Jacarandaの木の下で

2004年〜2006年
ザンビア共和国での在外公館派遣員の記録

マラウイ。

2006-08-03 05:30:19 | Weblog
マラウイ共和国に行ってきやした。
足を踏み入れたアフリカの国としては8つ目。
えー、マラウイというのは、
ザンビアの東に隣接する国、国土は日本の3分の1、人口は東京とほぼ同じ1200万人、国土の5分の1がマラウイ湖という湖、世界最貧国の一つ。
ってわけで。地理の授業には決してでてこないかな。

今回はお仕事。マラウイには大使館がないからうちが兼轄してるわけで。
ま、国会議員さん5名を迎え入れたんだけど、なんせ行ったことも無い国だから前段階のアレンジがなかなか上手くいかない。
他の館員は別件でどんどこ行ってるのを羨ましく思う反面、どうせなら行った人ができることは全部済ませてきてくれりゃいいのに!なんて思う。
何度もやってるロジなのにどういうわけか今回はやたらと準備に時間がかかる。
とはいっても仕事はこれだけではないから残業も増え、あれやってこれやってとしてるうちに出発前日は午前4時まで職場で資料作り。ったく2年近くいるっていうのにみっともねぇ仕事運びだわ。

毎度の事ながら忙しいのは準備段階。行ってしまえば事態に合わせて舞えばいい。
ルサカから陸路で約9時間。ザンビアは東に行けばこんなにも起伏があったんだな。
マラウイはザンビアよりも、もっと田舎。もっとのんびーりしてる感じ。
でも基本的には全部一緒。
異国に来た新鮮さは皆無。

議員さんが来る朝になって町全体が断水!どうやら水道管が爆発したらしい。
なんと。ついてない。
至急JICAさんにお願いしてバケツを購入。ミネラルウォーターも買ってホテルの部屋に入れておく。こんなのは机上じゃ想像もできないわけで。
幸い、午後には復旧して一安心。怒られたってどうしようもないしね。

翌日はマラウイ湖へ。
お願いしておいた部屋のアレンジができてなくてホテル内を走って行ったり来たり。ここはいちおリゾートなんですよ。目の前では水着着た家族が湖で遊んでるっていうのにこちとらスーツで汗かいてるなんて酷でしょ。
さて夕食会始めようとしたらなんだかレストランが騒がしい。なんだ?
5分前までいなかったのに4人組のマラウイバンドがにぎやかに演奏しちゃってんじゃねーの!しかもうちらの隣で。太鼓たたいて唄歌って。いやそういうの好きだよ、個人的には。でもタイミング悪りぃぞ。

翌朝、なんだかおかしい。
窓開けると・・雨。
えぇぇ!?今は乾季っしょ。下駄がひっくり返ったって、卑弥呼が踊り狂ったって雨は降っちゃいけないだよ。マラウイのバカ。
ホテルに無理を言って傘を確保はしたものの、これも出発時にはおさまり一件落着。水難の相がでてるっぽい。

マラウイ湖から首都リロングウェへの帰路、前の車がドォーン!
道の中央では内臓が出てるのに首を上下に動かし苦しんでるヤギさん。
こりゃひどい。まじオー・マイ・ゴートですよ、ヤギだけに・・

僕にとって一番の鬼門にあたる空港ロジもなんとか終えて無事ミッション終了!
いやはややり終えたぞい。
ちかれた、ちかれたと最後のレンタカー精算をしてると問題発覚。
ガソリンを入れてきてくれと僕が渡したお金をレンタカーのドライバーがネコババしたみたい。あぁぁ~めんどくせぇ。疲れてる分無性にイライラする。
そのくせもう1人のドライバーは「ここからの交通手段がないからなんとかしてくれぃ、これは個人的なお願いなんだぁ、ヒーッヒーッヒッ」ってな具合。もし僕が偽善者でなかったら、喜んで彼を土に帰してあげよう。

ま、結果オーライ。事故もなく帰ってこれたから全てよしとしよう。
完全に気は抜けないけど、これが僕にとってここでの最後の大きな仕事になるはず。それをやり終えた今はすがすがしい。


1 コメント

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Unknown (るん)
2006-08-05 13:42:23
ひと仕事お疲れさーん!
マラウィかぁ~。いいな~田舎!
私もやっとこさ7月から働き始めましたよん。
なんじゃこりゃ?!って感じで、
イライラの募る日々ですが、
とにかく今は頑張るわぁ。


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