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徴兵制発言、物議を醸す

2007-11-29 23:31:25 | 政治経済
宮崎知事、徴兵制発言で釈明 今度は「徴農制」必要(共同通信) - goo ニュース

今日の放送大学の面接授業でも話題になった。

何せ学徒動員で実際に戦時下の工場で働いた人や、
引き揚げで焼け野原となった日本に帰ってきたという人がいるから、
戦後世代にとって、原体験の点では太刀打ちができない。

戦争責任と言う点では、天皇制や昭和天皇に対して、
あるいはそれを利用した人々に対しての嫌悪感、
戦前戦中の教育についての反発は大きい。

何せ御真影や教育勅語を納めた奉安殿から、
校長が白手袋で写真を取り出す姿を見ており、
そこに人々を戦争に駆り立てた教育の原点があると考えている。
(軍による国民扇動に利用された面も含め)

軍が、生活苦から一家心中した軍人家族を「非国民」と扱う姿などを
直に見ている人たちにとって、「軍隊」と言う言葉そのものに
反発、嫌悪を持っており、この東国原知事の発言にも過敏に反応していた。

ただし、徴兵は、とんでも発言で絶対反対だが、
その後の「軍隊が趣旨ではなく、若者は規律正しい生活をするべき」
と言う趣旨については理解できる、というものだった。

敗戦当時の日本を知る者にとって、
いったい、誰がこの国をこんな荒れ野にしたのだ、
と言う思いは永劫に拭い去ることができないであろうし、
そこに「軍隊」の存在を消し去ることはできないのだろう。

この話には、まだいろいろと展開があるのだが、今日は伏せておく。
また、いずれ、、、
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