行徳プロジェクト NetCommons版を公開

本プロジェクトのNetCommons版を本日リリースいたしました。

このNetCommons版では、よく参照されるおなじみのグラフやブログ機能やRSSリーダー、他サイトへのiframeリンクなどにより、ピンポイントで速報を素早く見ることができるように工夫されています。本家とともに、ご活用いただければと思います。

浜松ＧＰＳ変動

7月上旬からみられていました、浜松でのＧＰＳ変動ですが、8月9日頃より収束いたしました。

本プロジェクトのＧＰＳ変動計算においては、電離層遅延の影響を有る程度補正し考慮していますが、それ以上の変動が有った場合には大きな変動として捉えられることになります。直接地動の反映であったという判断はできません。

今後、電離層遅延の成分がどの程度であったか等の解析が必要となりますが、新潟中越沖地震前に大きなＧＰＳ変動（電離層遅延含む）があった事実を参考とすれば、ここ1ヶ月～２ヶ月は静岡方面の地震活動については、関連各署（国土地理院、気象庁、地震防災対策強化地域判定会等）の情報なども合わせて注視したいと思います。

静岡県内ＧＰＳ変動

7月31日付地震防災対策強化地域判定会会長会見（定例）によりますと、「全般的には顕著な地震活動はありません。静岡県中部ではプレート内で通常より活動レベルが低く、地殻内ではやや高い状態になっていますが、その他の地域では概ね平常レベルです。」とコメントされています。

さて、本プロジェクトでも浜松付近にてＧＰＳ連続観測のデータから、7月14日以降にやや大きめの変動を観測していますので、特集ページを組みました。今後の推移を注視したいと思っています。

7月30日の電波波形

7月30日11時頃および22時頃、寒気流入による大気の不安定で雷が発生し、電波波形に高レベル値が出ています。グラフを見る際にはご注意ください。