もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

橿原市昆虫館へ行った・・

2023-10-26 19:02:57 | おすすめ?

入り口前の記念撮影用オオゴマダラのスクリーン・・立派だ!!

 

洞窟状のゲートを入ると、バージェス頁岩の化石から展示が始まった。

 

芋虫型から昆虫への進化の解説は、わかりやすかった。

 

大きくて立派な、「ガザミの仲間」の化石。

「約5000万年前のイタリア モンテバルドの軟らかい岩から見つかった」と記されていた。

 

ミツバチの仲間・・

こちらは、「中新世(2300-500万年前)の中国 山東省 臨胸山旺」・・

 

化石と反対側の壁面は、古生代からの地層が紹介されていた。

ほぼ一緒に入館した2組の家族が一瞬に通過した、このエリアだけで15分はいた(笑)

 

1mを超えるオオサンショウウオの剥製・・・生きていた時は113cmもあったらしい。

 

続く展示室・・

 

オオゴマダラの体の構造が、輪切り状に引き出せた・・

 

よくできている・・

 

解説も簡潔で分かりやすい。

昆虫の展示は、夥しい数の標本に辟易させられることを覚悟していたので、良い意味で裏切られた。

 

劣化感はあったけど・・自分で拡大して、鱗粉を見れるコーナーもあった。

 

解説はどれもが素晴らしい・・

この他にも、ボタンを押すと特徴的な虫の鳴き声が聞こえたり、昆虫目線での地球環境の考察や、ヘラクレスオオカブト等の大型甲虫の生体を拡大して見れたり、当地の昆虫等々・・

妙な危機感を煽るような誇張が無い解説には、違和感なく見入ることができた。

自然科学の根幹は、正しい観察と報告だと思う。

 

標本には解説は無く、実に特徴的なものが選りすぐられていた・・

キラキラ系・・

 

抜群に綺麗な、レテノールモルフォ・・

 

モルフォ蝶の仲間・・とだけ記されていた。突き刺さるような青色ではないけど、実に繊細に感じる・・

 

メガネトリバネアゲハ・・・実際に、飛んでいる姿を見てみたい。。

 

オサムシの仲間・・とだけ記されていた。翅の上の突起は何のためにあるのだろうか??

 

ゴライアスオオツノハナムグリ・・

 

ギフチョウもあった・・

 

続いて、チョウがたくさん舞う温室。

 

オオゴマダラ・・いきなり、顔の前を横切った。デカかった。。

解説によると、成体の寿命は、以前の調査では平均62日もあり、最長のオスは191日とあった。

 

ツマムラサキマダラ・・翅を閉じて止まるので、内側?の青い部分は、チラッとしか見えない。

温室内の最大数種。温室内で成虫にまで育つのもいるらしい・・

 

リュウキュウアサギマダラ・・

集結していた・・

 

シロオビアゲハ・・飛んでいると、翅の白い帯状の斑点が、不思議と綺麗に見えた。

 

ジャコウアゲハ・・

逆光&ローアングル、何枚チャレンジしたことか・・(笑)

チョウがたくさん舞う温室は、実に楽しかった。

 

マダカスカルオオゴキブリ・・に触れた(喜)

解説には、「触るとシューシューと鳴く」とあったけど・・鳴かなかった。

つるつるしたガラス面も登るので、逃げられないように飼育する必要があるらしい。

 

「G」コーナー

 

確かに、クワガタムシやカブトムシは匂う・・

 

ジャイアントウッドローチ・・

中央アメリカ原産。つるつるした壁は登れないので、飼いやすく、大型になるのでペットとしても人気だとか・・??

 

チリアンコモンタランチュラ・・手の平くらいの大きさに感じた。毒があり、噛まれると痛いらしい。。

 

他にも、南西諸島のバッタや、当地のバッタ等の展示があった。

この、トノサマバッタの飛翔姿は、実にきれいな標本に感じた・・

 

いゃぁ・・・楽しい展示だった。。

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石が泥に埋まる干潟の観察会へ行った・・

2023-10-19 21:49:09 | 

ガレキのようなコンクリート片からいろんなサイズの丸石が泥に埋まる海岸の観察会に参加した。

 

泥干潟にこんな石は無いよなぁ・・・と、スタッフに聞くと、、

その昔の大きな台風で壊れた堤防の残骸が泥干潟に残置された、自然界ではあまり見かけない環境らしい。

ぱっと見たところ、生き物の姿も少ない。

 

が・・干上がった地面をよく見ると、何だか小さな粒々がいっぱいある。。

 

