Jacarandaの木の下で

2004年〜2006年
ザンビア共和国での在外公館派遣員の記録

デート。

2004-12-13 05:10:17 | Weblog
本格的な雨季に入り、台風並みの雨が夜になるとやってくる。
雷も半端無いからまたいつ停電になることやら。
そのせいか、今まで毎朝屋根裏に入ってきてはピーチクパーチク騒いで僕を起こす鳥もてんで来なくなった。
その代わり、片方のバスルームには、入ってくるやいなや寿命を全うするアリさんたちの死骸が異常なほど集まっている。どうやらみんなここに骨をうずめたいらしい。

この前、初めてプライベートでザンビア人と遊んだ。
少し前にナイトクラブで出会い、暗くて顔もろくに見てないから、初めて会う約束はしたものの、一緒にこわーいお兄さんがいて身包みはがされるのかなって少し心配だったため、敢えて僕のフィールドに呼び出した。
完全に小心者の心配で終わり、普通に一人で来てた。
でも結構こういう危機管理って大事なんだよね。特にこの国じゃ。
へーきへーきじゃ済まない事もある。

ちゃんと話すのはこれが初めてだったけれど、そう感じないほどいろいろな話をした。
彼女はザンビアとコンゴ(旧ザイール)のハーフで、父親をなくし、双子の妹も亡くしているという。
黒人のこと、ストリートチルドレンのこと、日本のことや夢のこと、僕のたどたどしい英語でもなんとか話はできたっぽい。間違ったニュアンスで伝わってるかもしれないのが怖いけど。

少し前に取引先と話していて、言われたことに対して理解を間違いきっぱり「NO!」といったらすごく驚かれた。もう一度良く聞いたら「これからもお互い良い関係で仕事をしましょう」みたいなこと。それに「NO!」はないよな。間違いなく年上だし。慌てて平謝りしました。
そんな誤解も多々あったかも。

ともあれ、地元の人と話すのは英語の上達だけじゃなく、日本のことや他の色々な普段あまり気の留めない事を考えてみるいい機会だと思った。

友達100人作って、いつかうちでおにぎりを食べよう。