鉄道模型のある生活ブログ

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雑談 漢方薬

2022年10月07日 | 雑談

国会が始まって、論戦が始まりましたとテレビで言っていました。

そう、国会は口で喋るだけなんですね。 私の考えではパワーポイントなどを使って数値やグラフ、画像などを入れて自分の考えをプレゼンテーションすれば良いと思うのですが、口で勝つかどうか。 だから、説明がたりないとか納得できないなど、追求する方もデータを示して突き詰めれば、だらだらと時間をかけなくても解決する気がします。 会議場にプレゼンの設備すらない。

 

さて、漢方薬って知っていますか? そりゃあ知っているでしょうが、何か訳のわからない薬草を使っていると思っていませんか?

漢方薬の講義を聞きました。 漢方医ではありません。 れっきとした大学病院の内科の先生です。

まずは、どんな薬草が使われているか

「サンヤク(山薬)」 消化器系を補い、老化を防止するなどの効用が書かれています。 これは、山芋です。

「クコシ(枸杞子)」 腰や膝の倦怠感、めまいや視力低下などに用いる・ これは クコの実です。

「葛根(かっこん)」  頭痛や肩こりなどの風邪症状。 これは葛の根です。

「桂皮(けいひ)」 風邪や手足の冷えなど。 これはシナモンです。

 

ということで、とんでもないものではなくて普通によくあるものです。

葛根湯は良く聞きます。 私も風邪のひきかけで何度も服用したことがあります。

「葛根湯はお湯に溶かして飲んでください」 え〜 、そんなことしたこと無い。 そういえば後ろに湯が付いているのは溶かして飲むんだ。  「お湯に溶かして、匂いを嗅いで脳に刺激を与えてからゆっくり飲む。 匂いを嗅ぐことも大事なのです」

「葛根湯を飲んだら体を暖かくして寝てください。 飲んだから大丈夫と仕事をしてはダメですよ。 温かいうどんを食べて布団をかけて体を温めて寝る!」

葛根湯、くず湯です。 みんな目に鱗です。 

「葛根湯の粉薬を飲んで後から、水を飲むのはダメなんですか?」 「あなた、ネスカフェの粉を飲んで後から水を飲みますか?」

というダメ押しまであって。

 

そういえば

「陳皮(ちんぴ)」 消化不良、食欲不振など。 これはみかんなどの皮です。

これなど、吸い物にゆずの皮を添えたりは、消化を良くするための理にかなっているんだ。

 

目に鱗といえば、「漢方は何処からきたと思いますか?」 そりゃあ、中国でしょう。

でも、使われている生薬の中にはトルコ原産のものもあるのです。 そして江戸時代には中国よりも日本の漢方の方が進んでいた。

ですからら中国というよりも、シルクロードの起点のトルコと終点の日本、いわばシルクロードでできたのが漢方です。 とこれにも納得。

江戸末期の漢方はかなりのレベルで、だったようですが、明治維新で西洋医学に変わったそうです。 でも、江戸時代の医学は漢方も含め進んでいて、華岡青洲が全身麻酔で手術をしたのは世界で初めてことでした。

漢方の特徴は、西洋医学が臓器ごとに病気を見ているのですが、漢方は全身を一つとして考える。 この考えって好きです。 心配事があるとお腹が痛くなる、お腹と脳がつながっているとは最近言われ出したことですが、漢方では昔からわかっている。 足のツボの刺激で頭痛が治るとか、いろいろあります。

漢方薬は長く飲まないと効かないのでは無いか?

この先生は2週間服薬して効かなければ、この薬はこの人にあっていないとやめるそうです。 これは西洋薬とほぼおなじです。

漢方でも、2週間で、効果が出るはずですということ。

 

芍薬甘草湯(しゃくやくかんそうとう)

これは飲んだことがある人が多いのではないでしょうか。 足の痙攣やつった時に効果があります。 しかも即効性があります。

大阪マラソンがありますが、一般市民がたくさん走りますが、走った後の道にこの袋がたくさん落ちているそうです。 走っていて足に痛みを感じたら飲んでいる人が多いそうです。

 

他にもたくさんの薬を習いましたが、この先生の強調しているところは

「漢方がみちびく心と体のレジリエンス(回復力)」 この先生の著書で興味がある人は読んでみては。

レジリエンスは回復力ということで、健全性を維持する能力です。 これを漢方で維持しようということです。

内科の先生が西洋薬だけではなくて漢方も併用する、症状に応じて使い分けている。

 

普通の開業医でどれほど漢方を使うかわかりませんが、ツムラや本薬から発売されているので、けっこう出してもらえるかもしれません。

 

秋でーす

 

 

 

 

 


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