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もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

ハコフグに・・悩む。。

2023-07-01 12:44:02 | 

コンゴウフグを水面上から・・

 

前から・・

 

横から・・

 

干してから・・(汗)

 

ハコフグの仲間は不思議だ。

甲羅のような硬い体・・動くのは口とヒレくらい・・意外と目にする(多い?)・・棘や形が微妙に違う等々・・

 

まずは、そこらの水族館から種別を・・

ミナミハコフグ・・大きくなるとかわいくない。小さくてもアップにすると顔の網網模様がイカツク見えるか・・?

 

それにしても不思議な体の形だ。立方体に近いけど、実に複雑だ。。

 

速くは泳げないけど、方向転換など細やかな泳ぎは上手に感じる。

タツノオトシゴよりは、泳ぎは上手か・・?

 

テングハコフグ・・こいつは日本近海にはいなかったような気がする。。

 

尾の付け根(甲羅に包まれていない部位)が長い・・

 

コンゴウフグでは、頭とお尻の甲羅の端に長い棘まであって、尾鰭も棘のように感じる・・

 

ヒョウモンハコブク・・

甲羅の立方体のような側面は、どの種も少し内側に窪み、背中とお腹は微妙に膨らんでいるように感じる。

 

ハコフグ・・とだけ記されていた幼体。

 

ハコフグの成体・・・毒々しく見えるだけでなく、皮膚から毒を出すらしい。

釣れた時は、ほかの魚と別のバケツに入れないと、他の魚が死んでしまうとか、自らの毒で自分も死ぬとか聞く。

 

似たような種で、ウロコが棘状のハリセンボンの方が、よく泳ぎまわっているように感じる。

 

ウミスズメ・・・コンゴウフグに甲羅の形は似るけど棘が短い。

 

海辺でもよく見かける・・

 

こんなのも拾った・・・

 

ウミスズメの甲羅のウロコをばらしてみると、大きさ・形・厚みなど、実に様々・・・

 

一般的な、クロダイ(手前左)やボラ(手前右)のウロコと比べると、完全に別物。

 

標準的な形と大きさの物でも、実にバラバラで、サッカーボールのような規則性は感じられない。

正六角形のハニカム構造による堅牢な甲羅ではないみたいだった・・

 

正六角形に近いウロコの表側・・・不規則な小突起に覆われる。

 

裏側・・・小突起は無く、縁が分厚く中央がやや薄く凹む。

年輪のような成長線は不明。縁の白い部分が3段くらいに分かれているように感じるのがそれか?

 

凹んでいる部分の顕微鏡写真・・・甲羅の組み合わせの縮小版が展開されているように感じる。。

 

一番小さな鱗の顕微鏡合成写真・・・形状は何となく普通の魚のウロコ(櫛鱗)に似ている気もする・・分厚過ぎでボケてます。

 

甲羅状鱗の接合部・・・不規則なギザギザで噛み合っているところが鱗の継ぎ目。

鱗の数を数えてみると、幼体と成体であまり変わらないけど。

鱗はどうやって大きくなっているのだろうか・・?

幼体の時から鱗が増えないとは考え難い気がするけど・・・増えないなら、最初にどうやって形成されるのか?

また、増えるのならどうやって増えているのだろうか?(非常に小さな鱗は肛門周辺にあったけど・・)

普通の魚のように再生鱗は生ずるのだろうか?

 

ボラのウロコの拡大・・・

 

鱗を分解してみて、このペーパークラフトのハコフグが、実に良くできていることに気づいた。

ハコフグの帽子をかぶるさかなクンなら、知っているのかなぁ・・・

 

以上、寝苦しい夜は続くのでした。。「本日もご覧いただき、ありがとうございました。」


疲れている・・

2023-06-22 22:41:58 | 

疲れの原因は単純に疲れるようなことをやりすぎているだけ・・(笑)

そんな原因の一部を写真とともに振り返ってみます。

 

炎天下の海岸徘徊。打ち上げられた巨大な切り株・・

 

真夏よりマシとはいえ、このダメージはアカンです。

 

太めの流木を魚体の下に入れて、「えいっ」と持ち上げようとしたら流木が折れてピクリとも動かなかった大きなエイもご臨終です・・

 

尾の基底近くの背面に並ぶ棘列。アカエイの仲間だとは思うけど、ホシエイあたりでしょうか??

 

黒っぽいサバフグの仲間らしき亡骸は、15cmくらいから40cm近いのまで数十匹が打ち上げられていた。内部はウジだらけ・・

人には猛毒のテトロドトキシンはハエやウジに効かないのかなぁ・・?

