Jacarandaの木の下で

2004年〜2006年
ザンビア共和国での在外公館派遣員の記録

ザンビアかぶれ。

2005-02-18 07:13:30 | Weblog
転寝した時に使った毛布に変な虫が住んでいたらしく、下腹部を集中的に食われた。
デリケートな僕の皮膚は極度に荒れ、試しにムヒを塗ったら予想以上の反作用で大変なかゆみに襲われながらもそれ以上過激な薬品を塗ると日本の将来と少子化に関わりそうなのでじっとこらえている。
オーストラリアにいた時も目に見えるほどのダニに襲われ全身皮膚疾患になったし、どうやら僕の肌は余程魅力的らしい。

2月14日、バレンタインデーのお話。
僕はザンビア人の友達とザンビア最大のショッピングモール「Arcades」のイベントに参加した。
Sakala Brothersをはじめ、ザンビアの有名アーティストがライブをする中、野外にもかかわらず音楽に合わせ踊った。
ここの人間は腰だけ別の生き物のように自在に動かし、特に女性はダンスの上手下手=SEXの上手下手という目で男性から見られるそうな。
おおよその日本人のように音楽に合わせて身体を揺らしていると「そんなアメリカ人みたいな踊りは踊りじゃない!」って怒られ。
はいはいわかりましたとザンビア人ぽくカクカク踊って見せると周りからは「変な坊主」と見られ。
それでも日本のように「あぁ危ない人だから見ちゃダメ」的な視線がないのがこの国の人間のいいところ。
羞恥心をどこかに忘れてきた僕にとってはとてもやりやすい。

さてと、そろそろ旅行の計画でも考えよう。


明日は明日の風。

2005-02-17 05:53:19 | Weblog
日本はすでに夜が明けてしまったけれど、当地はまだ2月16日、母上のお誕生日。おめでとう。
色々な苦労もあるかと思うけれど芯を強く元気でやってくれ。

さて、ゴルフコンペの報告。
女性も含め22名参加の今回、僕は最多安打を記録。ボール5つ紛失。
181打。お、上がったな!と言われたけれどなんかおかしい。
明らかに前回の200打オーバーより調子が悪く、ダフりすぎて右手首が痛いほど。
そしてよくよく前回のスコアを計算したら144打。足すところを間違えた。
あちゃー、40打も多く打っちまいました。
でも今回は多少気は使うものの、良く知っている人と気楽に回ることができ充実感。
ハンディキャップが含まれ優勝は女性がもっていった。次回僕も夢じゃない。

完全に楽観主義でストレスを感じない人間だけれど、さすがに今日は頭にきて、胃が痛かった。
航空会社が毎回毎回僕を同じ問題で悩ます。確かに複雑な依頼かもしれないけれど学習してください。
ここでは「昨日のイエスは今日のノー」が当たり前。
大抵のことはそれでも対処してきたけれど、こちとら日本のシステムですからそれがまかり通らないこともある。厳しくいかなきゃいけない時がある。
以前にお客を泊めるホテルで部屋がないから、一人だけ良い部屋で料金を高く設定された。
もちろん予約時は全員同等で入れた。
それは困ると、苦情をいれるとフロントは驚いていた。日本人はいつも「OK,OK」としか言わないって。こんな遠いアフリカまで「Noと言えない日本人」が知れ渡っている。わからないからニヤニヤして首を縦に振っていたら変な料理が出てきちまいますぜ。

と、まぁ話はずれたけれど、僕もそう暇ではないので何度も何度も同じことで時間を無駄にはできないのに、それでもここはザンビアなんだから,,,というどうにも動けない状況に胃が反応してしまったわけで。
さすが不健康地に設定されるだけあって、そういう面からも身体を蝕んでくる。
そして5ヶ月をすぎたこの頃は原因不明の身体の異常が度々現れる。
何も特別なことをしていないのに急に出てくるから恐ろしい。アフリカです。

今日一日、大使館近くの裁判所の周りで大統領選挙関連のデモが発生し、極力外出禁止令がでた。
朝から大統領の顔入りチテンゲを巻いた大統領のおっかけが抗議ダンスをし、馬に乗った警察は厳戒態勢。やれやれ、おつかれさんだよ。

