もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

Hippopotamus

2020-08-31 19:40:43 | おすすめ?

殆ど鼻だけを出して水中を移動したり・・

ザバッ!! っと・・

顔を出したりする・・動物園の人気者「カバ」

クジラとの遺伝的関係が最も近い陸上動物とされる。

確かに・・この水中の雰囲気は、クジラに似ている気がする。(カバの写真は、のんほいパーク)

 

こちらは、クジラの祖先とされる「パキケタス」の名古屋港水族館の骨格標本。

同、解説板。

 

J.G.M.シューウィセン著「歩行するクジラ」東海大学出版部 (2018/3/14)によると、「パキケタス」は・・・

・・安定同位体の検証から、パキケタスは淡水を好み、肉食者だったことを示している。

・・もがく獲物に対処する捕食者の頑丈な尖った歯を持っている。

・・歯の摩耗パターンが現生哺乳類には見られない。

・・パキケタスの目と鼻の位置は、水中にすむ動物特有なもので、水面で動くものを見張っていると考えられる。

・・パキケタスは多くのヒゲのある敏感な吻を持っており、アザラシのようにヒゲで水中での振動を察知していた可能性がある。

 

確認できている最古のカバは約2000万年前で、約5000万年前のパキケタスと繋がる共通祖先が不明というのも、新たな発見が待ち遠しくてワクワクする。

 

科博では更に・・

海牛類(ジュゴン等)の祖先も同時期に・・

陸から水中に適応していったように展示されていた。

 

科博の解説

私・・・クジラの祖先等に関するネタも好きです(笑)

 

最後に、カバらしい写真を・・

この大きく開く口は、現生ヒゲクジラともよく似ている気がする。

(でも、パキケタスとは似ていないような・・??)

 

身近なことに関する新しい発見は楽しい。

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。

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ポツンと干潟・・真夏の戦い(その3) ゴカイの拍動・・?

2020-08-29 19:49:40 | 

本日はゴカイです。

このポツンと干潟でも非常に多種多様です。

胴体の太さ、疣足の形状・間隔・剛毛束等々、頭の中は ??? だらけです。

なんとなく・・ヤマトカワゴカイ系?とか、

スピオ系?・・みたいな感じで迷宮入りのままです。

で、今回もダラダラと動画を見ていたら・・心臓の拍動のような動きがあるのに気が付きました。

まずは動画を・・

体の中心線にて、頭から尾へ「キラッ、キラッ・・」と連動して動いております。これも構造色?

 

ネット調べてみると・・何とgooブログに、本物の先生による実に詳細な解説がされておりました。

ドクター岩堀の「私設動物資料室」2018.2.4「環形動物の循環器系」

(一部抜粋です)

・・背側血管では血液は前方に向かって流れ、腹側血管では後方に流れる。

・・血管系には、広い範囲に亘って拍動が認められる。

・・この一連の動きを「蠕動運動(ぜんどううんどう)」と呼ぶ。

・・環形動物は、節足動物の遠い祖先であると言はれ、さらには軟体動物とも縁続きであると考えられており、種々な動物に発展していった動物群である。

 

環形動物については、平成28年 第33 回 山﨑賞の「ミミズの研究」静岡県立浜松湖東高等学校 天文・生物部 2年 秋永 大介 青嶋 恭也 佐藤 勇太が分かりやすかったので、こちらも紹介しちゃいます。

 

ちなみに今回の動画のゴカイ、付着物の表面に体を埋没させている、ポツンと干潟の定番ですが、未だに同定不能。

以前はオトヒメゴカイの仲間か?としましたが、例のごとく間違いの可能性を高く感じてます。

明確な写真がネットになく、確信が持てないのですが、汚濁に強い外来種のアシナガゴカイが気になってます。

 

このポツンと干潟で、これからも生物観察を続けていくとなると・・・

ビジュアル的にもブログネタには難しい、このゴカイの仲間を極める必要がありそうな気がします。

ウミウシは一度しか見られなかったけど、ゴカイが見られなかったことは一度もないのですよね・・・

混迷は続きます(笑)

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クマゼミの干物・・?