亡骸の色は黒いけど、無毒のシロサバフグなのか・・?

くちばしのような歯板は、PEラインもスパスパ切られるというのが頷ける。

 

小型の定置網・・

 

拡大すると・・カワウの食堂か?

 

海は広い・・浜の徘徊もそれなりの距離になる。。

 

海面に不自然な波・・

 

写真を拡大すると、魚の目がいくつも見えた・・イワシの群れでしょうか? 

 

イシガニ・・なかなか立派な風格だった。

 

モクズガニ・・・こいつは多い。

 

モクズガニだと思うけど、色が黒くない・・・大きな脱皮殻か?

 

マメコブシガニ・・カニの形はどれも魅力的だ。

 

翌日は別の干潟。マメコブシガニの生体を初めて触った。掌で実にのんびりと前進した。

 

小さいけど、実に複雑な形態だ。360℃、水の抵抗がかからないような設計か?

昨日のとは別種か?

 

スナイロクラゲ・・確かに砂と同じ色だった。

 

いつもの外海へも・・

 

米松の大きな松ぼっくりがいくつも漂着していた。

北米からの漂着ではなく、2週前の大雨で近隣の植物園や公園などから流出してきたような気がする。

 

金魚らしきプラゴミに癒される・・

 

2週前の大雨で流出した流木や枝葉が目立つ場所も・・

 

カチカチに固まった、ナマコらしき殻・・・?←なんと、劣化した塩ビのおもちゃでした。

 

キノコのような破片が、浜にいくつも転がっていた・・

 

波打ち際のを拡大・・・きれいなコケムシだった。

 

乾燥したのを持ち帰り・・

 

顕微鏡で見てみた・・(新鮮なのを持って来るのだった・・)

新付着生物研究法の広瀬雅人先生の識別表に従うと・・・

「裸喉綱 櫛口目 マイタケコケムシの仲間」にいきつく。

「虫室はクチクラでできており石灰化しない」ので、柔らかいのか・・

 

不思議な生き物は身近に溢れているなぁ・・・

 

で、話は戻って、疲れている原因ですが・・このあとからのランニング再開が最大の要因。

歩きこみによるフォーム矯正の効果から、少し調子に乗ってしまったようです。。

やっぱ・・運動は体に悪い(笑)

 

あと、図書館で借りたこの図鑑、とても良いです!!

これを眺めて、睡眠時間が減ったのも一因かと・・

 

以上、ブログなど書かずに寝るべきだった‥と思うのでした。

「本日もご覧いただき、ありがとうございました。」


さらばアメフラシ・・・

2023-06-11 18:18:53 | 

アメフラシの貝殻・・

 

梅雨どき、アメフラシくんたちが寿命を迎え、外見ではアメフラシと判別できない亡骸が打ちあがる。

 

生体のアメフラシ・・

 

かなりきれいな亡骸・・左側は、襞状になっていた体の内部で、右端の突起が「つの」と呼ばれている部分か・・?

 

成体の顔の拡大・・つのの下につぶらな瞳があるけど、亡骸からは、さっぱりわからない。

 

鮮やかな亡骸もあった・・

 

漂着ごみに付いていたアメフラシの卵塊の一部・・・1か月ほどアルコール中に放置していたのを顕微鏡で見てみた。

 

紐状の卵塊の一部を切ったものを、安物の顕微鏡カメラで撮ってみた。

紐状の断面の太さは0.6mmほど(・・縮んだか?)、卵1粒を見てみたかったけど、中の卵塊は解けてしまったようで、卵の塊や個々の粒々は不明・・・

 

取説は中国語と英語たけど、ソフトの画面表示は日本語なので、いろいろ触って試して、深度合成のやり方は習得した。

顕微鏡を覗かなくてもPC画面で見られるのは実にありがたく、良い買い物だったと思う。

(でも、未だ、機能の大半は理解できていない・・(泣))

 

とりあえず、出来る限り拡大して卵の粒々らしきものに迫ってみた・・・

何となくだけど、卵の小塊が0.05m程で、1粒は、0.003~0.006mmくらいではないか・・?

来年春の産卵時期までに顕微鏡カメラを使いこなせるようになって、正しい試料を拾って検証したい(笑)

 

以下は、その他の風景など・・

伊良湖岬方面・・

 

椰子の実・・

 

珍しくはないけど、目にすると嬉しい・・

イタヤガイ・・反対側は滅多に見ない。

 

打ち上げられたミズクラゲの横を移動するウミニナ・・・

貝殻を背負いながら、体を伸び縮みさせて、ズィー、ズィーと移動してた。シャクトリムシより100倍遅く感じた。

 

小さなカニ・・甲羅の幅は1cm程だったように思うけど、写真で見ると、イワガニか?

