メディアによる魔女狩りが始まった。

事故は確かに悲惨でした。

悲しみにくれる人がいる一方で、
事故を起こした会社の社員が宴会やスポーツに興じている。
被害者やその家族たちが、許せないと思う気持ちもわかります。

救助に行けるのに、あるいは行くべきなのに、行事を優先していかなかった、
これは非難されて然るべきと思います。

しかし、すべてのメディアがトツプニュースで
どこどこの支局ではどんな会があって何人参加した、
と放送しなければならないほどのことでしょうか。

退職者や転勤者の送別会がそんなに非常識なことですか。

そこまで言わなくても良いでしょうと思っていても、
面と向かって反論できない。

どういう了見ですか、
非常識とは思わないんですか、
被害者に対して申し訳ないと思いませんか、
等々。

私には土下座している者の頭を踏みつけ、つばを吐きかけているように思えます。

被害者たちがするなら十分理解できるし、ＪＲは甘んじて受けよ、と言える。

自分たちは被害者の怒りを代弁しているだけとでも言うのでしょうか。

これを幸い、まるで鬼の首を取ったように、
ここで叩かなきゃ出遅れる、
うちはもっと重箱の隅までつついたぞ、
悪い奴は徹底して悪く言っても世間が付いてくる、

そんな気持ちが見え隠れします。
違っているでしょうか。

いつもながら、メディアの扱い方には疑問を感じざるを得ません。