もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

定期巡回・・イシダタミ復活か?

2022-09-30 22:36:58 | 

イシダタミ・・

名古屋港の片隅の、とっても小さな干潟に通うようになって3回目の夏が過ぎた。

初夏に忽然と姿を見なくなったイシダタミの個体数が復活していた。

 

1cm程の小さな巻貝だけど、口がデカくて、もりもりと珪藻等(水槽につくコケみたいなもの)食べる。

 

あっ、いた、ここにも・・と、3個を観察ケースに入れたら、1個(右端)はタマキビ類だった。

実は、現場では気が付かず、「イシダタミ大量!!」と、ルンルン気分で写真を撮り・・

PCで写真を見て違いに気が付いた。

でも、貝殻の模様がタマキビと違って、明確にわかる縫合の段差(渦巻き模様)が殆どなく、貝殻表面の石畳状の粒々模様がイシダタミほどはっきりしていないだけで、実にイシダタミに似ている・・

 

こちらがタマキビ・・

体色も違うぞ・・黒い部分が殆どない。

三重県総合博物館でその昔もらった・・2019年発行の「「三重県の海岸にすむタマキビの仲間を調べよう」。

この調査報告では伊勢湾に進出していなかった、「タイワンタマキビ」に似ているように感じる。

名古屋港は外来種が主体なようにも感じるので、伊勢湾全体の分布とは関係なく、局所的にいる可能性も拭えないけど、自分が気付いたのは今回が初めて。

自分が徘徊している、三重県から静岡県西部の海岸の温暖化傾向らしき、南方系生物の分布域の拡大とも合っているように感じる。

 

ちなみに初夏に大発生していたタマキビの個体数は通常に戻っていた。タマキビの殻を背負うユビナガホンヤドカリが多く感じたのはそのせいか・・?

 

アラムシロガイ・・(例の防水カメラでレンズだけ水に入れた水中撮影)

ここにいる小さなヤドカリが使用している貝殻の最多数種。

集団で死肉をむさぼるイメージから無敵系と思っていたけど、大量にヤドカリに殻を提供しているということは、大量に死んでいる=食べられているということか・・?(単純に寿命で大量に死んでいるだけかも・・?)

敵は、殻から出ている軟体部をさっと掴めそうなカニや、大量にいる肉食系貝のイボニシか・・?

 

大量に付着するコウロエンカワヒバリガイ・・こいつらも大半が食べられているように感じる。

真ん中のタテジマイソギンチャクは移動できる付着系なので、空いたスペースに入ってきたのか・・?

 

こちらのイソギンチャクは、ここのイソギンチャク種の最大派閥タテジマイソギンチャクに、形・大きさ・雰囲気が似ているけど、全体的な色が違いオレンジの縦縞もないもの・・多くはないけど、ちらちら目にする。

一度、水の中で見てみたい。。

 

フジツボ殻の残骸・・よく見ると、殻の中に、渦巻き模様が明確なタマキビがいる。

付着できる場所は限られていて、日当たりが良すぎる極悪(灼熱)な環境では、長く生きることは難しいか・・?(でも、そこそこ大きいか?)

 

付着生物も実に多種多様・・・この写真を見て、少し大きなイガイ類に別のイガイ類やフジツボ類が付着してる・・程度は言えても、正確に名前を言える生物なんて皆無。

泥や藻のように見えるものも、付着生物だったり、それらに由来するものだったりと・・見当もつかないものが大半。

この数年、ネットや図書館で自分なり調べてきたけど、死ぬまでには解明できそうもないなぁ~と漸く気が付く(笑)

 

海岸周辺で見つけたアキアカネ・・トンボの翅がキラキラしているように感じるところに惹かれる。

 

神戸のトンボに・・アカネ属の翅脈の特徴 (Fraser,1957;井上,2010;浜田・井上,1985)が紹介されていた。

こういう解説には引き込まれる。。

そもそも、赤とんぼとは言わず、「アカネ属」という言葉にかっこよさを感じる。

 

道端に咲いていた、アサガオを小さくしたような花・・イモネノホシアサガオ・・?

 

某河口の泥干潟はヤマトオサガニの楽園・・?

 

ハシボソガラス・・・今日一の写真か??

 

こんな風にタカを撮りたい・・

 

合成した連続写真のように・・カワウが1列に飛んでいった。。

 

こちらは三角形の編隊・・

 

いつでもいるけど・・毎回撮っている気がする。。(いつも遊んでくれて、ありがとう・・)

 

分かり難いけど・・カワウは筋肉質に感じる。。

 

ソリハシシギの幼鳥か・・?