 

タイワンガザミの脱皮殻か?

 

随分と少なくなったけど、アマモ場もあった・・

 

白い粒々は種ではないか?・・放種というのかなぁ・・(産卵じゃないよな)?

船の下は、生け簀のように魚が群れていた・・

 

クロダイか・・?

 

小さい方は、カゴカキダイか・・?

 

メバルか・・?

 

アジか・・?

 

スナイロクラゲ・・夏にはバレーボールくらいになるけど、今はカワイイ。

 

ボラの稚魚・・

 

不明、スズメダイの仲間のような気もするけど・・

 

流れ藻の下の小魚もお手上げ・・

 

いろんな魚が見られる海辺は楽しい。。

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。


潮だまりの観察から・・

2023-06-06 20:54:50 | 

ウミフクロウ・・角が水から出てしまっているためにペタッとなってしまった。

夜行性で、昼間は石の下に隠れていてなかなか見られないらしい・・(他人が見つけたのを撮らせてもらった)

ちょっと前の記事だけど、葛西水族園では、水槽内のイソギンチャクの掃除?にも役立っているとか・・?

 

ウミフクロウの卵塊・・これはそこら中にあった。

拡大・・アメフラシ同様、管の中には大量の卵が入っている気がする。

 

アカエラミノウミウシ・・ネットで見ると、昨年、よく見られた種で、蓑の先が白いのと赤いのの2タイプがあるとか・・?

蓑が実に不思議な動きで、見ていて楽しかった・・

 

ナガトゲクモヒトデ・・・ウミケムシのような腕を持ったクモヒトデ。

見つけた時は、大きなゴカイの集団生活群か・・なんて思った(笑)。こんなにグロイのに真ん中の盤が星形なのがカワイイ?

 

ヤツデヒトデ・・8本の腕の半分が短いのばかりだった。体を2分裂して無性的に増えるため、半分の腕が再生中で短いとのこと。。

 

ヤツデヒトデの長い方の腕の先・・眼点は分からなかったけど、長い管足の動きに見惚れた。

 

イトマキヒトデ・・お星さま型の潮だまりの定番ヒトデ。

こちらの管足は太くて短めか・・? イトマキヒトデは、お腹側のオレンジ色がキレイだと思う。

 

背中側・・白透明なぶつぶつは皮鰓。これで呼吸しているのではなかったっけ・・?

潮だまりで見るのは、よく動くので嬉しい。

 

ミドリイソギンチャク・・・個人的にお気に入りのイソギンチャク。結構個体差がある。

 

こちらもミドリイソギンチャクと思われる触手の拡大。色が抜けたような白濁色の触手と、中に緑色が見える触手も混ざる。

 

干上がった岩の上の、丸いぶつぶつはヨロイイソギンチャクで、チリチリの海藻はイシゲかな?

この日の磯で一番多かったイソギンチャク。

 

クロシタナシウミウシ・・よく見るウミウシだけど、近くで見れるのは嬉しい。

 

クロヘリアメフラシ・・小さなアメフラシ。でも、一般的なナメクジよりは大分大きいと思う。

 

コケギンポの仲間か?・・・正直、ハゼ、ギンポ、アナハゼなどは、「これが〇〇だ」と教わっても、まず覚えられない。

 

ヘビギンポの仲間か?

 

アサヒアナハゼ・・・皮弁と模様が特徴的らしい。

これも自分では調べきれなかったけど、知っている人にとっては、わかりやすい魚。でも、この特徴が書かれた図鑑を見たことがない。アナハゼはカサゴ科でハゼ科ではない。

 

アゴハゼ?・・・この手のは、みんなアゴハゼということにします。こちらはハゼ科。

 

ゴミ・石・海藻?・・・それらをみんな纏ったサンショウウニだと思う。こんな変身を見るのも楽しい。

 

白っぽいので、シロガヤかな?と、写真に撮ったものの、よくわからない不明種。

正直、潮だまりで名前がわかるのは10種に1つよりも少ない気がする。

 

ヒザラガイ・・岩の上に貼りついているよく見る原始的な貝だけど、周りのぶつぶつやツルツルの背中など、とても磨かれた表面だった。

 

ムラサキカイメン(←イタボヤかも?)・・とても久しぶりに見たような気がした。

 

ナミイソカイメン・・こちらはよく見るカイメン。でも、昔に比べるとカイメンは少なくなった気がする。

右上の巻貝は肉食のイボニシ。カイメンも食べるのだろうか?

