字の読み」「漢字をカナに分解」「意味から連想」などの決め方があり、覚えるのが大変だった。
漢字とコードの対応はメーカーによって違うらしいけど、よく使う漢字だけでも覚えておけば入力は速かった。

ちなみに「ノマ」=「々」のように現在でも使えるものは覚えているが、大体は使えないので忘れた。

ミレニアム前後,CMで「イヒ!」とかいうのがあったが、あれって「化」じゃんと思っていたのは私だけか。
2ストロークと直接関係があるかどうかわからないけど、ネットでは似たような表現がある。
例えば、人偏を「イ」と書いて、作りと2文字にする「イ尹」「イ反」「イ可」みたいな。
「ネ申」はよく見る。

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