
今月は見た映画が少なく、さみしいので、
以前書きとめておいたものから、「バンコック・デンジャラス」との
ニコラス・ケイジつながりで、「ウィンド・トーカーズ」の感想を。
このころの感想は、ストーリー展開はほとんど書いてません。
今となってはもうすっかり忘れました。
ニコラス・ケイジの髪型も覚えていません。
これって、ジョン・ウーだったんですね。
***
ニコラス・ケイジの主演。ジョン・ウー監督。
太平洋戦争(第2次世界大戦)が舞台。
ソロモン諸島、ガダルカナル島での激戦でほとんどの部下を失い、
自身も左耳が聞こえなくなった 。
しかし、精神的負い目もあってサイパン戦線への出陣を志願する。
サイパンへは米軍が日本軍の暗号解読を防ぐために、
ナバホ族の言葉を利用することに。
ナバホ族を無線係として同行させるが、
ニコラス・ケイジはいざという時には彼らを殺す使命を受けている。
日本兵がぼこぼこやられるのが許せんと書いている人もいるが、
そうは思わなかった。
火器も貧弱、食い物もなく補給も無く、救助も来ず撤退も許されない。
日本兵たちは飢え死にするか敵に殺されるかだったはずだ。
事実、ソロモン諸島(特にガダルカナル島の攻防戦)サイパンでは、
いわゆる玉砕で、ほとんどの日本兵が死亡しているが、
戦死者より餓死、病死の方が多いといわれている。
一方、米軍にも相当の人的被害が出ているが、
圧倒的物量で大人と子供のけんかのような状態だったろう。
双方の立場を紹介する映画ではないので、
日本兵の心理が描かれないのはある意味止むを得まい。
それでも、米兵もぼこぼこやられる。
ネイティブアメリカンに対する差別も描かれる。
ガダルカナルでの激戦を描いた映画としては、シン・レッドラインがある。
そちらを評価する向きもあるが、
私から見ればそっちの方が敗退後の日本兵が異常だ。
開き直って悠然と構えているように見えた。
もっと切羽詰っていたはずだ。
戦争に勝利した国と敗北した国はあっても、勝利した兵士はいない。
そんな映画です。
以前書きとめておいたものから、「バンコック・デンジャラス」との
ニコラス・ケイジつながりで、「ウィンド・トーカーズ」の感想を。
このころの感想は、ストーリー展開はほとんど書いてません。
今となってはもうすっかり忘れました。
ニコラス・ケイジの髪型も覚えていません。
これって、ジョン・ウーだったんですね。
***
ニコラス・ケイジの主演。ジョン・ウー監督。
太平洋戦争(第2次世界大戦)が舞台。
ソロモン諸島、ガダルカナル島での激戦でほとんどの部下を失い、
自身も左耳が聞こえなくなった 。
しかし、精神的負い目もあってサイパン戦線への出陣を志願する。
サイパンへは米軍が日本軍の暗号解読を防ぐために、
ナバホ族の言葉を利用することに。
ナバホ族を無線係として同行させるが、
ニコラス・ケイジはいざという時には彼らを殺す使命を受けている。
日本兵がぼこぼこやられるのが許せんと書いている人もいるが、
そうは思わなかった。
火器も貧弱、食い物もなく補給も無く、救助も来ず撤退も許されない。
日本兵たちは飢え死にするか敵に殺されるかだったはずだ。
事実、ソロモン諸島(特にガダルカナル島の攻防戦)サイパンでは、
いわゆる玉砕で、ほとんどの日本兵が死亡しているが、
戦死者より餓死、病死の方が多いといわれている。
一方、米軍にも相当の人的被害が出ているが、
圧倒的物量で大人と子供のけんかのような状態だったろう。
双方の立場を紹介する映画ではないので、
日本兵の心理が描かれないのはある意味止むを得まい。
それでも、米兵もぼこぼこやられる。
ネイティブアメリカンに対する差別も描かれる。
ガダルカナルでの激戦を描いた映画としては、シン・レッドラインがある。
そちらを評価する向きもあるが、
私から見ればそっちの方が敗退後の日本兵が異常だ。
開き直って悠然と構えているように見えた。
もっと切羽詰っていたはずだ。
戦争に勝利した国と敗北した国はあっても、勝利した兵士はいない。
そんな映画です。
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