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残業98時間

2008-12-22 22:50:50 | Weblog
「残業98時間、急死」 「日本海庄や」店員の両親提訴(朝日新聞) - goo ニュース

業界にもよるでしょうし、今はどうなっているのか知りませんが、
私の若いころは100時間超なんて普通でした。

自慢ではありません。実際問題とてもつらかった。

100時間連続半年なんてざらにいて、部課長には長時間残業者一覧が
配布されていたのですが、リストの常連がいましたね。

3か月連続100時間超になると、強制的に健康診断になってたときは、
150、150、99なんて者もいましたね。
翌月はまた150時間残業になってたりして。

法的なものか自主規制か、親会社からの意向か知りませんが、
規制が100時間から80時間になり、70時間になったと思いますが、
リストに出ない、ぎりぎりクリアーなんてごろごろしてました。

私もピークは150時間連続3カ月とか、ありました。
150時間を超えると休みの日は勿論、平日も休まることはありません。

また、例えば、150時間1カ月より、100時間2か月の方がきついし、
80時間3か月の方がもっときつい。

つまり、単月の残業の多さよりも連続の方が精神的肉体的に効くので、
1年で1000時間をはるかにオーバーした時は、さすがにきました。

プロジェクト完了の翌年は何もする気がしないほど参っていたのを覚えています。

それでもみんなが同じように忙しい時は、言い出しにくいけど、
まだ、一緒に走り続けている人がいることが支えになるのですが、
(それでも倒れるものは出る)
自分だけが猛烈に忙しい時は、悲壮感を共有する相手もおらず、
さらに落ち込む結果となって最悪です。

チェーン店の店長でなく店員が98時間というのもすごいですが、
全員がそれだけすごかったのか、特定の人だけなのかわかりません。

ミクロには「倒れるような人間は絶対出さない、従業員は大事に」
ということですが、マクロとしては倒れるものがゼロにできないのなら、
「一定の比率以下にする」事で良しとされがちです。

死んでしまうほどつらかったのは何とも言えませんが、
責任感の強さが災いしたのかもしれません。

一生懸命やる必要はあるにしても、死ぬほど頑張る必要はないのに、
ご両親の無念さが偲ばれます。
 

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