Jacarandaの木の下で

2004年〜2006年
ザンビア共和国での在外公館派遣員の記録

ナミビアと僕 (4月11日)

2006-04-24 05:38:02 | Weblog
ローカルバスにて次の街“スワコプムンド”へ向かう。
順調と思っていた矢先、車内に煙が充満。次第にひどくなり車は緊急停車。
僕はドア横に座っていたから1番手に外へ出る。
乗客は軽くパニクって我先に降りようとするが、足の悪い太っちょおばさんが出口で苦戦し、後ろの人々は必死の形相でせかす。
皆避難が済んだところで車後方が軽く爆発。辺りはモクモク。
炎天下の下、修理の甲斐も無く復活は絶望になり、代えのバスを待つことに。
1時間半で代えのバスが到着。再出発。

スワコプムンドはナミビア第二の都市。大西洋に面す。
ウィンドフックが期待以上だったからどんなもんかと宿を出ると誰一人歩いていない。ユダヤ人狩りにナチスでもくるかと言わんばかりに家はしーんとしている。
さて街へ出るとやはり普通に人がいて一安心。

そして海へ足を向ける。
南半球は秋から冬の時期。海水浴をする人なんて皆無。

アフリカ大陸から眺める大西洋。
海外に憧れを持ち始めた大学時代のアメリカから見た大西洋と対の場所にいる。
ずいぶん遠くへ流れ着いたもんだ。

街の建物は首都同様、メルヘンチック。
まっすぐ伸びる道の遠く先には砂丘の広がりが見える。
その風景は色は違えど山を眺める京都の大路を思い出させる。
砂の色のせいだろう、砂丘の上の雲はほんのりオレンジ色をしていた。


ナミビアと僕 (4月10日)

2006-04-24 05:22:04 | Weblog
何とか眠りに落ち、気が付くと終点の街、ナミビアの首都“ウィンドフック”に到着。朝5:30。
外は雨で冷え込んでいた。
僕は頼んでおいた宿からの迎えを待つが来る様子が無い。
寒さに耐え切れずタクシーを使う。
米ドルしかないため、通常の10倍の料金を支払うしかなかった。

宿にてチェックインをしていると、急に騒がしくなった。
外を見ると、宿の前に止まっていた車の窓を割って荷物を盗んで逃げる奴ら。
10秒もたたずに車で逃走。
ナミビアは比較的治安はいいと聞いていたのに朝からこれですもの。

街へ出るとここはアフリカの街とは思えないほどに綺麗に整えられ、物が溢れていた。南アから近く物資はそこから。旧ドイツ領のせいか、建物はパステルカラーに塗装され、旧イギリス領アフリカ諸国には見られない「発展」がここにはある。

2日分の空腹を満たし、昼寝。
ショッピングは荷物が増えるからまたの機会に。
ただぶらぶらと散策する。


ナミビアと僕 (4月9日)

2006-04-24 05:08:39 | Weblog
前日に、バスに乗り遅れたけれど次のバスでぎりぎりリビングストン入り。
朝食にパイを食べいざナミビアへの18時間バスへ乗り込む。
数時間で国境を越え、ナミビアIN。

お昼休憩でスーパーに立ち寄る。
あっ・・両替するの忘れてた。
ナミビアドルを持ってません。何も買えない・・
昨日はソーセージ1本、今日はパイ1つ。そして残り12時間以上は無一文。
人に頼んで両替をすることもできたけど、こんな凡ミスやらかした自分への戒めとして絶食を決めた。
隣でむしゃむしゃ。匂いが僕を刺激する。
いつも僕らをうらめしそうに見ているザンビア人になった気分だ。
バスは揺れるから本を読んでも集中できない。
となると、目をつぶってくだらないことを考え始める。
例えば、
僕は誰もいないピラミッドの前に立つ。
まっすぐな入口に入ると朝陽に照らされた大きな箱があった。
荘厳な造りのその箱を僕は一気に開けた。
中に入ってたのは・・・?

きゅうり丸ごと1本・・・

くそぉ~、無意識で思いついた結果がきゅうりかぁ。
乏しいなぁ、この想像力と物欲。
まったく自分でもがっかりします。
そんな瞑想を延々10時間以上。
深夜のバスは寒い。

☆ナミビアと僕の写真(全工程)☆



From Namibia

2006-04-12 00:40:30 | Weblog
Nantoka buji Namibia ni touchaku!!
yappari bus wa tukareta.. toshikana.
shousai wa otte houkoku wo.
kyou mata idou site Swakopmund toiu machi ni imasu.
Menomaeni sabakuga ari dakedo taiheiyou mo aru.
Namibia second largest town dakedo kanari sabisigena kanjiga suru.


次は砂漠駅。

2006-04-07 04:57:47 | Weblog
あっ、ごらん、こっちにバッタがいるよ。
あっ、あっちにもバッタがいるよ。
あっ、またこっちにも。
あっ、またあっちにも。
あ、そっちもこっちもあっちもそいつもあいつもどいつもこいつも全部バッタじゃねーか!!雨季も終わったっていうのに、壁中ひっついてるわ、室内でたくさん死んでるわで、うぜーよ、どっかいけっ!!

というわけで、ご機嫌いかがですか。
夕食後、僕は今朝落としたリビングの時計を見て、「あらもうこんな時間?」と急いでシャワーに入り、出た後に1時間進んでることに気が付きました。日本のようにテレビ番組が時計代わりにはなりません。

そんなわけで、明後日からナミビアに行ってきます。
ナミビア?はい、勉強してください。
ザンビアの西、南アフリカ共和国の北西に接し、大西洋に面した旧ドイツ領の国です。
今回は楽をせず、陸路で。
リビングストンまでバスで6時間。一泊して翌朝からナミビアの首都ウィンドフックに向けバスに揺られて約20時間。そして行き着く先は、
「ナミブ砂漠」

砂漠です。
本当に砂のある砂漠です。
世界の砂漠の中で最も美しいと言われてるそうです。
いくつもの砂丘があり、最も高い砂丘は高さ300メートル以上だって。
目の前に東京タワーくらいの砂山があんの想像してみよんせ。
通天閣3つ分の高さ想像してみよんせ。
登りたい!
ある登山家は言いました。
「なぜ登るかって?それはそこが“地球の歩き方”にのってるからだ」って。

そんなこんなでいつもどおり行き当たりばったりの旅になりそうです。