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ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

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DVD「ウインド・トーカーズ(Wind Talkers)」

2009-05-14 15:29:26 | 映画感想
今月は見た映画が少なく、さみしいので、
以前書きとめておいたものから、「バンコック・デンジャラス」との
ニコラス・ケイジつながりで、「ウィンド・トーカーズ」の感想を。

このころの感想は、ストーリー展開はほとんど書いてません。
今となってはもうすっかり忘れました。
ニコラス・ケイジの髪型も覚えていません。

これって、ジョン・ウーだったんですね。

***

ニコラス・ケイジの主演。ジョン・ウー監督。
太平洋戦争(第2次世界大戦)が舞台。

ソロモン諸島、ガダルカナル島での激戦でほとんどの部下を失い、
自身も左耳が聞こえなくなった 。

しかし、精神的負い目もあってサイパン戦線への出陣を志願する。
サイパンへは米軍が日本軍の暗号解読を防ぐために、
ナバホ族の言葉を利用することに。

ナバホ族を無線係として同行させるが、
ニコラス・ケイジはいざという時には彼らを殺す使命を受けている。

日本兵がぼこぼこやられるのが許せんと書いている人もいるが、
そうは思わなかった。

火器も貧弱、食い物もなく補給も無く、救助も来ず撤退も許されない。
日本兵たちは飢え死にするか敵に殺されるかだったはずだ。

事実、ソロモン諸島(特にガダルカナル島の攻防戦)サイパンでは、
いわゆる玉砕で、ほとんどの日本兵が死亡しているが、
戦死者より餓死、病死の方が多いといわれている。

一方、米軍にも相当の人的被害が出ているが、
圧倒的物量で大人と子供のけんかのような状態だったろう。

双方の立場を紹介する映画ではないので、
日本兵の心理が描かれないのはある意味止むを得まい。

それでも、米兵もぼこぼこやられる。
ネイティブアメリカンに対する差別も描かれる。

ガダルカナルでの激戦を描いた映画としては、シン・レッドラインがある。

そちらを評価する向きもあるが、
私から見ればそっちの方が敗退後の日本兵が異常だ。

開き直って悠然と構えているように見えた。
もっと切羽詰っていたはずだ。

戦争に勝利した国と敗北した国はあっても、勝利した兵士はいない。
そんな映画です。

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