2020-08-28 22:01:34 | 

公園で拾った亡骸を1週間天日干しにしてみた。

 

背中の真ん中あたりで、緑っぽくキラッと輝く部分を拡大・・・

おっ・・細かな毛が密集している。

(全体的に過剰に青いのはマイクロスコープの青いLED光のせいです)

黒っぽい地と細かな毛の密集から構造色での緑っぽい発色か・・?

 

口のストロー部分

先端拡大・・どうも欠けているみたいです。

こちらの物凄いサイト・・・文ちゃんのタイニー・カフェテラスの電子顕微鏡写真は必見です。

 

 

産卵管・・?

 

顔・・・真ん中の単眼(3つ)もよくわかります。(周りの緑色ぽい毛は最初の背中の輝くものと同じ)

複眼も拡大

干物は動かないので、観察が楽です (笑)

 

ネットの昆虫図鑑は、実にいろんなのがありますね・・

あの関西電力HPの中の、「セミを捕まえて、特ちょうを観察してみよう!」なんてページもナカナカのモノです。

 

一緒に拾ったクマバチの一部の干物も見てみました。

胸の黄色い毛波

クマバチは、NHKのものすごい図鑑に紹介されてました。

翅や単眼の電子顕微鏡画像が実に分かりやすいですね・・・(電子顕微鏡で見てみたいなぁ~)

ちなみに調べてたら、昨日の日記に、やや批判的にやり過ごしたチームラボが、このものすごい図鑑の制作にかかわっているのですね・・・

失礼いたしました。

マイナーな生き物のデジタルコンテンツの早期充実を期待してます!!

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。

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特別展・・

2020-08-27 22:06:38 | 日記

ぼぉっーと、以前の写真を見ていたところ・・

昨年の今頃・・名古屋市科学館で行われていた絶滅動物研究所に展示されていたオオウミガラスの骨格には・・

スミソニアン博物館の実物と書かれていた。

 

ツキノワグマに関する解説

 

チョウセンオオカミの剥製

骨格

このての展示は、改めて写真を見ても、細部を拡大して見たりしてます・・(笑)

 

続いて・・冬に行われていた、チームラボ

???

「・・・」

正直、感想は何もありませんが・・・集客は素晴らしかったとか。。

 

マンモス続きで・・・

新型コロナによる閉館期間で終わってしまったマンモス展の開催中止になってしまいました動画

とにかく・・いろんな施設での特別展や一般公開講座等が復活する日を楽しみにしております。。

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。

 

 

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ポツンと干潟・・真夏の戦い (その2)

2020-08-26 20:28:20 | 

アミメコケムシの上に、小さなキノコのようなのが・・・スズコケムシ(内肛動物)に似ている。

鳥羽水族館 飼育日記・・2015.11.22 森滝氏の「スズコケムシでしょうか」と実に似ているような気が・・

(森滝氏の記事は、実に良いですね!!)

 

最初は、下の白い丸枠のアミメコケムシの触手冠かとも思ったのですが・・・

サイズが小さすぎて、数も多すぎる(一部に群生)のと・・・アミメコケムシは多数が死んでる感じでした。

 

そんな中・・アミメコケムシの触手冠と思われるの(黄色矢印)が、スズコケムシの群生(オレンジ矢印)の中から出てきました。

 

アミメコケムシの触手冠と思われるのは・・

先の森滝氏の2014.3.21「ヨロイウミグモのコケムシ」や、

毎度おなじみ、広瀬雅人氏(北里大学生命科学部 講師) の「コケムシWebSite」を参考に・・

紛らわしいヒドロ虫とは、科博の研究者紹介の並川洋「ヒドロ虫の生物学」と比べてみても、微妙に違う気がします。

 

真上から、ほぼ最大に拡大です。

 

写真だけ見ていると、まるできれいな海の中の生物のようですが・・・透明度10cm程の港湾内の付着生物です。

不思議です。。。

 

今回の検索で・・・

コケムシWebSiteの広瀬雅人氏の東京大学 大気海洋研究所 特任助教時代の紹介記事がありました。

極めてマイナーな生物を自力で解明している感が伝わってきます。・・凄いですね。。

WebSiteのコケムシweb図鑑が少しずつでもアップされることを願ってます。

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。

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