 

アメフラシの卵塊によく似た白いもの・・・

黄色やオレンジのアメフラシの卵塊はそこら中にあったけど、白いのはこの1つだけ。

管の中の白い卵塊の密度がアメフラシより低い気もするけど・・・どうなっているのだろうか?

海辺に棲んでいたら、気になって、家に帰れなくなりそうな気もする・・遠くに住んでいてよかった(笑)

 

アメフラシに齧られたアオサ・・・ゴルフ場のグリーンのように感じた。

 

ヒジキ・・年々少なくなっていると感じる。

 

ワカメ・・欧米では、陸上のイタドリと並んで悪名高き侵略的な外来種らしい。

これも少なくなって困っているものの気がする。

 

ピリヒバ・・・サンゴモの一種。これは増えて困っている系か?

 

オバクサか? 刺身のツマに混じっているのに似ている。

 

短く破れ気味・・ツノマタあたりでしょうか?

海藻は見れば見る程、みんな不明種になってしまう。やっぱり、もっと、通って、季節を通した生態観察をしなければだめだなぁ・・

この界隈にも5年程通っているけど、来る度に、「おっー!」と驚いてばかりいる。

やっぱり、海は良いなぁ・・・

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。


海藻編・・・

2023-05-17 21:33:01 | 

GW、潮だまりの海藻観察編・・・まずは、↓こちらの本から。。

須黒達巳氏の「図鑑を見ても名前が分からないのはなぜか?」

ハエトリグモハンドブックの作者が書かれました。(*おすすめです!!)

 

「形を見分ける目が必要。」

「注意深い観察と、その場数。」とあった。

今回も、まさにその注意深い観察も場数も不足している同定なので、将来、あの時はこんなひどい同定をしていたのか・・

なんて回想ができる(同定できるレベルが上がっている)ことを夢見ての個人的なチャレンジです。

 

まぁ、おおらかな気分で、笑い飛ばして見てください。

(当ブログは、個人的な備忘録で、正確な情報発信とは言えないものなので・・)

それにしても…調べれば調べる程、違うように感じてしまう。。

やっぱ、海辺に暮らして毎日海岸散歩しなきゃダメかなぁ・・・(涙)

 

イシゲ・・まずは、干上がった岩の上の天パー状のチリチリ。

 

イロロ・・・よく似た、少し幅があるもの。

 

イソダンツウ・・・ヒザラガイの左下の小さな茨状。

 

クロモか? ・・・まるで自信がない。棒状のユラユラの標準種の中での消去法の残りからの推測です。

 

カヤモノリ・・規則的に節のような部分がある。

 

オゴノリ?・・・よく見る気がするけど、間違ってるかなぁ・・???

 

ムチモ?・・・細くて短い。何故か綿のようなモノが表面に着いていた。

 

イワヅタ科だと思う。フジノハヅタが近いか?・・・まるで自信なし。。これもふさふさした付着物と泡に包まれていた。

 

真ん中魚の下の丸いのは・・・フクロノリか?

 

高品質な寒天の材料とされる、マクサか?

 

先端のY字の切れ込みから・・・アミジグサ?

 

真ん中のこげ茶色の短い針状のは・・・イワヒゲ? (殆どお手上げです。。)

 

アナアオサ・・

 

不鮮明ですが、真ん中に大きなワカメ・・

 

全体的に海藻は少なめ。真ん中上部を少し拡大すると・・

ヒジキやホンダワラあたりではないか・・?

 

これもヒジキやホンダワラに近い仲間だと思うけど不明種・・・イソモクに近い気もする。

 

キレイに白く色が抜けているヒラヒラ系の不明種・・・

海藻サラダでよく食べてるような気もするけど‥オオバツノマタあたりが近いような気もする。

 

海藻のような茶色で覆われた岩の表面のフジツボも不明。

検索で出てくるイワフジツボは白っぽく、茶色もあるドロフジツボは汽水とされるので???

 

ナミイソカイメン・・・これも海藻ではないけど、表面の付着系ということで。。

 

オレンジ色は、こんなにまばらでも、ダイダイイソカイメンか・・?

 

ベリルイソギンチャクか・・?

 

ヨロイイソギンチャクかなぁ・・?

 

ミドリイソギンチャク・・・

 

打ち上げられた海藻だまり・・・

ここで、ざっと掴んだ海藻束を、○○、△△、××・・みたいに種名を言い当てられるようになりたいなぁ。。。。

 

以上、ただの個人的な備忘録でした。。「失礼いたしました。」

今週末の大潮では、もう少しマシな写真を撮らねば・・・