QTが終わり、レギュラーツアー出場時の賞金について少し気になったので調べてみた。
皆さんご承知の通り、今年の賞金女王は鈴木愛でその額は合計1億6千万円。
2位は逆転ならなかった渋野日向子の1億5200万円。
3位には申智愛(シン・ジエ)が1億4200万円で続く。
野球やサッカーに比べると比較的長い間第一線で確約している選手は多いし、
シニアツアーなども充実している。
一般的なサラリーマンの生涯賃金が2億円から3億円ぐらいと言われるので、
サラリーマンの一生分を、2、3年で稼ぐのだから良い商売、なんて思ったら大間違い。
稼ぐ選手はほんの一握り。
今年レギュラーツアーに出た選手は全部で242人。
そのうち賞金をいくらかでも手にしたのは159人。
残りの83人の選手は賞金0。
稼いだ人でも一般のサラリーマンの平均年収440万円を超えるのは105人。
300万円以上でも119人しかいない。
とはいえ、渋野日向子も昨年は1試合で予選落ち、つまり賞金0。
もっとも彼女はステップアップツアー10試合で700万円余りを稼いでいるが。
そこから1年で1億4千万円以上の増収。全英女子を入れると軽く2億円以上の増収。
話を元に戻すと、159位の山田成美は何と30万円。
4試合で30万円だから1試合平均7万5千円、遠征費用にもならない。
ただし、彼女はまだまし。
159人中、最もコストパフォーマンスが悪かったのは10試合で42万6千円の堀琴音。
何年か前まではほとんど予選落ちがないと言われていたのに、今年の決勝進出は1試合だけ。
昨年も34試合で5試合しか決勝に残れなかった。
158位は6試合で34万円の高橋恵、157位は6試合39万円の青山香織。
1試合平均10万円に満たない選手は合わせて10人。
しかし、彼女らはまだいい方。160位以下の選手は賞金0。
最も多く試合に出て賞金0だったのは10試合に出た諸見里しのぶ。
かつてツアー9勝、メジャー3勝で宮里藍と同世代の彼女も今年で第一線を退く。
ほかに8試合と6試合で賞金0が2人ずついる。
暗い話ばかりになっても何なのでコストパフォーマンスのいい選手も上げておく。
JLPGAの1試合当たりで稼いだのは、鈴木愛でも渋野日向子でも申智愛(シン・ジエ)でもなく
畑岡奈紗で5試合で6900万円余り。
1試合当たり1390万円と1千万円を超えたのは彼女だけ。
鈴木愛は2位で半分以下の640万円。
3位は馮珊珊(フォン・シャンシャン)の3試合で1630万円だが、3試合のうちTOTOの440万は
(USLPGAの資格で出場したため)賞金額に含まれていないのに試合数には含まれるという矛盾。
これを入れると平均690万となって2位になる。
そういうことを言うと渋野日向子の全英女子の優勝分もいれなくちゃ変だとなりかねないしきりがないので、
JLPGAの公式数字だけで論じることにする。
4番手に申智愛(シン・ジエ)、5番手はランキング54位の古江彩佳。
古江彩佳は今年のプロ転向後の4試合であわやシード権獲得寸前。
*
JLPGAには2部ツアー、ステップアップツアーもあって、一時期停滞気味だった時期もあったと記憶するが、
今年は全部で20試合あって、賞金女王はヌック・スカパンというタイ出身の選手。
金額はさすがにレギュラーツアーには見劣りするが、2千万円でレギュラーツアーだと53位に相当する。
なお、彼女は来年度リランキングまでのレギュラーツアー出場資格を獲得したことになる。
ステップアップツアーに出場した選手は総計215人で賞金をいくらかでも稼いだのは164人。
最も少なかったのは65357円で2人。
そのうちの一人、木佐貫めぐみはQT89位で、QTのエントリーフィー(2ラウンドで9万円)にもならない。
いずれにしても、ツアーだけで食っていける選手はほんの一握り。
どのプロスポーツも大変なのは変わりないと思うが、個人競技なだけに余計に大変かもしれない。