 

アオアシシギ・・

 

イソシギ・・

 

最後は、カワウの集団飛行・・・70羽くらいか??

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

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タカの渡り・・

2022-09-23 10:24:30 | 

ハチクマ♀・・

台風が過ぎて気温も下がったので、今季初、タカの渡りの観察場所へ行った。

 

(同腹側) そのうが膨らんでいる。ハチをこんなにも食べたのか・・?

 

サシバ・・

近年、暑さからサシバの季節に来ていないので、サシバのタカ柱を見れて嬉しかった。

 

肉眼で見ると、ほぼこんな感じ・・(写真には7羽いると思います)

正直、肉眼では蚊を探しているような感じです。

 

ツミ・・

渡りと居着きが重なり、ツミ8羽が続いたシーンは見ものだった。(この写真は6羽)

 

翼下の白さが目立ったノスリ・・白いノスリにも憧れる。。

 

平日だけど、結構な人がいた。身近な場所での野鳥観察は人気があるんだなぁ~と改めて思う。

ここのコアメンバーは、個人の自主観察で、誰でもウェルカムな姿勢が素晴らしい。

 

博識の高齢な方が、渡るタカを見てポロっとつぶやく言葉には引き込まれるものがあるし・・

初心者の方が、飛行機をタカと間違えた時は、「ここにいるみんなが同じことしてるから・・」と慰めてもらえ、タカを最初に見つけられた時は、「やったな!」「おっー、よく見つけてくれた!」等の声をかけてもらえる。

ネットにあるようなスゴイ渡りに出くわすのは、10年に数回程で、毎日外で空を見ているのは想像できないほど辛いと思うけど、コアメンバーの人の暖かさに包まれて長く続いていると思う。

 

コサメビタキか・・?

タカの渡の季節は、ちょうど季節の変わり目でもあり、小鳥の渡や里山の生き物たちの動きを感じられるのもうれしい。

 

ハリオアマツバメ、5羽も見れた・・

 

イチモンジセセリ・・(黄色いマーガレットのような花は何だろう?)

 

ツマグロヒョウモン♂・・(こちらのオレンジもマーガレットか?)

 

オオスカシバ・・(動きが速くて、写真に撮れると嬉しい)

 

翅を撮れたのは初めてかも・・?

 

シラヒゲハエトリ♀(真ん中左)と、ハエの死体(右)・・

襲ったのではなく、偶然、ハエの死体が飛んできたと思う。。

 

「カー」って鳴いたから、ハシブトガラスか・・?

 

この距離感で、タカを見たいなぁ・・

 

雲・・

青空との境、やや高い位置のうろこ状の雲の下に、雨雲の子供が集まりだした感じか・・?

 

雲の様子を見るのも楽しい。

雨がパラついてきた時の雨雲レイダーとの比較や、降っている所と乾いた風が吹き込んでいる所、その境目等々、刻一刻と変わる様子は動画にまとめたいなぁ~と思う。

 

通常の最短コースではなく、雨雲を避けて南下するハチクマを見ると、自然現象のすべてを受け入れて生きている野生の正しさのようなものを感じる。

(・・タカが来ないことや、天気に文句を言っている自分が恥ずかしくもなる)

 

今日も来てよかったと思った。(タカの渡り水道山の観察記録)

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

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見慣れない鳥(マミジロ 1S)の死体に遭遇した

2022-09-19 10:52:45 | 日記

名古屋市内でもクリが実った先日・・

道端に鳥の死体を見つけた。ムクドリか・・ と、通り過ぎたものの・・

 

青光りする黒い背中が気になり、400m程行き過ぎたところで引き返した。

やっぱりムクドリじゃない・・と、一目でわかるものの、見たことがない鳥だった。

 

翼面背中側・・地味だけど綺麗な羽だ。

海岸徘徊でもないのに・・箸とカメラを持っていたので、翼を広げて写真を撮った。

(以下は、閲覧注意系か・・?)

 

翼の腹側・・ブッポウソウのように白い筋があった。

 

尾の付け根には、タカやカッコウのような模様も・・

 

背中側・・

撮った写真を、帰ってから調べて、マミジロの若鳥だとわかる。

山階鳥類研究所の2010年のジオロケータ装着調査から、静岡県のマミジロがカンボジア南西部で越冬とのHPにも行きつく。

約4400kmにも及ぶ飛行ルートがほぼ直線なのに驚く。

愛知県では、繁殖は「絶滅」、通過でも「純絶滅危惧」とのHPにも行きつく。

 

拡大、中央はダニか・・?

