Jacarandaの木の下で

2004年〜2006年
ザンビア共和国での在外公館派遣員の記録

イヴ。

2004-12-24 05:04:28 | Weblog
明日はクリスマス。
日本では寒い夜空の下、輝かしいイルミネーションとクリスマスソングで幸せを感じている人や、外に一人で出にくい心病んでいる人がそれぞれのクリスマスを過ごしているでしょう。
昔は必ずといっていいほど悶々とした男だらけで集まり、麻雀大会という間違ったクリスマスを過ごしていた。
去年はインフルエンザにやられ、約束をしていた恋人と会えず、さびしい思いをさせてしまった。
今年も腹の調子が悪い。しかも「明石家サンタ」が見れない。
振り返ると、クリスマスに体調を壊す傾向にある。遺憾。
ザンビアは汗をかくほどの暑さも手伝って、雰囲気はあまりない。
ラジオでは賛美歌がながれ、ショッピングモールに行けばクリスマスソングの生演奏や、煌びやかな装飾があるくらい。

今年のクリスマスは明日から孤児院で過ごすことにした。
「Kasisi children's home」という、その関係では知られた孤児院がここから約30KMのところにあり、協力隊員の友人がボランティアで働いている。
250人程の孤児と親代わりのシスター達が共同生活をしている。
この日記の初めに書いたと思うけれど、僕の前任が帰国する空港に向かう直前に一度、一緒に訪ねたことがあって、彼らの別れの歌声で感動し涙を流した。
ずっとまた行きたいと思っていたけれど時間がとれないままだったので、今回、クリスマス会があるということで仲間に入れてもらおうと思った。

孤児院の子供たちの笑顔やたくさんの死を見てきた目を見たら胸が締め付けられる思いをするのは容易に想像がつく。
そこで僕なりの新しい考え方や、みんなに伝えられることを経験できたらいいと思う。

Happy Merry Chirstmas and God bless you☆
南半球ザンビア共和国より
Kasisi Children’s Home ホームページ