ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

映画「本能寺ホテル」@109シネマズ木場

2017-01-19 01:04:24 | 映画感想
やっと見ました。
2017年の1本目。

2017/1/16、109シネマズ木場、
席数が109シネマズ木場では最も多い3番スクリーン。
良い席(エグゼクティブシート、幅広で隣席との間隔広い9のK列を選択。
もちろんシネマポイント会員で通常価格。

見た感じ比較的年齢層高し。

**

堤真一、綾瀬はるか、風間杜夫、濱田岳、田口浩正、平山浩行、近藤正臣、高島政宏



冒頭は、明智光秀に急襲され燃え落ちる本能寺。
「本能寺の変」には謎が多い、とナレーション(中井貴一)が説明する。



現在の京都。
倉本繭子(綾瀬はるか)が待ち合わせしていた恋人の吉岡恭一(平山浩行)から、
仕事が忙しく、先にホテルに向かうようにとの連絡が入る。
繭子は予約してあったホテルに入るが、支配人(宇梶剛士)に
予約は来月、本日は満室、と断られる。

繭子は仕方なく街を歩いて別のホテルを探す。
たまたま見つけた古びた本能寺ホテルには運よく空き室があった。

繭子はロビーにあった古いオルゴールのねじを巻き、途中で買った金平糖をかじりながら
エレベーターに乗ると、見知らぬ寺(=本能寺、この時点では不明)の廊下に着いた。

たまたまそこにいた若い侍(=森蘭丸、この時点では名前不明。キャストは濱田岳)
に見つかり、疑いを受けるが、胃腸薬をあげて、安心させる。

蘭丸は繭子を帰そうとするが、大塚(田口浩正)に見つかり、
茶会の客人の異国人と言い逃れる。
ほどなくして御館様(=織田信長、堤真一)が登場する。

信長が島井宗室から「楢柴肩衝(ならしばかたつき)」を脅し取ると、
繭子は許せず、信長から茶壷を奪い取って宗室に返そうとする。
突然の事に信長は怒り、繭子を斬ろうとする。

繭子は驚いて逃げ小部屋に隠れると、現在の京都でフロントのベルが鳴った瞬間、
繭子はホテルのエレベーターにワープし、難を逃れた。

その後、繭子は恭一と再会するが、行き違いや勘違いもあり、
ホテルと本能寺を何度か行ききし「本能寺の変」に遭遇することになる。

繭子は明智光秀の謀反を信長にばらし、歴史を変えてしまうのだろうか。
それとも・・・・

**

万城目学の降板騒動などのネガティブ情報は一切知らずに見たものの、
「プリンセストヨトミ」に似たものを感じたのは私だけではあるまい。

実際、監督鈴木雅之、脚本相沢友子は「プリンセストヨトミ」と同じ。
鈴木監督はもともとフジテレビの演出家で今もテレビドラマのディレクター。
「ラッツ&スター」の鈴木雅之とは全くの別人。

相沢友子は元々歌手で、脚本家に転身後ブレイクしたそうだ。

**

京都の観光名所巡りにもなっているが、あまりにも有名なところは出てこない。
ホテル本能寺が実在するが、外観からして本能寺ホテルとは全く別物。

あぶり餅や振り振り毬杖(ぶりぶりぎっちょう)は本当に平安時代からあったらしい。
金平糖の「緑寿庵清水」は実店舗でロケしたらしい。

宗室と楢柴肩衝のエピソードは「タイムスクープハンター 安土城 最後の1日」につながる。
タイムスクープハンターでも業火の中、宗室(宗叱)が楢柴肩衝を持ち出して逃げる。



タイムワープの理屈が不明なのは良いとして、タイミングよくワープできるのも良いとして、
時代考証や日本語の違いなども良いとして、冒頭の謎の提起が回収されていない。

せっかく過去に行ったのだから何かが現代までつながっていることで歴史を変えないまでも
夢落ちではなかったというか、繭子が過去に行った痕跡が欲しかった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« USLPGA、JLPGA、日米開幕戦 | トップ | 今朝の東京スカイツリー、201... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画感想」カテゴリの最新記事