なぜ、暴動に発展したのか

中国安徽省で１万人暴動…派出所襲撃、スーパー略奪 (読売新聞) - goo ニュース

もともとは、自転車と自動車の接触から起こったらしいが、
暴動にまで至った対立の図式が見えない。

自動車(＝金持ち)対自転車(＝一般人)の対立？
警官(＝国家権力)対運転手(＝民間人)の対立？

何を求めて派出所まで群衆が押しかけたのかが判らん。

仮に
・金持ちが横柄な態度を取ったことへの不満が爆発し、「かくまった」警察へ矛先が、
・日頃の警察への不満、今回の警官の言動に対しての怒りが爆発した、
のであれば、
派出所を襲ったり、パトカーを壊すのは判らないでもない。
（良いことだと言っているわけではない）

しかし、スーパーで商品略奪はどうなの？
海外ニュースでよくあるよね。暴動にかこつけて、泥棒をするやつ。

こんなのもあった。
韓国系住民の経営するスーパーにアフリカ系の強盗が入ったが、射殺された。
これに怒ったアフリカ系住民が暴徒となり、このスーパーを破壊、略奪。
これも許されるものではないが、とりあえずスーパーは対立の当事者のものだ。

今回の略奪されたスーパーは関係あるのか。
たとえば自動車の所有者の経営するスーパーだったとか。

それでも壊したり盗んだりしていいことにはならないけど、
まったく関係ないなら単なる泥棒じゃん。

こういうことが普通に、あるいは何かのきっかけで突然起こるようであれば、
とても安心して旅行したりビジネスを展開したりできないよね。

安徽省は上海に近く、上海への出稼ぎが多いらしい。
また、池州市は、当局の発表した2003年の総合競争力でワースト１０になっている都市だ。
ちなみに１位は上海。