鉄道模型のある生活ブログ

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海外旅行 1996年第4回ヨーロッパ鉄道模型紀行 その5  ミュンヘンからチューリッヒに

2023年05月02日 | 海外旅行

1996年第4回ヨーロッパ鉄道模型紀行のツアーもミュンヘンの数日が終わり、全員でスイスのチューリッヒに向かいます。

このルートは1993年にも通ったことがあるので、ちょっと懐かしい。

ミュンヘンからDBのディーゼル機関車が牽引して、我々の列車は雪が積もった低い山裾を走って、リンダウに到着。

ここは島になっていて、一旦、島に列車は突っ込んで、ここで反対側にスイスの電気機関車を繋いで逆向きに走り、すぐにスイスに向かう路線に入り、少しだけオーストリアを通ってチューリッヒに行く。

 

DBの客車と機関車があったが、この客車は制御室がついている(パイロット)なので、機関車とこれで最小の旅客列車として運転できる。 早速、模型に利用しよう。

 

こんな客車が停まっていた。 MODELLBAHNGRUPPE  LINDAUと書いてある。 リンダウ鉄道模型クラブという意味だから、この客車の中にレイアウトがあるのかもしれない。  誰か日本でも古い客車でこういうことをしたら、と思った。

 

リンダウは島だが、船での交通が主流だったころに栄えた街で、今でもリゾート地として人気がある。 だからわざわざ列車がここに入ってくるのだが、待っている間にスイスの電気機関車が来た。

 

赤い電気機関車。 RE4/4で、好きな形だ。 これを列車の最後部に繋いでスイスに向かうのだ。

 

連結するのは珍しいので、あまり鉄道に興味がない奥さんも覗きに来た。 この方は夫婦で参加しているのだ。

 

いよいよ連結。 このスーツは旦那だ。

 

連結が完了。 こんな細い鉄のネジ(500円硬貨より少し太いぐらい)で全客車を引っ張っているのだ。 よく千切れないものだと信じられない。

 

スイスに向かって出発前。 発車するとすぐにドイツからスイスに入るためのパスポートチェックが始まった。

まだ、ユーロになっていないので、パスポートチェックもあるし、お金もドイツマルクからスイスフランに両替が必要な時代だった。

いよいよ、出発。

走り出して、100mぐらいぼちぼち走っただろうか。 列車が止まった。

何があったのか、なかなか走らない。

トラブルだ。

どうも、赤いRE4/4が故障した様だ。 動かない。

スイスから他の機関車を回送してくるので、それを待つことになった。

 

窓の外を見ると、パスポートの審査員が歩いて、リンダウ駅に向かっている。 長い間止まっていたので全員のパスポート審査が終わった様だ。

本来なら次の駅まで行って、他の列車で帰って来るのだろうけれど、歩いて帰るんだ。

やがて、機関車が来て付け替えて、スイスに向かって出発。

 

オーストリア領に入ると

駅名は知らないが、オーストリアの電車がいる。

この時に、オーストリアの車掌が切符のチェックに回ってきた。  我々はドイツパスとスイスパスは持っているが、ここはオーストリアなのでどちらも使えない。 ツアーの仲間はチェックを受けて、やむを得ずオーストリアの切符を買わされていた。

何人もメンバーが居るので、時間がかかる。 やがて列車はスイス領に入った。

するとオーストリアの車掌は居なくなった。

私は、オーストリアの車掌が回ってこなかったので、お金を払わなくてよかった。 儲かった?

代わりに、スイスの車掌が回ってきた。 スイスの切符のチェックだ。 もちろんこちらはパスを持っているので何ら問題ない。

その時に、仲間の一人が、「さっき、オーストリアの車掌が回ってきて、われわれはオーストリアの切符を持っていないので買わなければならなかったが、途中でオーストリアの車掌が戻ったので金を払っていないが構わないのか?」 と、聞かなくても良いことを聞いた。

すると、スイスの車掌は「私には関係ない」と、それで終わり。 オーストリアの切符を買わされた人と、買わずに済んだ人ができて面白かった。

 

これはドイツの車掌だが、こんな感じだった。

 

チューリッヒ到着

 

ホテルの窓から隣の建物。 今回のホテルは中央駅そばのバーンホッフ通りのすぐ横の便利が良い場所でした。

ホテルの建物も、この写真の建物に似ていた。

 

次はRhB に乗りにゆきます。

つづく

 

 

 

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