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本日は曇りで、比較的すずしい1日でした。台風7号が日本の南岸から北上してきています。
昨日の千葉県北西部を震源とした地震はその後M6.0 深さ73kmと震源再決定されたようです。
データをもう一度よく調べてみました。比較的追跡しやすい2003年までの地震でM5以上、千葉北東部や千葉県南部の震源のものをピックアップして、共通した前兆的な波形が見られないかどうか調べてみました。センターだよりとして掲載しました。
この事例が正しいかどうかということは今後のデータの積み重ねを待たなくてはならないのですが、とりあえずのご報告とさせていただきます。
近地の電波は強く受信されていいように思えますが、発振のメカニズムによっては電磁波が出にくいことがあるのでしょうか?
受信アンテナに八木アンテナを使われていたかと記憶しますが、上下方向の感度測定はされたことがおありでしょうか?わりと足元は感度が低いことがあるようです。
また、千葉北西M6.0の前の多摩東部もそうでしたが、いづれもしばらく前に強い落雷がありました。このことが、前兆ノイズを減らした可能性もあるかと思います。
あれほど大きな地震でもなかなか前兆現象としてははっきり捉えられないのが現状なのですね。でも、逆に言えばこれらの地震予知研究はまだ数年しかたっていないわけですので、いろいろと経験を積んで行くしかないと思います。
日々の更新、的確なコメント、いつも感服しております。是非今後ともいろいろな経験を生かして少しでも地震予知が出来ることを期待しています。先生・スタッフの方、これからもがんばってください。応援しています。
センター便りにありました「折れ線グラフ状」についての解析ですが、
23日8時頃の折れ線状グラフだけでなく、12時ー14時の一群のスパイクも気にかかります。
スパイク状はどうしてもノイズっぽく見えてしまうので軽く見過ごされがちですが、
スパイクもある程度まとまったら何かのサインとして見るべきではと思いました。
今後の研究に期待してます。
いつも拝見させていただいております。
素人の仮説なのですが、
仮説1:産業廃棄物の中間処理工場での破砕機やコンクリートの建造物の解体時にも砂利(岩石)が壊れて電波を放出しているのかもしれません。水分含ませていればグランドに落ちるのかもしれませんが、古いコンクリートは完全乾燥かも。アンテナが設置されている屋上に金敷きと片手ハンマー持っていって玉砂利や砕石を砕いてみる実験が手軽に検証可能かも。
アンテナから深さ70kmと地表数キロでは損失係数の差から同じレベルの受信となるのかもしれません。
仮説2:震源域の地層(関東ローム層・下総層群)の構成によって伝送損失に差があるのかもしれません。直下で放出された電波であっても70kmの間で損失の少ない部分や通りやすい場所から放出されるのかも。鴨川なら逗子方面にとか。
仮説3:プレート境界面で(壊れる)方向によって波形に相違があるのかもしれません。
すべり角が水平方向や垂直方向、受信する場所から奥行きが広いか幅が広いか。など。
仮説4:これもまた素人の仮説ですが、仮説3の場合では受信地点での地震発生時の振幅成分について言えば、スパイク状は横揺れ型。(横スライド成分)折れ線状は縦揺れ型(縦スライド成分)P波S波は当然どちらにもあるとして。
素人の仮説やたとえ話。愚考の数々失礼いたしました。^^;
>ケイさん
我々がターゲットにしているのは2系統です。一つは近地地震の直接電磁波。もう一つは電離層あるいは対流圏から間接伝搬してくる遠方からの電波です。どちらも地震活動と関連したものを抽出したいわけであります。
>ちょこ
長期的なスパンでの前兆ももちろんあるでしょう。ただ長期的な傾向を分析して実用予知にするためには相当長い年月のデータ蓄積をしないと危険です。 ということで当面は数日内の短期的な予測をめざしています。
電波観測絶対ではありませんね。さまざまな観測手法・手段が乱立する中で必要・有効と思う方法をユーザが取捨選択しなくてはならない時代のようです。応援ありがとうございます。
>草加市住民さん
ご指摘ありがとうございます。
>だいく(船橋市)さん
地下からの電磁的シグナルの発生メカニズムはまだ決定的なものがありません。水も大きな影響があるかもしれませんね。いろいろな仮説を立てたり検証したり 皆さんで考えて行きましょう。