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映画「20世紀少年-最終章- ぼくらの旗」@109シネマズ木場

2009-08-31 23:44:18 | 映画感想
2009/8/29、公開初日、109シネマズ木場。結構な入り。
客層はかなり幅が広いが、それぞれのグループは同年代が多いようだ。
つまり、中学生くらいのグループ、おじさんのグループ、などのように。

**

本編の開始前に数分にまとめられた、第1章、第2章のダイジェストが流れる。
ケンヂたちは1969年、原っぱに秘密基地を作り、「よげんの書」を書き上げた。
30年後「ともだち」と名乗る教祖によって予言の書と同じ出来事が引き起こされ、
2000年12月31日、後に「血のおおみそか」と呼ばれるテロが発生する。
ケンヂは、仲間とともに「ともだち」を倒そうとするが、テロリストにされてしまう。

2015年、ケンヂの姉、貴理子の娘だったカンナは高校生に成長し、
「ともだち」の秘密を探るためともだちランドに潜入し、理科室の謎に触れる。
ケンヂは「血のおおみそか」で死んだと思われ、仲間もバラバラになっていた。
そんな中「しんよげんの書」の存在が明らかになり、2017年の人類滅亡が示唆される。
新宿でともだちはヤマネに射殺されるが、万博会場で復活し「神」となる。
しかし、再びウィルスによる殺戮が行われ、人類の半数が死んでしまった。

***

ここで、本題に入る前にケンヂの仲間についておさらいしておこう。

ケンヂ(遠藤健児):唐沢寿明
オッチョ(落合長治):豊川悦司
ユキジ(瀬戸口雪路):常盤貴子
ヨシツネ(皆本剛):香川照之
マルオ(丸尾道浩):石塚英彦
ケロヨン(福田啓太郎):宮迫博之
コンチ(今野裕一):山寺宏一
モンちゃん(子門真明):宇梶剛士
ドンキー(木戸三郎):生瀬勝久
フクベエ(服部哲也):佐々木蔵之介
ヤマネ(山根昭夫):小日向文世
サダキヨ(佐田清志):ユースケ・サンタマリア
ヤン坊・マー坊:佐野史郎

これまでに何人かが死んでいる。

ドンキーは物語の中では最初に「ともだち」に「絶交」される。
フクベエは「血のおおみそか」の混乱の中で墜落死する。
モンちゃんは「しんよげんの書」を見つけるが、刺殺される。
サダキヨはともだちの家で焼死。
ヤマネは、新宿でともだちを射殺するが、13番に狙撃されて死ぬ。

***

そして、第3章、ともだち暦3年(2017年)
ともだちは、ウィルス対策のため東京に巨大な壁を設置、
世界大統領として君臨していた。

オッチョはその壁を越え、東京に侵入した。
そこでオッチョは、少女(福田麻由子)にこの2年に起きたことを聞き、
「ともだち」が8月20日に人類が滅亡することと、
自分を信ずる者だけが助かることを宣言していたこと、
それに対決する「氷の女王」ことカンナ(平愛梨)の蜂起呼びかけを知る。

オッチョは、新宿のボウリング場で神様(中村嘉葏雄)、神父(六平直政)らに会い、
反政府組織の「ゲンジ一派」を率いるヨシツネ(香川照之)が、
蜂起を止めるためカンナに会おうとしていることを知り、反対する。

「ヨシツネがともだちかも知れない。」

オッチョは単身「氷の女王」のアジトに潜入し、
ラジオからかすかに流れるケンヂ(唐沢寿明)の歌声を聞かせ、
8月20日の武装蜂起中止を説得する。

ケンヂはバイクを駆って、東京の関所に到達、偽造手形(通行証)で関所を突破、万丈目に会う。
万丈目は過去の経過をケンヂに語り、ケンヂもまた「血の大みそか」以降の経過を語る。