ちなみに、発見時は、顔にアリがたかっていた。

 

腹側・・

不自然な足の形から、衝突死ではなく、力尽きた系か・・?

 

腹側拡大・・

羽根の整然とした並びに見惚れる。

マミジロは以上です。 ぼちぼちタカの渡も見に行かねば・・

 

オミナエシの花の上のテントウムシ・・

ナナホシテントウを正面から撮ったつもりだったけど、真後ろからで、種名も微妙か・・?

 

ここ数年、ヒガンバナを見ると、もう咲いているのか?と、異常な暑さに辟易している気がする・・

来週には、夜の方が長くなるから、もう少しは涼しくなることに期待したい。

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

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ボテロ展など・・

2022-09-14 20:01:36 | 日記

ボテロ展へ行った。撮影できたのはこの壁(印刷物?)だけ・・

で・・ネットで検索してみた。これだ!という感じの公式サイトには出会えなかったけど、結構な作品の写真は見られた。

写真を見ながら、「この絵は大きかったなぁ・・」とか、「色がきれいだった・・」なんて思い返すのは楽しい。

(余生で見返すとも思えないので、図録は買わない派です・・)

 

生きものの体も不思議だけど、美術展に飾られる作品も「どーして、こんな風に見えるように仕上げられるんだ・・」等々、謎ばかりだ。。

係員に注視されるくらいに顔を近づけて見ても何が何だかさっぱりわからないのに、離れてみると、なるほど・・と思うものや、逆に遠くからではゴミか汚れのようにしか感じないのに、近づくと細かく書かれていて、おおっっ・・と納得できるものなど、実にいろいろ・・

 

最初の写真の一部拡大・・

撮影可能なこの写真からは、残念ながらそのような違いは感じないか・・・?

1枚でいいから、実物を撮らせてほしいぞ!!

撮れる写真を1週間枚に替えたら入場者も増えるのではないか?(遥かに経費が増える気もするが・・??)

 

展覧会系では、三重県総合博物館の「集まれ!三重のクジラとイルカたち」へも行った。

 

2年前の「クジラはいるか!?」の時は、駅からひとっ走りで到着し、見終わってからはヨットハーバーのある海岸までサクッと走り回ったのに・・今夏は、駅からの歩きだけで、登山か?というようなダメージを負った。

 

でも、展示は素晴らしく、来てよかったと思った。

展示の中に、数回、会話をしたことがある程度の連絡先も知らない知人の名前が有ったり、こんなものを作ったなんて話を聞いていた実物が展示されていたりもした・・

今更ながらに、形に残る物を作ることのすばらしさにも感心した。

 

この実物大タペストリーは2年前にも見たけど、実に見事だ!

 

体長8.47mのオスのザトウクジラ漂着死体に付着していた、オニフジツボ。

この手の展示物には見入る。。

 

系統進化のDNA解析による一覧・・・これもとても気になる(笑)。

スナメリはいつ頃からいるのだろうか・・?

 

スナメリのコーナーは、とても充実していた。

 

分かりやすいイラスト・・

 

特徴をとらえた、カード解説・・

 

食べ物・・

 

素晴らしくきれいな全身骨格・・

 

分かりやすい解説等々・・

 

大きなイワシクジラの全身骨格は素晴らしい迫力だった・・

 

ひげ板のアップ・・

 

展示パネルは、皆、とても見やすかった・・

 

「海岸でクジラの骨を探してみた」との講演会も聞いた。

講師の説田健一氏は、岐阜県博物館の学芸員で、専門は昆虫。骨なんか嫌いだったが、職員の減少から骨の担当になり、骨格標本の特別展開催にあたり、予算が無いから、近くの海岸へクジラの骨を探しに行った・・・との話で始まった講演は、実に良かった。

 

手柄自慢系な「俺の研究・仮説はスゴイ」とか、特権的なネタや、見下したような「専門用語やカタカナ語に頼った説明」とは真逆の、「クジラの骨はそう簡単には落ちていなかった」との実に人間味のある丁寧な話だった。

専門外なテーマにもかかわらず、1時間を超える構成もしっかりと作られており、まじめな人柄を強く感じた。

 

説田氏が所属される岐阜県博物館のHPによると、ダチョウ組という毛皮や骨格標本を作成するボランティアサークルがあり、その担当学芸員が説田氏とされている。(講演でもダチョウの骨格標本1体作成に100万円と言っていた・・)

岐阜県博物館は、7月に科博の田島木綿子氏の講演があったものの、公共交通機関では行けないと諦めた場所だったけど、改めて行き方を調べてみたら、HPに名古屋から直通バスがあると書かれていた・・(泣)

 

同じく詳細は知らないのに勝手に憧れている大阪市立自然史博物館の「ナニワほねほね団」のような感じなのだろうか?