明日も早朝から空港でお見送り。
寝ちまおう。




ごるふ。

2005-02-09 05:41:11 | Weblog
しばらく書くのを忘れていた。
この間の日曜日は遂にゴルフデビュー。
というのも、次の日曜日には当地日本人会という在留邦人の集まり主催のゴルフコンペがあり、ついつい勢いで参加表明してしまったから。
さすがにはじめっから大会に出るのは失礼かと思い、その前に腕前披露でもということで常連の父親世代の方とフルで18コース回ったわけです。
オーストラリアのパースで陽気なオーナーに連れられ、ショートコースを数度回ったことはある。
その時にゴルフも悪くないなと思ったきり、今まで機会はなく。
打ちっぱなしさえ行ったこと無い。
クラブセットはこれも誰が置いてったか分からないのが家にあった。

さて、当日。
朝6時45分集合ねって。早いよ。ラジオ体操より早いよ。
ゴルフクラブは2~3個あるけれど、一応ザンビアで1番良いところが街のど真ん中にあります。
費用はビジターで約2000円。安っ。
駐車場にはたくさんのザンビア人。
なんだと思ったら、みーんな「キャディーやらせろ!」って歩み寄ってくるただの人。
とりあえず先に着いていた常連さんが用意しといたキャディーと共にスタート。
後ろが詰まっているからって早速「早く打って」って。
待ってくれ。今初めてゴルフコースに立ったんですが。
こっちは何も知らないし、着いて早々準備もできてないしと思いながらも打つしかなく。
初めっからテンション下がりました。
僕の技術もひどいもので、まず当たらない。当たっても右45度へ飛んでいく。
やっぱりファミコンみたいにうまくいかないなぁ。
雨季の今は草が元気で、ラフに入ると1M近い草の中をひたすら探す。
よく皆様一緒に回って頂けてるな。
コースは池越えがあったり、まずまず立派なもの。
徐々にコツはつかんだものの、終わってみれば208打と法外な数字。空振りも入れればとんでもない。こりゃー来週も恥かきそうだ。
キャディには約600円の報酬。安っ。
程々に楽しかったけれど、やっぱり気が知れた友達とやったほうがいい。
でもこれだけの費用でできるなら少しうまくなってやろう。



善人発見。

2005-02-02 03:59:43 | Weblog
スーパーでティッシュを買った。
僕の基準としてトイレットペーパーや箱ティッシュの質がその家の裕福度を示していると信じているので、とびっきりの貧乏性な僕だけれど、この国にいる限りは見栄を張りたいから今回はいつもよりもワンランク上のティッシュを買ってみた。
ところが、レジが打ち間違え1箱200円を400円にしちまった。
「おい!400円はないだろ!返金返金!!」
見栄も一瞬で崩れ落ち、むしろみっともない姿でくってかかった。
基本的に自分の店や国のシステムを知らないザンビア人はここからが時間がかかる。
もちろんその場で返金なんぞできるはずはない。
違う返金カウンターに行って、署名して、といったプロセスが待ちうけ、30分はかかりそうな匂いがした。
もういいやと思い、別の係に「いらないから彼に言っといて」と告げ、駐車場に向かった。
出発しようと車に乗り込むその瞬間に係の彼が焦って追いかけてきて「来て下さい、いらないなんて不公平だ」なんて。いや面倒だからと言ってもどうしても返したいと。
そんな真面目なザンビア人がいたことに驚いた。ましてや200円です。
結局、戻って本来返してもらう額よりも多めに返してくれた。そのままそのお金をチップであげたくなる位の驚きと感動。
いやはや、みんなああなってくれれば少しはいい国になるのにな。

そうかと思えば昼食で行った中華料理屋は頼んでも無いものが続々出てきて頼んだものが出てこない。これはなんだと2つ違う皿を聞いても同じ料理名しか答えない。こんにゃくをフレッシュベジタブルとは無理がある。

いやーほんと楽しいこの国。