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ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

コピー用紙販売中止、過剰反応?

2008-01-18 11:59:45 | Weblog
コピー用再生紙の販売中止=日本製紙の偽装問題で-複写機4社 (時事通信) - goo ニュース

偽装ねぇ。

まあ、偽装っちゃ偽装だし、嘘偽りには間違いないけど、
販売中止ってのは行きすぎの気もする。

そんなことしたら、かなりの会社が困るんじゃないか、
と思って、とりあえず各社のお詫び文書なんかを見ると、

古紙100%、70%と表示したものがその基準に達していない、
「グリーン購入法」適用外のものを適合品として売っていた、
などで、富士ゼロックスで8種類、キャノンで4種類を中止したようだ。

これならニュースから受ける印象ほどの影響は少ないのかもしれない。

確かに法律適合でないものを適合として売るのはいけないし、
カタログスペックと違うものを売るのも消費者をだますことだ。

しかし、古紙混入率などを正確に表記して売ればいいと思うけど、
販売中止したものを捨てたりすれば本末転倒だ。
事実を明らかにして、嘘偽りのない商売をしてもらいたい。


話は変わるが「古紙を混ぜる」パッと見にはいいことのように思う。
グリーン購入法の趣旨にも「環境負荷が少ない社会」を作るとある。

しかし、古紙を混ぜたら本当に環境負荷が減るのか?

古紙を再生するのに相当のエネルギーを消費するんじゃないか。

特に100%古紙のコピー用紙を作るには
相当のエネルギー消費を伴うような気もする。

それに、満足な印字品質が得られず、無駄な印刷をしていたら逆効果。

だからと言って古紙は使うな、減らせと言っているわけではない。

再生にエネルギーがかかるなら、
エネルギー消費の少ない方法が考えられるべきだし、
そこへ向かって努力すべきだ。

いずれにしても、現在の技術力でできないなら、はっきり言い、
目標の数値と期限をはっきりさせて努力すべきであり、
表示を元に戻せばいいというものではない。

オイルショックのころ、紙の価格がべらぼうにあがり、
コンピュータ用紙に品質の悪いものを使わざるを得なかったことがある。

ところが、多くの安い用紙はコンピュータ側が要求する最低限の品質に届かず、
ジャムる、破れる、ずれる、かすれる等々、トラブルが多発した。

今回も古紙100%では印字がかすれるなどしたようだ。
それはそれで技術的限界であればしょうがないが、
コピー用紙としての品質が保てないのなら、
古紙混入率を下げるのまではいいとしても、
表示はきちんとしなければいけない。

古紙だけではありませんが、古紙100%です、と言うのは間違い。
当社の技術では古紙100%のものが作れません、と言えばいい。
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