西澤真樹子氏監修の、このシリーズは面白かった。師と思われるゲッチョ先生の「骨の学校」シリーズも全館読んだなぁ~

 

以前参加した、シャークジャーナリスト沼口麻子先生の、サメの顎の骨格標本作りでは、文具用のカッターで1m超のサメを手際よく解体した学生スタッフが、「子どもの頃から、こんなことやっていて自然にできるようになった・・」と語っていた。

そんな人たちが集う場なら、是非、参加してみたい・・(←そんなのばかりだ・・笑)

 

三重県総合博物館の外の通路の壁画・・?

 

同所の、足跡化石・・(レプリカか?)

この手の展示には、惹かれる。。

 

常設展の一部・・なぜか、毎回写真に撮ってしまう場所。。江戸時代の浮世絵だろうか・・?

 

最後に、そんな時代に、魚釣りは江戸で庶民に流行した・・というこちらの本。

実に面白かった。

魚釣りが流行った理由の一つとして紹介されていた、「ヤママユガの仲間の繭から作られた透明なテグス(釣り糸)の普及」には、自分でも作ってみたくなった(笑・・・その前に、生きているクスサンやヨナグニサンを一度見てみたいなぁ~)

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

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海岸徘徊・・

2022-09-10 22:37:28 | 

中秋の名月だったよなぁ・・と、2022.9.10-18:59撮影。。

ネットで中秋の名月を検索したら、「中秋の名月は満月とは限らない」という、国立天文台のHPに行きつき・・

なんと、撮影した時間ぴったりの、2022.9.10-18:59が満月とあった。(←とはいえ、違いは分からない。。)

 

本日も砂漠のように広く感じる砂浜を、ジグザグに徘徊してきた。。

 

まずは波打ち際から、真新しい系・・

 

カエルアンコウ・・

目の周りのヒラヒラや頭の上のエスカ(ルアー)も健在。

やったこともないグリセリン標本にチャレンジか・・と、かなり迷ったけど、そのまま置いてきた。。

 

ビゼンクラゲ・・ダブル。。

 

キレイかも・・?(持って帰ろうなんて、みじんも思わない・・笑)

 

ゴバンノアシ・・

見たこともないヤシノ実系だなぁ~とネット検索で、林 重雄先生の「愛知県における熱帯起源の漂着果実と種子」から判明。

ちなみに、西表島に自生するニッパヤシの実の漂着様子が、NHK for Schoolにあった。

エボシガイの付着からも、結構な漂流期間があったように感じる。

 

更に陸地では・・

ヤシ科の枝の一部か・・・

カジキの角か、ヒゲクジラの一部か、と期待したけど・・・(笑)

 

やけにきれいなヒトデ・・

 

プラスチックの砂場遊び用のおもちゃ・・

本日は、これだけ持ち帰った。

 

別の週末・・砂浜が狭い海岸。

 

マメコブシガニ・・

カニの体の形はとても不思議だ。

 

脊椎動物の体の一部・・・

決め手はないけど、ヌートリアか・・?

 

ミシシッピアカミミガメの頭骨ではないか・・?

 

白色に脱色、風化系・・・

カガミガイ、スナメリの椎骨、ガザミの仲間か・・?

ガザミの仲間も甲羅の形に、結構な違いがある・・片っ端から拾って調べてみたくなるなぁ~(笑)

 

更に風化か・・?

この人形、自分が子供の頃に見ていたような・・昔のキャラクターじゃないか・・?

 

続いて別の干潟で、ハクセンシオマネキ・・

 

フトヘナタリが密生・・素晴らしい環境に出会うと、嬉しい。。

 

最後は、またまた別の場所で・・ウミケムシか・・?

 

以上、9月になってからの徘徊でした。。

本日もご覧いただき、ありがとうございました。

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