どぉーんと拡大・・・

5mmに満たないくらいの粒々は、カワザンショウガイの仲間の巻貝で、たくさんいた。

写真は無いけど、この後の顕微鏡観察では、実に可愛らしい姿を見れた。数種類が確認されているとのこと。

 

カワザンショウガイの仲間は、タマキビのように水を嫌って石の上にいるわけではなく、泥の中も普通に這いまわっていた。

 

浅い潮だまりに、ヨコエビの一種、ドロクダムシの仲間が這いまわっていた・・

普段見るのは、顕微鏡で付着物の中に潜っている姿ばかりなので、こんなに綺麗なの?と驚く。

 

泥に埋まらない石の下に、イソコツブムシの仲間が密生していた。親と同じ姿の子供を産むフクロエビ上目だから、

大小の混在は、親子が一緒にいる感じか・・?

 

フジツボも少なかった。イソギンチャクは見つけられなかった。懸濁物食の付着生物は泥は苦手か?

 

至る所にカワザンショウガイ・・

ゴカイでもいるか?と、泥にスコップを入れようとしても石にあたって掘れない。

おそらく泥に住む生き物には石が邪魔で棲み家の孔を掘れず、岩礁に住む生き物には泥に体が埋まったり、棲み家の石の隙間が泥に埋まったりで、どちらにも厳しい環境に感じた。

プラスチックごみもさることながら、本来の場所にないこの持ち込まれた石やコンクリート瓦礫も人為的に撤去する必要があるのかもしれない。台風で壊れてから既に60年以上になるらしい・・

泥は本来は、流れのない所に溜まる。石は強い流れによって運ばれたり、露出したりする・・・

 

そんな中でも、生き物が作ったちょっと大きなアナがあった。

 

穴の中を覗いても、よくわからなかった・・

 

タカノケフサイソガニ・・一番たくさんいたカニ。

雄のハサミの間には毛の房がある。

 

ここで生まれたらしい、小さなモクズガニ・・・ワタリガニ類のような遊泳脚にはなっていないものの、第5歩脚を伸ばすよう特徴的な動きをする。

 

石が少ない泥浜部には、ヤマトオサガニがいた。

 

何とも不思議な形だ・・

 

潜望鏡のように水面から目が出る。これはメスで・・

 

ハサミが大きい、こちらはオスか?

 

水の中でカニを見ると、実に水の抵抗を受けないようなフォルムだと感じる。

 

ヒロクチカノコ・・イシダタミくらいの大きさがあり、肉眼で普通に巻貝と認識できる。

これは、よく這いまわっていた。

 

小さなシジミ・・・色合いから、ハマグリじゃないか?と本気で思った。。

 

ユビナガホンヤドカリ・・貝殻は何だろう?  

 

ヒモムシの仲間らしい。名古屋港水族館の大きなナンキョクヒモムシを見慣れているので、釣り餌のミミズよりも小さな姿に、ヒモムシだと思いつかなかった。。

 

これもスタッフが見つけたゴカイの仲間。

姿を見ていると、釣り餌のアオイソメに一番似ている気がする。

ゴカイの仲間を、ばっと、識別できるようになれるとはとても思えない。。

 

意外な、いろんな環境で、生き物観察会があることを知った。

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栗拾い

2023-10-09 17:34:33 | 日記

知人が管理をしている里山の栗拾いへ連れて行ってもらった。

 

栗林ではない、ただの雑木林の中。月に届く(訳はないけど・・)ような高い栗の木・・

 

一番高い所の実を、知人自作の特殊な道具で落として拾った・・・

実に大変な作業だった。。

 

棘は痛い・・5m以上ある高さから落ちるイガは凶器。やぶ蚊の集中砲火に、飛び交うオオスズメバチなど、危険に満ちた収穫だった。

 

靴で踏んで栗を取り出し・・

 

イガは根元へ。今季はこれで最後らしい・・

 

食べられそうな実が3個入っていた。知人によると、1個だけ大きなのが入っている方が良いらしい・・

 

一晩水に浸けて・・

 

皮むき・・部屋に甘い香りが漂う。。

 

専用道具は無いので、ニッパーやピンセットなどでやってみた。

 

殻剥きはさほどでもなかったけど・・

 

薄皮を剥ぐのは大変だった。

 

彫刻家?になったような作業だった・・(笑)

 

薄皮剥ぎは、これでもう、勘弁してくださいという感じだった。けど・・

 

栗ご飯は美味しくて、栗剥きを手伝ってくれた家族に怒られずに済んだ・・

(この程度でも・・)美味しいものをいただくことの大変さを再認識した。。

 

収穫時に出会った生き物なども・・・まずは、アオマツムシ。

 

ジョロウグモは背中の模様に個体差があることを知った。

 

紫外線の反射のせいか?、ピントが合い難かった。

 

正面・・目の配列が、真ん中が大きなハエトリグモと違って、端が大きく、真ん中は小さなのが4つだった。

 

小さな実は、芽が出てくれないかなぁ~と、水に浸け置いてみた。

 

栗剥きをやり終えて、図鑑を眺める雨の日も悪くないなぁ・・

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海大学 海洋科学博物館の続き‥

2023-10-08 17:17:19 | おすすめ?

