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クサカゲロウ

2019-06-10 21:06:35 | 昆虫/虫
何度か見たことはある。
写真に撮ったこともある。
しかしその実態はなかなか目にすることがない。
というのも、体をごみで偽装しているから。
偽装と言うか、扮装と言うか、カムフラージュと言うか。

その辺に落ちていた(多分他の虫の吐いた)糸くずやら、枯れ葉やら、
自分が捕食した虫の殻やらを背中にしょっている。

今回も蜂か蠅か蟻か、何らかの小さい虫の死骸だろうけど、一応撮っとこうで
その後写真を拡大してみたら、こりゃクサカゲロウじゃないか、となった次第。

本体はクサカゲロウなので、アリジゴクみたいに大鎌を持っている。
たまにごみの下から大鎌が見えていることがある。

アブラムシなどを捕食する。

今回のごみがクサカゲロウの獲物だったのか、ここでよく取り上げているあの茶色の
極小蜘蛛の餌食になったのかはわからないが、肉食幼虫であることは間違いない。

卵が優曇華(うどんげ)の花と呼ばれ、成虫は徒然草に「蜉蝣の夕を待ち」と詠まれた
か弱いイメージとは裏腹だ。

なお、徒然草では寿命は一日持たないと詠まれているが、そうでもないらしい。
大体昆虫の成虫は数日から数週間の寿命が多い。
成虫で何年も生きるのは、女王バチか、クワガタムシぐらいか。

ついでに。
カゲロウを漢字変換すると「蜻蛉」「蜉蝣」が出て来る(陽炎はこの際、除外)
「蜻蛉」はトンボのことで「蜉蝣」がカゲロウ。



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