皆さんご承知の通り、今年の賞金女王は鈴木愛でその額は合計1億6千万円。
2位は逆転ならなかった渋野日向子の1億5200万円。
3位には申智愛(シン・ジエ)が1億4200万円で続く。
野球やサッカーに比べると比較的長い間第一線で確約している選手は多いし、
シニアツアーなども充実している。
一般的なサラリーマンの生涯賃金が2億円から3億円ぐらいと言われるので、
サラリーマンの一生分を、2、3年で稼ぐのだから良い商売、なんて思ったら大間違い。
稼ぐ選手はほんの一握り。
今年レギュラーツアーに出た選手は全部で242人。
そのうち賞金をいくらかでも手にしたのは159人。
残りの83人の選手は賞金0。
稼いだ人でも一般のサラリーマンの平均年収440万円を超えるのは105人。
300万円以上でも119人しかいない。
とはいえ、渋野日向子も昨年は1試合で予選落ち、つまり賞金0。
もっとも彼女はステップアップツアー10試合で700万円余りを稼いでいるが。
そこから1年で1億4千万円以上の増収。全英女子を入れると軽く2億円以上の増収。
話を元に戻すと、159位の山田成美は何と30万円。
4試合で30万円だから1試合平均7万5千円、遠征費用にもならない。
ただし、彼女はまだまし。
159人中、最もコストパフォーマンスが悪かったのは10試合で42万6千円の堀琴音。
何年か前まではほとんど予選落ちがないと言われていたのに、今年の決勝進出は1試合だけ。
昨年も34試合で5試合しか決勝に残れなかった。
158位は6試合で34万円の高橋恵、157位は6試合39万円の青山香織。
1試合平均10万円に満たない選手は合わせて10人。
しかし、彼女らはまだいい方。160位以下の選手は賞金0。
最も多く試合に出て賞金0だったのは10試合に出た諸見里しのぶ。
かつてツアー9勝、メジャー3勝で宮里藍と同世代の彼女も今年で第一線を退く。
ほかに8試合と6試合で賞金0が2人ずついる。
暗い話ばかりになっても何なのでコストパフォーマンスのいい選手も上げておく。
JLPGAの1試合当たりで稼いだのは、鈴木愛でも渋野日向子でも申智愛(シン・ジエ)でもなく
畑岡奈紗で5試合で6900万円余り。
1試合当たり1390万円と1千万円を超えたのは彼女だけ。
鈴木愛は2位で半分以下の640万円。
3位は馮珊珊(フォン・シャンシャン)の3試合で1630万円だが、3試合のうちTOTOの440万は
(USLPGAの資格で出場したため)賞金額に含まれていないのに試合数には含まれるという矛盾。
これを入れると平均690万となって2位になる。
そういうことを言うと渋野日向子の全英女子の優勝分もいれなくちゃ変だとなりかねないしきりがないので、
JLPGAの公式数字だけで論じることにする。
4番手に申智愛(シン・ジエ)、5番手はランキング54位の古江彩佳。
古江彩佳は今年のプロ転向後の4試合であわやシード権獲得寸前。
*
JLPGAには2部ツアー、ステップアップツアーもあって、一時期停滞気味だった時期もあったと記憶するが、
今年は全部で20試合あって、賞金女王はヌック・スカパンというタイ出身の選手。
金額はさすがにレギュラーツアーには見劣りするが、2千万円でレギュラーツアーだと53位に相当する。
なお、彼女は来年度リランキングまでのレギュラーツアー出場資格を獲得したことになる。
ステップアップツアーに出場した選手は総計215人で賞金をいくらかでも稼いだのは164人。
最も少なかったのは65357円で2人。
そのうちの一人、木佐貫めぐみはQT89位で、QTのエントリーフィー(2ラウンドで9万円)にもならない。
いずれにしても、ツアーだけで食っていける選手はほんの一握り。
どのプロスポーツも大変なのは変わりないと思うが、個人競技なだけに余計に大変かもしれない。
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