
ドライスーツのファスナーは、使っていないとスライダーの動きが固くなったりして、折れやすくなってしまいます。
そこで、お家で出来るお手入れをご案内します。
金属製のファスナーの場合には、ご購入の際にクーピーのような専用ワックスが付属されています。
ワックスの粉が出るので、周りが汚れても良い場所で行ってください。
まずは汚れやゴミを取り除き、ファスナーを閉めてワックスを金属部分に塗り込んでいきます。
この時折れやすいので、付属ワックスの場合は、先端に近い方を持つのがオススメ。
まんべんなく塗り終えたら、スライダーを数回開け閉めして、ファスナーに馴染ませます。
引手部分に指を通すと動かしやすいです。
ファスナーにテンションをかけないように、少しずつ動かします。
これで金属部分が保護されました!
保管の際は、ファスナーは開けておくのがファスナーメーカーの推奨です。
付属のワックスが無い!折れてしまった!と言う場合は、塗りやすいスティック糊のようなタイプもあります。
樹脂製のファスナーの場合には、付属のグリスやワックスなど潤滑剤を使用します。
金属製よりも更にゴミなどの付着物に注意してください。
塗るのはファスナーエンドの図の部分のみになります。
塗りすぎるとゴミが付きやすくなるので、薄く塗ります。
閉めて保管する方が、エンド部分の負担が少なくなります。
スライダーが動かない場合は、無理せず中性洗剤で歯ブラシなどを使い、優しく洗ってみてください。
壊れた場合、一番修理費がかかる箇所なので、日頃のお手入れで青錆び・塩ガミ・ムシ折れ知らずになりましょう!