コバンザメ・・

 

バックヤードの水槽の上から見た時は、普通に泳いでた。

 

オオニベ・・側線上の星のように光る部分がカッコイイ。この魚を見られただけでも来て良かったと思った。

 

バックヤードで、水槽の上から覗いた時・・・ちょっと怖かった。。

 

同じくらいの大きさの水槽が並び、駿河湾近海の魚たちが実にきれいに見えた。

 

バックヤードはこんな感じだった・・

 

ニベ・・よく、スーパーで買って、塩焼きにして、耳石を取り出した。

子供の頃は、魚屋で激安だったのを見て、魚釣りが道楽だと知った思い出の魚でもある・・

 

アカアマダイ・・こいつは高い。

 

イトヒキアジ・・水槽の中でさえも、銀色にキラキラする魚体が、水の中に保護色のように溶け込んで見える気がする。

 

シマイサキ・・こいつも珍しい魚じゃないけど、改めて見てみると、やや渋めの銀色肌のベースに不規則な黒い縞模様が、水槽内の壁面の岩の凹凸による明暗に溶け込んでいるように感じる。。

 

チャイロマルハタ・・と書かれていた。見たことも聞いたこともなかったけど、クエに劣らぬ美味らしい。

 

サクラダイ・・微妙に模様や色が違うものの、皆、キレイ。雌性先熟でこれも雌。

 

水槽全体・・赤い体色に白い斑点が雄。

 

バックヤードで上から見ると、みんな一緒に見える・・

 

駿河湾の深海標本コーナーには、水槽なんかいらない・・と思えるほど魅力的なのが多かった。

 

採集日が1987年!! マラドーナが伝説になった1986年メキシコワールドカップの翌年から標本になっているのか・・

 

オオタルマワシ・・・かつて、名古屋港水族館で生体を見た時は、小さくてどこが頭かも分からなかったけど、これはよくわかる。凄い!!

 

ヘダイ・・珍しくもない魚に見入る。

 

ヒイラギ・・子供の頃、ハゼの次によく釣った魚のような気がする。メゴチと並んでヌルヌルの魚体だけど、美味しいのでよく食べた。こんなに綺麗だったか・・?と見惚れた。

 

ネンブツダイ・・これは、釣れると悲しい系。。でも、熱帯魚のように綺麗な魚体だと見入った。

 

マツカサウオ・・動かないから、アップで写真に撮れた。

常在のバクテリアによって暗闇で顔が光ると、以前、名古屋市科学館で展示されていたけど、明るい写真では拡大しても分からないなぁ・・

 

バックヤードでは、すごく沢山寄ってきた・・近づいて来てくれるのは嬉しい。。

 

カゴカキダイ・・潮だまりでも見る身近な普通種。

小さなイソギンチャクを食べているとは・・知らなかった。

 

シロウニ・・正面のガラス面にくっ付いていていた。

吸盤の水管は棘と同じくらいの太さの点でしかなく、密度もまばらなことにちょっと驚く・・

水族館の生き物紹介?は終わりそうにないので、この辺にしておきます(汗・・)

 

水族館裏の真崎海岸。雲が無ければ、正面に富士山が見えるらしい・・

 

駿河湾らしい丸石浜で、貝殻などの漂着は殆ど無し。

 

清水港は、ボラが跳ね、足元を覗くと大きなクロダイが悠々と泳いでいた。

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海大学 海洋科学博物館(三保水族館)

2023-10-04 22:38:05 | 

まずは、先週の中秋の名月。満月を見るたびに、なんだか誇らしいような、ちょっと良いものを得たような気分になる。

月の出から間もない赤い満月を見れた時は「よし!」と小さくガッツポーズをしたくなるほどだけど、今回も見逃す。

 

先日は三保の東海大学海洋科学博物館へ行った。

富士山は雲に隠れて見えなかったけど、満月の景色も期待できそうな場所だった。

 

