
映画「異端者の家」
公開初日、2025/4/25の初回上映で鑑賞。
ヒュー・グラントの怪演に期待しての鑑賞。
5番スクリーンは豊洲で最もキャパの少ないスクリーンの一つ。
劇場支配人の期待のなさが見て取れるが、それにしては意外と人が多かった。
ヒュー・グラントは、かつて「ラブコメの帝王」と呼ばれたりしたそうだが、
そのころの映画は全く見てない。
チャラチャラしたラブコメは好みではなかった。
(見てもないのに「チャラチャラ」と決めつけてたし)
ガイ・リッチー監督、ジェイソン・ステイサム主演の「オペレーション・フォーチュン」で、
見たときは、悪役なんだけど、最後は主人公に協力する良い人だったので、
多分大物だけど、いったい誰だと思ったもヒュー・グラントだとわかって、
その変貌ぶりにびっくりした。
*
ヒュー・グラント、ソフィー・サッチャー、クロエ・イースト
ほかにも多数キャストは出ているが、主要キャストはこの3人だけ。
他のキャストは物語の進行にほとんど影響しない。
*
モルモン教の使途、シスター・バーンズ(ソフィー・サッチャー)と
シスター・パクストン(クロエ・イースト)は、世俗的な無駄話をしながら、
布教活動を続けていた。
その日、2人は活動の一環として、資料請求の要望のあった、リード(ヒュー・グラント)の
屋敷を訪れる。
門扉のゲートな自転車を止め、中庭を通って、ドアチャイムを鳴らす。
出てきたリード氏は、雨がひどくなってきたので、屋内に入るよう勧めるが、
2人は教義上、女性がいない家には入れないと断る。
しかし、妻はパイを焼いていると言われて、雨もあって2人は中に入った。
コートを預け、再三にわたって、奥さん(女性)に会わないとまずいという2人。
様子を見てくると言いながら、一向に女性を連れてこないリード。
ついには会わせると言って、奥の部屋に誘う。
2人はリードを疑い、帰ろうとするが、コートに自転車の鍵を入れたまま。
コートを取りに行くか、自転車をあきらめて徒歩で逃げるか迷ったあげく、
逃げようとしたが、ドアロックにサムターン(回して施錠解錠するキー)がない。
やむなくリードに解錠を頼むが時限ロックで開かないと断られる。
ますます怪しいと感じる2人に、リードは延々と自説を語りだす。
果たして、リードの目的は。2人に訪れる衝撃とは。
*
セリフが長い。
ここでもヒュー・グラントの怪演が際立つ。
2人が疑惑から恐怖に変わっていくさまが丁寧に描かれている。
現代のHERETICは、異端者、異教徒などの意味。
なお、中世ヨーロッパで行われていた異端審問は英語でinquisitionで、
同じ意味のラテン語のinquisitioからきているようだ。
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