マルオ(石塚英彦)は、ケロヨン(宮迫博之)のケヨロン帝国に行き、
カンナの母でケンヂの姉、貴理子(黒木瞳)と会う。

地球防衛軍は、カンナのアジトを発見し、
カンナは仲間を逃がし、地球防衛軍に投降する。

カンナはともだちと会い、ともだちはカンナを解放するが、
同時に絶交を宣言する。

徐々に8月20日が近づいてくる。

果たして「しんよげんの書」にある人類滅亡の危機は阻止できるだろうか。
そして、ともだちの正体は、いったい、、、、。

**

物語はいったん終わったかに思える。
しかし、最大の謎は疑問のままだった。
その答えはケンヂの記憶のなかにあった。

**

結末はコミックとは変えてある、と盛んに宣伝されていました。
試写会でもラスト10分は秘密にされていたようです。

原作は未読なので、ネットにある情報くらいしかストーリーは知りませんでした。

意外といえば意外、やはりと言えばやはり。

第2章までにもいくつかヒントがあって、
観客をわざと混乱させるようになっていましたし、

第2章のエンドロールでユキジが言うせりふの意味も解決しました。

最後に「彼」が登場するとは知らなかったので少しびっくりしました。
まずまず納得のエンディングだったのではないでしょうか。

コメント (9)    この記事についてブログを書く
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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは^^ (KLY)
2009-09-01 00:48:36
私も原作未読でしたが、ちょっと馴染めなかったようです。というより何が面白いのか全く解らず…。まあ、あれです。第2章までで同じような感じを持ってたんで、映画は惰性で観るもんじゃないってことが良く解りました。(苦笑)
返信する
KLYさんへ (KGR)
2009-09-01 09:18:01
TB/コメントありがとうございます。

最終章はエピソード詰め込みすぎ感がありました。

もっと端折っても良かったように思います。

潜伏期間の矛盾は気がつきませんでした。
確かに変です。

まあ、総じて言えば結末がはっきりしてよかったかな、と。
返信する
もう少しテンポを速く (にゃむばなな)
2009-09-02 17:58:41
3部作全体を通して、ちょっと緊迫感に欠けるというか、テンポが意外とゆっくりだったという印象がありました。
サスペンス仕立てにしている分、そういう演出ができないのも、これも邦画の限界なのか、それともTV局出資映画の限界なのか・・・。
返信する
こんばんわ (くう)
2009-09-02 23:20:52
私も、まずまず納得行く最終章でした。
第2章は、かなり間延び感を感じたのですが、
終わりよければ全て良しです^^

私もED後の「彼」の登場にはビックリでした。
良いシーンだったと思います。

返信する
にゃむばななさんへ (KGR)
2009-09-02 23:24:27
テンポはまだましなほうだったと思います。

要らん「タメ」が多いし長いって映画が多いので、
それがあまり感じられなかったのはまずまずです。

返信する
くうさんへ (KGR)
2009-09-02 23:29:57
こちらにもコメントありがとうございます。

肝心の部分は完結を見たので良しとしましょう。

蝶野のエピは不要だな、と思いました。
あとは、吉田輝美、原口とか要らんだろ、
無駄にタレント使いすぎです。
TV局のご意向でしょうか。

最後の彼は話としても良かったし、
キャスティングも良かったです。
返信する
こんにちは~♪ (由香)
2009-09-03 17:57:55
お邪魔します♪
第1章にはハマったのですが、どんどん設定に馴染めなくなっていきました。
最終章は上手く纏めてはありましたが、何だか説明が多かったですよね~
やっぱり原作を知らないと、本気でのり切れないのかもしれませんね。
返信する
トラ・コメどうもです (ひらりん)
2009-09-04 02:31:35
いつもご指摘ありがとうございます。
こっそり訂正しておきました。
返信する
ひらりんさんへ (KGR)
2009-09-04 08:36:44
大変失礼しました。

ちなみに苗字検索サイトでは、
万丈目と万条目は0
万城目(まんじょうめ、まきめ)は71世帯でした。
返信する

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