開館から50年が経ち、完全予約制の無料開放になっていた。

子供の頃にとても感動した聖地巡礼のような気分で、ちょっと緊張しながら入館した。

 

フエヤッコダイ・・とても近くて、大きくきれいに見えた。

狭い最初の展示スペース「きらきら☆ラグーン」だけで、1日過ごせそうな気分になった。

 

ニセフウライチョウチョウウオ・・どうでもいいけど自分は、黄色・白・黒の組み合わせに惹かれる気がする。

 

アカネハナゴイ・・最初は全部メスで、集団内で一番デカイ奴だけがオスになる。

ブレてるけど・・オレンジも捨てがたいか。。

 

テッポウエビ・・ハゼとの共生の展示。穴の中で、とても薄暗かったけど何とか撮れた。。

 

チビイトマキヒトデ・・・こんなにも小さなヒトデを海で見つけることはできないと思う。

体半分の腕が短いのは、真ん中から2つに分裂して成長しているところか・・?

 

カエルアンコウ・・頭上のエスカを盛んに動かしていた。わりとよく見る魚だけど、「おっ・・」と思う程、大きかった。

 

トラフシャコ・・シャコだとは思えない程大きかった。体長40cmを超える世界最大のシャコらしい・・

 

オニヒトデ・・棘には強い毒があるので触ってはイケナイ奴。。

 

マガキガイ・・「長く伸びた口でコケなどを食べる」と紹介されていた。水槽のお掃除屋さんか?

 

キイロサンゴハゼ・・いつも、写真を撮ろうとすると逃げられる。今回は隠れていたつもりの所だったか??

 

マンジュウイシモチ・・いつも水中で止まっているように感じる。不思議な模様と形だ。。

 

ゾウリエビ・・草履のような形が名前の由来らしい。。

 

キンセンイシモチ・・オスが口の中で保育するマウスブルーダー。

イカン・・このままでは最初の部屋の紹介だけで終わってしまう。。

 

カンパチ3匹・・その昔の釣り番組で、カンパチが釣れると「カンパ・カンパ・カンパ!!」と連呼する出演者がいたのを思い出す。

自分の写真ではまるで伝わらないけど・・ここの水槽は、とても魚がきれいに見える。特にどこにでもいるような銀色の魚体の美しさには見惚れる。

全国の水族館で働く人たちの最大派閥が、ここ東海大学海洋学部だとも聞く。

多くの水族館がここに似ることや、過剰なまでに国内に水族館ができたのも、ここの綺麗な魚に魅了された方が多かったからではないのだろうか・・?

 

この日は、知床のシャチ研究で有名な大泉宏教授をはじめとした4名の講演に、バックヤードツアーと貸し切り状態での水族館内見学がセットになっていた。

講演の内容もとても良かった。

葛西水族園の園長もされた西前館長も来館されており、短い挨拶があった。

正しい水産学の志を感じる方から発せられる言葉には、年齢を超えて引き込まれる強い引力のようなものを感じた。

 

シロワニ・・開館当時、国内一だった大型水槽の中をゆっくりと泳いでいた。

大きなサメだけど、2日に1回、サバとイカを食べるだけで、2005年の搬入時は1.5mだったと紹介されていた。

 

ラブカ・・実に見やすい標本だった。

 

リョウグウノツカイ・・・標本もとてもキレイだ。

 

駿河湾の深海魚コーナー

 

チョウチンアンコウ・・

 

ムネエソの発光模型・・

 

クマノミへの力の入れ方もすごかった。

 

クラウンアネモネフィッシュ・・ファイティングニモのモデル。

 

カクレクマノミ・・日本で普通に見られるこの種が、ニモにとても良く似ていたことが映画が流行った一因だったとか・・?

 

ボケボケですが・・何故か集結してきた。

魚はまだまだ紹介しきれていませんが・・これくらいにしておきます。。

 

太平洋側の海岸は風光明媚だった・・

 

バスで清水駅へ・・

 

清水駅からは富士山が見えた。

何でも2026年4月には、国内4番目規模の大型水族館が清水駅近くにオープン予定で、すでに運営事業者も決定済みらしい。

計画はころころと変わり、地元、駿河湾の生き物を展示するとされていたのが、深海生物は飼育が難しい・・映像での低予算化を検討で、東海大学 海洋学部との連携も未定だとか。。

 

正直、自分のような水族館好きでも、新しい、大きな水族館は、もう、要らないよなぁ・・と思う。

必要なのは、危ないモノや汚いモノ等が共存する、正しい自然と触れ合える場ではないのかなぁ・・・

 

以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする